コピーライティングのコツは、いかにして「これは広告かな?」と思わせずに、読者のニーズや心理を理解し、文章でうまく導線を作り知らないうちに購入ボタンを押しているという状態を作り出すことです。
購入までいたらなかったとしても、読者の心に残すことができればあなたのファンとなり、この先未来の見込客となる可能性があります。
だからこそ、WEBマーケティングを行う上ではコピーライティング力は重要な能力なのです。
ただ、能力というのは簡単に見に付くものではありません。
ではどうすればコピーライティングの技術が上達するのでしょうか?
必要なのは、一言で相手が興味を引く言葉を作ることです。
今回は専門的で難しい内容ではなく、初心者でも簡単にできて、強い言葉を簡単に作る方法を解説していきます。
目次(タップでジャンプ)
今日から使えるコピーライティングのテクニック
下記に紹介する方法は
『こんな方法あったんだ!伝え方が9割(著者:佐々木圭一)』で紹介されている方法です。
- プロも使う『サプライズ法』!ちょっとした言葉で相手の感情を動かす!
- スグ使える『ギャップ法』!強烈なキャッチコピーで相手の心を動かせ!
- 心に響く文章作り!「赤裸々法」で脳裏に焼き付いて離れない言葉を!
- 繰り返すだけのリピート法?相手の記憶に刷り込み、感情をのせる技術!
- む。これは聞かなきゃ!『クライマックス法』で相手の心をわしづかむ
サプライズ法
サプライズ法は伝える言葉に、驚きのワードを作る方法です。
- 「そうだ 京都、行こう」:JR東海
- 「あ、小林製菓」:小林製菓
- 「お、値段以上、ニトリ」:ニトリ
- 「俺は!海賊王になる!」:ルフィ
- 「ちょ!待てよ!」:木村拓哉 など
このように、ちょっとした驚きワードを入れることで、伝えたい言葉以上に相手に強い印象を与えることが可能です。
ギャップ法
ギャップ法はスタート地点を下げて、伝えたい言葉の意味に、ギャップを作ってあげる方法です。
あえて反対の言葉を入れることで、伝えたい言葉にインパクトを与えることが出来ます。
- 「これは私の勝利ではない。あなた方(民衆)の勝利だ。」:オバマ元大統領
- 「お前のためにチームがあるんじゃねぇ チームのためにお前がいるんだ!」:スラムダンク
- 「やられたらやり返す。倍返しだ!」:半沢直樹
- 「私は今日引退しますが、わが巨人軍は永久に不滅です」:長嶋茂雄
実は日本語だけではなく、世界中にある感動する言葉や名言もこのギャップ法で作られていることが多々あります。
赤裸々法
赤裸々法は言葉に体温を感じさせ、自分が言葉にしていて(書いていて)恥ずかしくなるくらいの、感情を言葉にのせる方法です。
- 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 【上を向いて歩こう(永六輔)】
- 息を切らしてさ 駆け抜けた道を 【終わりなき旅(Mr.Children)】
- 痛みに耐えてよく頑張った、感動した!【小泉純一郎】
- 朝、目が覚めると泣いていた【世界の中心で、愛を叫ぶ】
代表的なこれらの言葉は、人間味があってステキに感じませんか?
この赤裸々法は身体の一部を当てはめて文章を作っていく事で上手く作ることが出来ます。
👇詳しい作り方はこちらのページから確認してみてください👇
リピート法
リピート法は、言葉をリピートして聞かせることで、聞き手の記憶に刷り込むことが出来る方法です。
- どんなときも~どんなときも~ 僕が僕らしくあるために~(槇原敬之)
- まいにち~ まいにち~ ぼくらはてっぱんの~(およげたいやきくん)
- 桃太郎さん 桃太郎さん おこしにつけた(童話:ももたろう)
- 会いたくて 会いたくて 震える~(西野カナ)
私たちが子供の頃から耳にしている童話や歌には、実はこのリピート法がよく使われています。
使い方をマスターすることで、聞き手の脳に長期的に印象付けることも可能です。
クライマックス法
クライマックス法は、途切れかけた相手の集中力を戻し、あなたの話にもう一度食いつかせることが出来る方法です。
- ここだけの話ですが、~
- 今から話すことは内緒ですが、~
- 結論から先に話すと、~
- ポイントは3つです!1つ目は~
話や文章が長いと、人は『飽き』の感情が生まれます。そんなときに、このクライマックス法を使うことで、この先の話を聞かなければ損をしてしまうのでは?と思わせる効果があるのです。
「人の心理」を理解し伝え方を考える
言葉や文章の伝え方を良くするには「人の心理」を理解することが重要です。
人の心理は、考え方や感情に大きな影響を与え、最終的には「行動」にまで大きな影響を与えます。行動に影響を与えるということは、悪い言い方をすれば「行動を操作できる」ということです。
それほど、コピーライティングやマーケティングを学ぶ上では心理は重要な要素ということです。
また、人の心理をWEBマーケティングやセールスで利用することで、
- 今まで売れなかった商品が売れた
- 売り込みをせずに売れた
- 思っていたように行動してくれた など
良い結果をもたらしてくれます。
心理トリガー
心理トリガーとは『心を動かす引き金』のことです。
- 心理=メンタル(心)
- トリガー=引き金
心理トリガーは、顧客の購買心理に働きかけ、行動の「きっかけ」「決め手」になるように背中を押す心理的な仕掛けです。
→心理トリガーでマーケティングを制す!面白いほど商品が売れる秘訣!
行動心理
「購買行動の心理」や「人が行動する理由」など、なぜ人がその行動をするのか?を理解していきましょう。
- 購買行動の心理9段階を理解しマーケティングを制する!
- 悪用厳禁のカリギュラ効果とは?Webマーケティングを制する心理効果
- フレーミング効果をマーケティングで活用!心理学は最強の武器になる
- 『ピーク・エンドの法則×心理トリガー』でオンラインビジネスが急加速
行動心理を理解すれば、離脱を防ぐコピーライティング、想いのままに行動してもらえる文章を作ることができます!
心理欲求
人は欲求を満たしたいと考える生き物です。
人の欲求を理解することは、ユーザーの深い悩みや問題点を理解することにも繋がります。
そういった深い悩みを解決してあげる文章を書くことで、相手に伝わる文章や言葉を作っていくことができるようになります。
言葉の「伝え方」を工夫するのはもちろん大事なことですが、同時に「人の行動を促す行動心理や欲求」も理解しておくと良いでしょう。
伝え方が9割について最後に
今回紹介した『サプライズ法』『ギャップ法』『赤裸々法』『リピート法』『クライマックス法』の5つ方法を知ったことは、料理人の『基本レシピ5原則』を知ったのと変わりありません。
レシピ通りに料理を作ればおいしい料理を作れます。同時に、間違いも少なくなります。
この記事を読んでいるあなたは、少なからず『伝え方、言葉、文章、ライティング』に興味があるはずです。
そんなあなただったら、すでに、こんな伝え方どうだろう?などと頭で考えているのではないでしょうか?
是非5つの方法を使って、あなたのアレンジ(スパイス)を加えて、オリジナルの心に残る言葉(料理)を作ってください。