ブログ記事や広告のキーワード選定を行う際に、検索意図の意味は何となく分かるが、どのように活用したらいいかが分からないという方も多いはずです。
そこで当記事では、検索意図の分類とその使い方、調べ方を詳しく解説します。
キーワードの検索意図を理解して活用すれば、より成約に近いキーワードを選定できるようになるはずです。
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目次(タップでジャンプ)
検索意図の分類を知る重要性
検索意図とは、検索キーワード(クエリ)の裏に隠されているユーザーの思いを指しています。
具体的な事例としては、「四日市 病院」(Doクエリ)は、病院の場所を探し「通院したい」と考えていると分かります。
このように検索意図を知ることはWebマーケティング全般においてユーザー行動をどのように促すかを考える上で非常に大切です。
特にリスティング広告やSEO対策などの検索エンジンが直接関わるWeb集客では、検索意図が満たされているかどうかは、CVR(コンバージョンレート)などに直接影響します。
検索意図の4分類
検索意図は以下の4つに分類されます
- Goクエリ
- Doクエリ
- Buyクエリ
- Knowクエリ
それぞれ解説します。
Goクエリ
Goクエリは特定のサイトに訪れたいという検索意図を含むキーワードになります。
一般的に「指名検索」と呼ばれることも多く、特定のサービス名などをGoogleなどの検索エンジンで検索することが多いです。
たとえば、「楽天」や「Amazon」といった会社名・サービス名を入力すると次のようにサービスが最上位に表示されることが多いはずです。
このように特定のサイト・サービスを直接入力する検索語句はGoクエリと呼ばれます。
Doクエリ
Doクエリは検索結果を知って実際に「したい」とユーザーの意図をもった検索語句を指します。
たとえば、冒頭に示した「四日市 病院」であれば、『病院の場所を知って実際に行きたい』、その他にも「キーワード選定」という語句であれば、『キーワード選定をして実際に選定してみたい』という意図が含まれます。
このようにDoクエリは「〇〇を知って△△したい」というニーズがあるキーワードです。
また、後ほど紹介するKnowクエリとDoクエリの一部のキーワードは検索意図が重なりやすいという特徴もあります。
Buyクエリ
Buyクエリは「商品・サービスを購入したい」というユーザーニーズがある検索語句を指します。
具体的な事例としては「パソコン おすすめ」や「広告運用代行」などのキーワードがBuyクエリといえます。
実際に「パソコン おすすめ」のキーワードで検索してみると、上記画像のように各ECサイトが販売しているパソコンの広告が並びます。
このようにBuyクエリは直接購入に結びつくキーワードになるので、問い合わせなどを増やしたい方は最初に対策することをおすすめします。
Knowクエリ
Knowクエリは「知りたい」という検索意図を含むキーワードです。
Knowクエリは非常に幅広く、「ダイエット 方法」「勉強 仕方」「スタバ 歴史」などの検索語句を指します。
仮に「ダイエット 方法」と調べると以下のような「関連する質問(よくある質問)」が表示されます。
このように「〇〇するにはどうしたらいいですか?」といった質問が多くあるキーワードはKnowクエリと判断して良いです。
検索クエリの3分類
検索クエリには以下の3分類があります。
- ナビゲーショナルクエリ
- インフォメーショナルクエリ
- トランザクショナルクエリ
詳しく解説します。
ナビゲーショナルクエリ
ナビゲーショナルクエリは、特定のサイトに訪れたい意図を持ってユーザーが検索したキーワードです。
検索意図の中のGoクエリと親和性が高く、ほとんどのユーザーが検索したナビゲーショナルクエリとGoクエリは重なります。
インフォメーショナルクエリ
インフォメーショナルクエリは、複数のサイトから情報を調べたいという意図を持ったキーワードです。
検索意図の中のKnowクエリと親和性が高く、Doクエリとも一部重なる部分があります。
トランザクショナルクエリ
トランザクショナルクエリは、商品・サービスの購入をしたいという意図を持ったキーワード群です。
検索意図の中のBuyクエリ・Doクエリと親和性が高く、先ほど紹介した「パソコン おすすめ」もトランザクショナルクエリになります。
検索意図や検索クエリを調べる方法
検索意図や検索クエリを調べる方法の一例は次のとおりです。
- ラッコキーワードなどのキーワードツールを活用する
- ひと目見て分からないキーワードを都度検索する
- 1ページ目のページ分類を見て検索意図や検索クエリの分類を推定する
それぞれ解説します。
ラッコキーワードなどのキーワードツールを活用する
ラッコキーワードなどのキーワードツールを活用することで、ユーザーが検索したことのあるキーワードが一覧になって表示されます。
キーワードツールは細かい検索語句まで表示されるので、エクセルファイルなどに抽出し、必要に応じて分類分けなどを行い検索がしやすいようにしておくと次の作業がスムーズに進みます。
ひと目見て分からないキーワードを都度検索する
検索意図や検索クエリはひと目見ただけで判断がつくものが多いです。
たとえば、「〇〇 おすすめ」といったキーワードであれば、Buyクエリやトランザクショナルクエリに分類される傾向にあると読み取れます。
ただ、一見するとKnowクエリに見えているにもかかわらず、DoクエリやBuyクエリに属するキーワードもあるのが事実です。
ユーザーの検索意図と異なったコンテンツを作成しないためにも、活用するキーワードは細かく確認しましょう。
1ページ目のページ分類を見て検索意図や検索クエリの分類を推定する
ひと目見て分からないキーワードも、1ページ目のページ分類を見れば一目瞭然です。
というのも、1ページ目にはユーザーニーズが色濃く反映され、一番ニーズが高いページ分類がされるからです。
たとえば、「〇〇 おすすめ 業者」と調べると、業者の一覧が表示されるので、BuyクエリかDoクエリに近いと判断できます。
このようにニーズが分からないキーワードは実際に検索してみて、1ページ目での判断をしてみましょう。
検索意図の分類まとめ
今回の記事では検索意図の分類を解説しました。
検索意図には4種類ありますが、ユーザーニーズを適切に分類しコンテンツに落とし込むことで、CVRや問い合わせ率を改善できます。
リスティング広告やSEO対策は検索意図の分類が色濃く反映されるWeb施策なので、細かく見ていくことをおすすめします。
当社では広告運用における成功事例を以下のページで配信しているので、気になる方は見てみてください。
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