オウンドメディアの目指すべきPV数の目安とは?多ければ良いというものではない!

オウンドメディアの目指すべきPV数の目安とは?多ければ良いというものではない!

オウンドメディアの運用上、どれくらいのPV数が最適なのだろう?PV数の目安を知りたい!、と考えている方も多いはずです。

オウンドメディアは問い合わせを獲得するために重要な集客経路で、しっかりPV数を伸ばしていきたいとお考えの方も多いはずです。

当記事ではオウンドメディアにおける目指すべきPV数や算出方法を詳しく解説します。

オウンドメディア

企業が自社で保有するメディアのこと
ホームページなどのウェブサイトや自社ブログを指す場合が多い

この記事の読み方

 

PV数の目安を知る前に

PV数の目安を知る前に
用語説明
PVユーザーがどれだけのページ数を閲覧したかを示す数値
UU1サイトに何人のユーザーが流入したかを示す数値
セッション数1ユーザーが何回サイトに訪れ離脱したかを示す数値

PV数とは、ページビュー数の略語であり、全ユーザーがどれだけのページを閲覧したかを示す指標です。

仮に1ユーザーが3ページを閲覧したのなら3PVとなるため、PV数=ユーザー数とはならない点に注意してください。

また、セッション数とも混同されがちですが、セッション数はあるユーザーがWebサイトに訪問し、離脱した数です。

仮に1ユーザーがWebサイトに1日に2回訪問したとしたら、セッション数は2回となります。

このようにPV数とその他の用語には明確な違いがあるため覚えておきましょう。

オウンドメディアのPV数の目安は3,000PV〜

オウンドメディアのPV数の目安は3,000PV〜

Webサイトの中でもオウンドメディアが目指すべきPV数は3,000PV〜となっています。

オウンドメディアではないサイトだと1万PVは少ないほうになりますが、事業会社のPV数は多い必要はありません。

 

その理由を以下の内容に沿って解説します。

  • オウンドメディアのPV数は多くなくても良い
  • 流入数(UU数)とPV数の倍率を必ず確認する
  • オウンドメディアで3,000PVあれば10件の問い合わせは発生する

 

オウンドメディアのPV数は多くなくても良い

先ほどもお伝えしましたが、オウンドメディアのPV数は3,000PV〜を目指すことがファーストステップになります。

というのも、オウンドメディアで1件でも問い合わせが発生すれば数万円以上の契約に発展する可能性が高いからです。

たとえば、サイト制作の問い合わせであれば、少なくとも10万円〜の契約になります。

このようにオウンドメディアでは1件あたりの契約金額が高いので、PV数自体は少なくても売上に繋がります。

 

流入数(UU数)とPV数の倍率を必ず確認する

流入数(UU数)とPV数の倍率は必ず確認してください。

比率としては【流入数(UU数):PV数=1:1.5】がメディア運用が上手く回っている証拠です。

仮に1,000流入(UU数)があったとすると、PV数は1,500PV程度あると良い数値と言えます。

もちろん絶対に上記の比率を達成すれば良いという訳ではなく、あくまで問い合わせを発生させるための指標の1つとして扱ってください。

 

オウンドメディアで3,000PVあれば10件の問い合わせは発生する

オウンドメディアで3,000PVほどがあれば10件の問い合わせは発生します。

3,000PV÷1.5=2,000流入(UU数)という数値が出てくるとともに、問い合わせは流入数(UU数)の0.5%程度になるからです。

仮に2,000流入(UU数)があれば問い合わせ数は10件になります。

ただ、5件を下回るようであれば、オウンドメディア内の設計に問題がある、もしくは流入しているキーワードに問題がある可能性が高いです。

 

オウンドメディアのPV数を調べる方法

オウンドメディアのPV数を調べる方法

オウンドメディアのPV数を調べるにはGoogle Analytics(GA4)を活用するようにしてください。

オウンドメディア全体のPV数を確認するには、「レポート→エンゲージメント→概要」を調べるとすぐに分かります。

アナリティクス

これについては以下の記事が参考になりますので、ぜひご覧ください。

 

オウンドメディアのPV数の数値目標を立てる方法

オウンドメディアのPV数の数値目標を立てる方法

オウンドメディアのPV数の数値目標を立てる方法は次のとおりです。

  • コンバージョンレート(CVR)から設定する
  • 目標売上高から算出する
  • 競合サイトの情報を取得する

それぞれ解説します。

 

コンバージョンレート(CVR)から設定する

CVRから数値目標を立てる方法があります。

CVRとは問い合わせ数をPV数で割った数値であり、3,000PVで10件の問い合わせであれば、約0.3%という数値が出てきます。

オウンドメディアにおけるCVRの平均値は0.3〜0.5%なので、目標問い合わせ数が10件であれば次のように計算します。

10件÷0.3〜0.5%=約2,000〜3,000PV

このように計算すると目標PV数が割り出せ、必要な流入数も同時に算出できます。

 

目標売上高から算出する

目標売上高から算出する

目標売上高から算出する方法もPV数の数値目標を立てる方法としてあります。

CVRから数値目標を立てた方法を応用して、まず売上目標と問い合わせ対契約獲得率を算出しましょう。

仮に1件の契約で10万円の売上が確保できるとして、問い合わせの20%を契約でき、売上目標が20万円とすると月間で2件の契約獲得が必要です。

 

また、問い合わせの20%が契約に至るので目標問い合わせ数は2件÷20%=10件となることが分かります。

とすると、先ほどの計算式と同様にして

10件(目標問い合わせ数)÷0.3〜0.5%(平均CVR)=約2,000〜3,000PV

上記のように算出できます。

計算式は少し複雑ですが、CVRから算出するよりも目標売上高から算出するほうがより現実的な数字になるはずです。

 

競合サイトの情報を取得する

ツールを活用して競合サイトの情報を取得することでも、目標PV数を算出できます。

自社オウンドメディアの分析はGoogle Analytics(GA4)で可能ですが、他社サイトの分析は有料ツールを活用するようにしてください。

Simillar WebやSemrushなどの有料ツールがおすすめですが、利用料金も高いためまずは自社内で目標数値を立てることを意識してください。

 

オウンドメディアのPV数増加によるメリット

オウンドメディアのPV数増加によるメリット

オウンドメディアのPV数増加によるメリットの一例を示すと以下のとおりです。

  • 売上アップに繋がる
  • 反応のあるコンテンツが分かる
  • ユーザーニーズが深いところまで分かる

それぞれ解説します。

 

売上アップに繋がる

オウンドメディアのPV数増加による単純効果として売上アップがあります。

適切なキーワード選定で問い合わせに直結する流入が増えると、徐々に問い合わせ数が増加するはずです。

もちろんすぐに売上に反映される訳ではありませんが、新規集客を半自動化でき問い合わせを待つだけという状態を作り出せます。

 

反応のあるコンテンツが分かる

どのページがどれだけ見られているかをGoogle Analytics(GA4)上で分析すると、反応のあるコンテンツを自身で探し出すことが可能です。

反応のあるコンテンツを見つければ、それと同様のコンテンツを横に展開すれば問い合わせ数が増加し、売上アップに直結します。

 

たとえば、ある商品から問い合わせが多いなら、同様の商品を開発し販売ページを作成すれば売上が上がることはイメージしやすいはずです。

このようにPV数が増加すれば反応のあるコンテンツがすぐに分かり売上アップに繋がります。

 

ユーザーニーズが深いところまで分かる

反応のあるコンテンツからユーザーニーズを分析することで、どのような商品・サービスにどのようなニーズがあるのかも分析できます。

PV数が増加すると「どのページがどれくらい見られているか」が可視化しやすくなり、ニーズもはっきりと分かるはずです。

このデータを活用し、商品・サービスの開発をすれば、当然反応のあるものができやすくなります。

 

オウンドメディアのPV数を増加させる方法

オウンドメディアのPV数を増加させる方法

オウンドメディアのPV数を増加させるためには、以下の方法がおすすめです。

これらの方法は各ページに詳細な記事を掲載しているので、気になる方は確認してみてください。

 

なお、各対策内容の代表記事は以下になるので参考にしましょう。

 

オウンドメディアのPV数が増加しない理由

オウンドメディアのPV数が増加しない理由

オウンドメディアのPV数が増加しない理由の一例は次のとおりです。

  • 記事コンテンツが十分に揃っていない
  • 被リンク対策が十分でない
  • コンテンツの導線が整っていない

それぞれ解説します。

 

記事コンテンツが十分に揃っていない

PV数を増加させるためには記事コンテンツを用意し、SEO対策をする必要があります。

必ずしも記事コンテンツは必要ではありませんが、PV数増加を目指すのであれば優先事項と言えます。

仮に記事コンテンツが揃っていないのであれば、3,000〜5,000字程度で専門的な内容を記事化することを意識してください。

 

被リンク対策が十分でない

オウンドメディアはできるだけ被リンク(バックリンク)をもらうように営業を行いましょう。

事業会社であれば他の会社からリンクの提案を受けることもあるので、問題がなければできる限り応じるようにしてください。

もちろん被リンクの掲載をすると問題になるようであれば、断ることも重要です。

 

コンテンツの導線が整っていない

PV数増加にはコンテンツの導線が整っていることが前提になります。

コンテンツの動線とは内部リンクのことで、新着コンテンツや人気のコンテンツなどをユーザーの目の見える位置にしておくことが大切です。

コンテンツの導線を整えることは、PV数増加に直結するため対策を必ず行いましょう。

 

PV数をKPIとする場合の落とし穴と注意点

PV数をKPIとする場合の落とし穴と注意点

PV数をKPIとする場合の落とし穴と注意点は次のとおりです。

  • PV数は「質」を伴わないと意味がない
  • KPI設計においてはCVやCVRとのセットで考えるべき
  • トラフィックの質を測る視点を持つことが重要
  • PV数に振り回されないコンテンツ戦略を

それぞれ解説します。

PV数は「質」を伴わないと意味がない

PV数はあくまでページが閲覧された回数であり、その中身の質や目的達成度とは関係ありません。

単にSNSなどで話題になった記事が一時的にPVを稼いでも、問い合わせや資料請求といった成果につながらなければ、ビジネスとしての価値は低いままです。

実際に、あるBtoB企業では「お役立ちノウハウ記事」がバズり、1万PVを記録したものの、問い合わせはゼロという結果になりました

KPI設計においてはCVやCVRとのセットで考えるべき

PV数はあくまで途中の数値です。

KPIとして設定する場合には、最終成果であるCVや、その割合を示すCVRとセットで確認する必要があります。

たとえば、3,000PVで10件の問い合わせがあるメディアは、10,000PVで2件しか問い合わせがないメディアよりも成果効率が高いといえます。

PV数に加えて「何をもって成功とするか」を数値で明確に定義することが重要です。

トラフィックの質を測る視点を持つことが重要

PV数だけでなく、直帰率・平均滞在時間・セッションあたりのページビュー数など、トラフィックの質を示す指標にも注目すべきです。

たとえば、滞在時間が10秒以下のユーザーが多ければ、たとえPV数が多くても内容に興味を持たれていない可能性があります

SEOで上位表示されていても、検索意図と記事内容がズレている場合、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。

PV数に振り回されないコンテンツ戦略を

PV数だけを追うあまり、コンバージョンに結びつかない「集客特化型の記事」ばかりを量産してしまうケースがあります。

オウンドメディアでは、「アクセスを集める記事」と「CVに直結する記事」をバランス良く設計することが必要です

たとえば、課題解決に特化した比較記事や導入事例記事はPVは少なくてもCVRが高くなりやすいです。

指標を見極めて、目的に応じた記事戦略を構築しましょう。

PV数目安まとめ

PV数目安まとめ

今回の記事ではPV数の目安をまとめました。

オウンドメディアは事業会社が問い合わせを獲得するために作成するサイトなので、初期段階でのPV数は3,000PV程度を目指せば問題ありません。

それよりもキーワード選定や問い合わせに直結するLPの作成などをしっかりと行い、少ないPV数でも問い合わせ獲得ができるようにしてください。

なお、LPの作成方法は以下のページで説明しているので、気になる方は見てみてください。

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