Facebook&Instagram「広告ライブラリ」とは?使い方や注意点を解説!

Web広告運用をしていると、新しいクリエイティブを考えて流行りの運用方法を調べたり、競合他社がどのような運用をして、どんなランディングページを使っているのかなど、調査することが多々あるはずです。
リスティング広告であれば、調べたいキーワードで検索をして競合他社の広告を見ることもできるのですが、ディスプレイ広告やSNS広告では見たいタイミングで広告が見つかりません。
そんな時に使えるのが「Facebook&Instagramの広告ライブラリ」です。
FacebookとInstagram広告限定にはなりますが、競合他社の広告を簡単に調査できるので、広告運用者であれば必ず覚えておきましょう!
Facebook&Instagram広告で「1リスト400円台」で集客できているので、そこまで届いていない人には参考になるはずです。データはこちらをクリックで表示されます!
そもそもFacebook広告の出稿方法や初期設定が分からない方は、先に下の記事から読み進めてくださいね!
→Facebook広告のやり方!初心者必見スタートアップ完全マニュアル!
Facebook&Instagramの広告ライブラリとは?
広告ライブラリ
広告の透明性を高めるため、広告ライブラリでは現在Metaのテクノロジー全体で掲載されている広告すべてを含む検索可能な総合コレクションを提供しています。
上記引用をもう少し分かりやすく説明すると「広告の透明性を高めるために、広告ライブラリで全ての広告を検索・閲覧できるツール」と言うことです。
全てと言うのは、Facebookだけに限らずInstagramやAudience Network、Messengerを含めた、配信中のすべての広告です。
そのため、冒頭で説明した競合他社の広告クリエイティブや動画、ランディングページなどを調査することが可能なのです。
ちなみに、継続的に出稿されている広告は「成果が出ているから継続的に広告を出している」とも考えられます。そのため、初めて広告を出稿するなら、広告ライブラリを使ってリサーチをしてから自分の広告を作るようにしてみましょう。
ゼロから自分で考えて作るよりも、結果が出やすい広告を作ることができるはずです。
Facebook&Instagramの広告ライブラリで調査できる情報
広告ライブラリで確認できるのは大枠で2つです。
- 広告主の現在出稿している広告の情報
- 広告主のFacebookページの情報
広告主の現在出稿している広告の情報
現在出稿されている広告の情報を細かく確認できます。
もちろんコンバージョン数やクリック数などの「結果」は分かりませんが、それ以外の情報はかなり詳しく知ることができます。
- ①広告の掲載開始日
- ②広告を配信しているプラットフォーム(Facebook、Instagram、Audience Network、Messenger)
- ③広告タイプ(リード獲得広告、カルーセル広告、)
- ④広告クリエイティブ(画像・動画・テキスト)
- ⑤広告のリンク先(ランディングページなどWebサイト)
上の画像の③「広告の詳細を見る」を開くと、広告クリエイティブが画像なのか、それとも動画やカルーセルなのか、などの広告タイプまで確認できたり、⑤「ダウントード」や「詳細はこちら」などをクリックすると、ランディングページやWebサイトを確認することができます。
広告主のFacebookページの情報
広告の情報とは別に「Facebookページの情報」も確認することができます。
→Facebookページとは?作成してInstagramアカウントと連携させる方法
- Facebookページの名前、ユーザーネーム、いいね!の数、業界(業種)
- Facebookページ名の更新回数、Facebookページの作成日 など
より詳細を確認したい場合は、「ページに移動」をクリックして、実際のFacebookページに移動することも可能です。
広告ライブラリの使い方!競合調査する2つの方法
ここからは広告ライブラリの使い方、競合調査をする方法を説明していきます。方法は2つで、
- ①広告ライブラリの管理画面から調査する
- ②Facebookページから調査する
一つずつ詳しく説明していきます!
①広告ライブラリ管理画面から調査する方法
- Meta広告ライブラリにアクセスします。
- ①「日本」を選択します。
- ②「すべての広告」を選択します。
- ③「調べたいキーワード」を入力します。
※例)化粧品関連の広告を調べたい場合は「化粧品」などのキーワードを打ち込みます。
- 入力したキーワードに関連する広告が一覧で表示されます。
②Facebookページから調査する方法
「Facebookページから調査する方法」は、コトバの通り、「調査したい競合のFacebookページから調べる方法」です。
タイムラインで気になった広告が流れてきた場合は、この方法でチェックしてみましょう。
- まずは調査したい競合のFacebookページを開きます。※アイコンや名前をクリックしてFacebookページを開きます。
- Facebookページのサイドメニューに「ページの透明性」の項目があるので、「すべて見る」をクリックします。
- 「ページの透明性」が表示されるので、「広告ライブラリへ移動」をクリックします。
- 競合が現在掲載している広告が一覧で表示されます。
Facebook&Instagramの広告ライブラリを使う際の注意点
広告ライブラリを使う際に注意すべき点は、
- 確認できる広告は配信中のアクティブな広告だけ
- 広告ライブラリに反映されるに最大24時間がかかる
- 成人向け広告を確認する場合はログインが必要
- 社会問題、選挙または政治に関連する広告
一つずつ詳しく説明していきます!
確認できる広告は配信中のアクティブな広告だけ
基本的には「配信中のアクティブな広告」しか閲覧できません。
そのため、気になる広告があった際は、できるだけその場で広告ライブラリを活用してチェックし、スクリーンショットなどを活用して、後々見返せるスワイプファイルを作っておきましょう。
※スワイプファイルとは「参考にする制作物を集めたファイル」のこと。
広告ライブラリに反映されるまでに最大24時間かかる
出稿された広告が広告ライブラリに反映されるには最大24時間かかります。
チェックした広告が広告ライブラリに表示されない場合は、出稿したばかりの広告という可能性があるので、少し時間を空けて確認するようにしましょう。
また、広告の内容(画像やテキストなど)を変更した場合も、24時間以内に反映されます。
成人向け広告を確認するにはログインが必要
アルコール、ギャンブルなど年齢制限がある「成人向け広告」では、広告を確認するには成人者のアカウントでのログインする必要があります。
社会問題、選挙または政治に関連する広告
社会問題、選挙または政治に関連する広告に関しては、アクティブではない広告も検索が可能です。
選挙妨害の防止のため、弊社では透明性の確保に注力しているため、広告ライブラリでは広告代金を支払った人、支払い金額の範囲、リーチした利用者層などの追加情報も提供しています。これらの広告は、広告ライブラリに7年間保存されます。
Meta広告ライブラリレポートを使用することで、政治問題、選挙または政治に関連する広告のデータの検索、絞り込み、ダウンロードが行えます。
全体の合計消化金額のほか、広告主ごとの消化金額、地域別の消化金額をチェックできます。
Facebookの広告ライブラリの使い方や競合調査について最後に
今回は、Facebookの広告ライブラリの使い方や、競合が出稿している広告の調査方法、注意事項などを説明しました。
私自身、現役でWeb広告の運用をしているので、広告ライブラリを活用して、最新の市場動向やトレンドを追いかけながら、多くの広告を分析し、より良い広告を作るために日々テストを行っています。
日々のテストをしている結果、Facebook広告では1リスト400円代の超低単価でリストを集めることができていますし、色々な業種のクライアントをサポートしてきたので経験も多いです。
大企業の広告代理店とは違う、「小さな企業が勝ち抜くための“活きたWeb広告運用”」を実践しながらお伝えしているので、Web広告の運用に興味があれば、まずはこちらの「すぐ集まる!Web集客の教科書」を確認してみてください!
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