Clarity(クラリティ)のクリックマップで分析する方法!スクロールマップと連携しよう!

Clarity(クラリティ)のクリックマップで分析する方法!スクロールマップと連携しよう!

クラリティのクリックマップで分析をし、コンテンツの改良を行いたいが、どのようにすれば良いかが分からない、と悩んでいる方も多いはずです。

当記事ではクラリティのクリックマップを活用して分析する方法を詳しく解説します。

この記事の読み方

Clarity(クラリティ)のクリックマップで分析する方法

Clarity(クラリティ)のクリックマップで分析する方法

クラリティのクリックマップで分析する方法の一例は以下のとおりです。

  • 前提の準備
  • ページビュー(PV)数を確認する
  • 全体のクリック数を確認する
  • コンバージョンにつながるクリック数を確認する

それぞれ解説します。

前提の準備

クラリティのクリックマップではコーディング(HTML)要素の「p」もしくは「class」指定された文言が計測する値の名称になるため、クリックマップで計測したい要素には必ず要素の名前を加えるようにしてください

「class」指定がそのまま反映されると、どこのボタンがクリックされた値なのかが分かりづらくなる例

上記画像のように「class」指定がそのまま反映されると、どこのボタンがクリックされた値なのかが分かりづらくなります。

そのため、できるだけ分かりやすい指定を行うようにし、必要であればコーディングのやり直しも検討してください

ページビュー(PV)数を確認する

クリックマップではどれだけの割合で要素がクリックされたかを計測することが大切なので、分母となるPVの値を確認することが大切です。

確認方法の手順を示すと以下のとおりです。

まずダッシュボード上のヒートマップをクリックし、

ダッシュボード上のヒートマップをクリック

URLを入力するかPV(ページビュー)数が多い人気のあるページを選択します。

URLを入力するかPV(ページビュー)数が多い人気のあるページを選択

この画面でもPV数は確認可能ですが、より詳細なデータはクリックマップを活用したほうが良いです。

「タップ」「スクロール」の箇所から「タップ」を選択

画面左上の「タップ」「スクロール」の箇所から「タップ」を選択してください。

基本的にスマホユーザーが多いため、左のデバイス表記はスマホを選択しておけばOKです(ただし業種・業態で使用するデバイスは異なります)。

そこから画面左下に

スマホユーザーの全体PVは33PVであることが分かる

上記の数字が表示され、スマホユーザーの全体PVは33PVであることが分かります

全体のクリック数を確認する

スマホユーザーの全体PVは33PVであることが分かる

先ほどの画像の右の数値を確認すると、「39タップ(クリック)」と表示されているので、全体のクリック数は39と計測可能です。

また画面左部分には要素ごとのクリック数も表示されているので、詳細な分析をする際に活用してください。

画面左部分には要素ごとのクリック数も表示されている

コンバージョンにつながるクリック数を確認する

画像で示した現状のコンテンツでは、コンバージョン(問い合わせ)に直接つながるクリック数は以下の項目です。

  • 公式LINEへのクリック:1件
  • 問い合わせフォームへのクリック:1件

PV数が39に対してコンバージョンにつながるクリック数は2件になるのでおよそ5%の反応率があると推定できます。

PV数が39という低い数値のため振れ幅も大きくなりがちですが、コンバージョンにつながるクリック数は少なくとも3〜5%程度を基準としてください。

Clarity(クラリティ)のクリックマップで分析結果を改善する方法

Clarity(クラリティ)のクリックマップで分析結果を改善する方法

クラリティのクリックマップで分析結果を改善する方法の例は以下のとおりです。

  • ページビュー数に対してクリック数が低い場合
  • コンバージョンにつながるクリック数がほとんどない場合

詳しく解説します。

ページビュー数に対してクリック数が低い場合

ページビュー数に対して、そもそものクリック数が少ない場合には、UI・UXが整っていないと考えられます

グローバルメニューや料金表などのページはかなりクリックされやすい部分なので、流入があるのにクリックされないのならデザイン崩れなどがあるかもしれません

コンバージョンにつながるクリック数がほとんどない場合

コンバージョンにつながるクリック数がほとんどない場合の改善方法を考える際には、次のように2点に場合分けできます。

  • CTRが低くても問い合わせが発生している場合
  • CTRが低く問い合わせ数も少ない場合

それぞれを場合分けしてお伝えします。

CTRが低くても問い合わせが発生している場合

コンバージョンにつながるクリック数(CTR)が低く問い合わせが発生している場合には、サイト内のコンテンツをユーザーが回遊して問い合わせが発生していると考えられます

たとえば、料金ページや商品・サービスページへのクリックが多く発生している場合には、この傾向が強いです。

そのため、大きくコンテンツの方向性を変えずに、細かな調整をすることでクリック率やコンバージョン率は高まっていきます

CTRが低く問い合わせ数も少ない場合

一方でクリック率も低く問い合わせ数も少ない場合には、コンテンツの方向性から変更を加えなければならない可能性もあります。

また、商品・サービスがユーザーニーズと合致していない場合には訴求方法を変更しなければならないかもしれません。

もちろんデザイン崩れなども考えられますが、商品力があるとCTRが低くとも問い合わせ数は一定あるので、抜本的な改革が必要になる可能性のほうが高いです。

Clarity(クラリティ)クリックマップの分析方法でよくある質問

Clarity(クラリティ)クリックマップの分析方法でよくある質問

クラリティのクリックマップの分析方法でよくある質問の一例は以下のとおりです。

  • PV数に対するクリック率の平均を教えてください
  • フローティングバナーのクリック数が見えにくい
  • よくある質問などの項目は必要ですか?

簡潔に回答します。

PV数に対するクリック率の平均を教えてください

コンバージョンにつながるクリック率の平均はおおよそ3〜5%と考えてください。

フローティングバナーのクリック数が見えにくい

フローティングバナーのクリック数はクラリティ上でも見えにくいため、HTMLの「class」指定で分かりやすい名前を付けておくことをおすすめします。

よくある質問などの項目は必要ですか?

問い合わせにつながるクリック(アクション)を起こしやすいユーザーは、よくある質問などの項目を詳しく見る傾向が高いです。

良いコンテンツの場合、よくある質問のクリック数は高く、多くのユーザーが商品・サービスの購入まで考えていると判断できます

Clarity(クラリティ)クリックマップの分析まとめ

Clarity(クラリティ)クリックマップの分析まとめ

今回の記事ではクラリティのクリックマップの分析方法を解説しました。

クリックマップから読み取れる情報を活用すると、デザイン崩れやそもそも商品・サービスがユーザーニーズと合致していない可能性など複数の問題点を検証可能です。

クラリティを活用すれば、Web広告などの改善にも役立つので、ぜひ次のページの成功事例とあわせて活用してみてください。

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