Clarity（クラリティ）を活用したUI・UX改善方法を解説！
クラリティを活用してUIやUXを改善したいが、どのような方法があるのだろうか、と気になっている方も多いかもしれません。
クラリティは無料で活用できる高性能なヒートマップツールのため、活用法を学べばサイトや広告の運用に成功する確率は格段に上がります。
当記事はクラリティを活用したUI・UXの改善方法を中心に解説します。
ちなみに、クラリティの導入方法や活用方法、プランの違いはこちらの記事で解説しています。
- >>Clarity（クラリティ）を活用したUI・UXの改善方法を知りたい方
Clarity（クラリティ）を活用したUI・UXの改善方法へ - >>UI・UXを改善しなければならない要因が気になる方
UI・UXを改善しなければならない要因へ
Clarity（クラリティ）を活用したUI・UXの改善方法
クラリティを活用したUI・UXの改善方法の一例は以下のとおりです。
- 各種の数値の意味を知る
- 各種数値で改善するポイントを知る
- 改善を実行し検証する
それぞれ解説します。
改善方法1.各種の数値の意味を知る
改善方法を知る前に各指標の意味を確認しておきましょう。
- デッドクリック
- イライラしたクリック
- クイックバック
クラリティでは上記画像のように改善すべき数値がダッシュボード上で確認できます。
それぞれの意味を知ることでどのような改善ができるかが分かります。
以下で詳しく解説します。
デッドクリック
デッドクリックとは、「クリックしたにもかかわらず、反応が何もなかった」クリックのことです。
たとえば、クリエイティブ上で「〇〇の特典をプレゼント」と記載しているのに、クリックしてもリンクが貼られていなければデッドクリックとなります。
イライラしたクリック
イライラしたクリックは「クリックしようとして何度もクリックをした」クリックのことを指します。
イライラしたクリックになりやすいのは、デザインが表示崩れなどで正常に機能していないことが多いです。
仮にボタンを配置しているのに、表示崩れなどでクリックしても正常に動作しない場合には、イライラしたクリックとなりやすいと考えてください。
クイックバック
クイックバックは一般的にすぐに離脱したユーザーの割合を指します。
サイトの内部対策として、サイトスピードを速くすることを意識したり、ファーストビュー（FV）をユーザーニーズに合ったものに変更することでクイックバック率は下げられます。
主な改善ポイントとしては、サイトスピードのアップとファーストビューがユーザーニーズと合っているかを確認することです。
改善方法2.各種数値で改善するポイントを知る
基本的な各種数値で改善すべきポイントを一覧表にまとめると以下のとおりです。
| 数値 | 改善項目 |
|---|---|
| デッドクリック | リンク切れなどが起こっていないかを確認し、クリエイティブの変更などを行う |
| イライラしたクリック | 主にCSSやJavascriptなどのデザインに関するコーディングが上手く作動しているかを確認する。FirefoxやChrome、Safariなどのブラウザごとの挙動も確認する。 |
| クイックバック | ユーザーニーズとファーストビューが合っているかを確認する。サイトスピードが既定値以内に入っているかも確認する。 |
それぞれの改善ポイントを確認したら、主にエンジニアやデザイナーの方と一緒に改善に取り組むことをおすすめします。
改善方法3.改善を実行し検証する
クラリティでは1日毎のデータを確認できるため、改善を実行した日とそれ以前を比較しパーセンテージが下がっているかを確認してください。
特にデザインなどの点は何度かの検証を行わなければ、実数値に現れづらいためすぐに改善はされないと考えてください。
ただ、LPを作成した方やホームページを作成した方のほとんどが通る過程なので、「最初から反応のある制作物はほとんどない」と考えておくことをおすすめします。
UI・UXを改善しなければならない要因
UI・UXを改善しなければならない要因の一例は以下のとおりです。
- 使用言語が古くなり表示崩れなどが発生している
- HPをリニューアルせずにそのまま放置している
- 画像の軽量化など適切な処置を施していない
- ユーザーのためになるコンテンツ作りがなされていない
- ホームページなどの導線設計がなされていない
- 問い合わせフォームが複雑すぎる
詳しく解説します。
使用言語が古くなり表示崩れなどが発生している
長年放置しているホームページやサイトだと、その際に活用していたコーディングの言語が古くなり、アップデートを繰り返した結果、表示崩れなどが発生することもあります。
仮に10年前のホームページと現在のホームページを比較してみると、システム自体が異なっていることも多いはずです。
長期間ホームページをそのままにしている場合には、まずシステム面とコーディングの面を全面改修することをおすすめします。
HPをリニューアルせずにそのまま放置している
ホームページをリニューアルせずにそのまま放置していると、UI・UXの低下に繋がる恐れもあります。
というのも、10年前と比べるとコーディングの簡単さやデザインの進歩は飛躍的になっていて、今ではWordPressを活用すれば業者でなくても一定のホームページが製作できるからです。
もちろん今でも10年前に製作したホームページが現役で活躍している会社はありますが、タイミングを見てリニューアルすることをおすすめします。
画像の軽量化など適切な処置を施していない
特にクイックバックの数値が高い場合には、サイトスピードを考慮に入れ、画像の軽量化を通して適切な処置を行っていきましょう。
画像の軽量化措置とは、画像を圧縮しアップロードを行うことです。
画像の容量はそのままサイトのスピードにかかわるので、最初から適切な処置を施すようにしましょう。
なお、サイトスピードの改善に関する詳細な情報は以下のページに記載しているので、参考にしてみてください。
ユーザーのためになるコンテンツ作りがなされていない
アルゴリズムハック的な対策ばかりをしていて、ユーザーのためになるコンテンツ作りをしていない場合には、クイックバック率が高くなる傾向にあると考えてください。
というのも、検索エンジンでの上位表示ばかりを追い求めてしまうと、ユーザーニーズにマッチせず、すぐに離脱されてしまうからです。
反対に上位表示がされなくてもユーザーからの反応が得られやすいコンテンツであれば、少ない流入数でも問い合わせに発展しやすいと考えましょう。
コンテンツの作り方は以下のページで解説しているので、参考にしてみてください。
ホームページなどの導線設計がなされていない
ホームページのサイト構造などが整えられていない場合には、UI・UXが低下する恐れがあります。
仮に内部リンクなどが一切設置されていないホームページがあったとすると、ユーザーはトップページからどこに行けばニーズを満たせるのかが分からなくなります。
あくまで極端な例ですが、適切な内部リンクが設置できているかどうかはユーザーの滞在時間に直結するため、必ず対策を施すようにしてください。
問い合わせフォームが複雑すぎる
問い合わせまでの導線がしっかりと作成できているのに、問い合わせフォームが複雑すぎる場合には、UI・UXが低下し問い合わせに発展しないこともあります。
ある会社の事例ですが、見積もり取得のために詳細な情報を入力する必要があり、手間が掛かりすぎていました。
ただ、問い合わせフォームにクリックするとすぐに電話に繋がるようにしたところ、電話からの問い合わせが増え、前年度比で150％の問い合わせ率アップを達成しています。
このように問い合わせフォームもユーザーニーズに合った改善を施すことで、問い合わせ率のアップなどに直接影響があると考えてください。
Clarity（クラリティ）を活用したUI・UX改善まとめ
今回の記事ではクラリティを活用したUI・UXの改善方法をまとめました。
UI・UXの改善はLPなどの広告運用でも活用しなければ成果に繋がらないので、自身でも一度トライしてみてください。
以下のページでWeb広告運用の成功事例を記載しているので、気になる方は見てみましょう。
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