ステップメールとメルマガの違いが分からず、どのような使い分けをしたらいいか教えてほしい、という方も多いはずです。
両方の違いを押さえることは、Webマーケティングの基本になるためメールマーケティングを担当する方は知識を付けておくことをおすすめします。
当記事ではステップメールとメルマガの違いを解説しながら、活用方法や成功事例も併せてお伝えします。
ステップメールの例文、テンプレート、作り方などはこちらの記事で紹介しています。
- >>ステップメールとメルマガの違いがよくわからない方
ステップメールとメルマガの違いへ - >>ステップメールとメルマガの活用方法について詳しく知りたい方
ステップメールとメルマガの活用法の違いへ
目次(タップでジャンプ)
ステップメールとメルマガの違い
ステップメールとメルマガの違いを押さえるために以下の項目にしたがって解説します。
- 目的と目標の違い
- 配信方法の違い
- 労力の違い
それぞれ順に解説していきます。
目的と目標の違い
ステップメールとメルマガには目的と目標の違いがあります。
分かりやすいように表にまとめると、以下のとおりです。
目的 | 目標 | |
ステップメール | 見込み客が商品・サービスを購入する | ある商品・サービスのセールスをメールで行う |
メルマガ | 既存客との関係性維持 問い合わせ獲得 | 役に立つ情報や専門的な情報を配信し、信頼獲得に繋げる |
ステップメールとメルマガには上記の目的と目標の違いがあるため、記載する内容にも大きな違いが出てきます。
配信方法の違い
ステップメールとメルマガには配信形態の違いがあることにも注意してください。
ステップメール | メルマガ | |
配信開始のタイミング | 見込み客がメールアドレスを登録したときから瞬時に | ステップメールが配信されたあとあたり |
配信回数 | 1シナリオで10通程度 | 毎週1〜2通程度 |
自動配信 | あり | なし |
ステップメールはクロージングを行うメールのため、決まった文章が自動的に配信されます。
一方メルマガは関係性維持などを目的にするため、配信する内容も回数も自由に設定して良いです。
なお、ステップメールもメルマガもマイスピーを活用すれば、簡単に分析ができます。
こちらのページからだと1ヶ月分が無料で活用できるので、参考にしてみてください。
労力の違い
同様にして労力の違いも比較してみると以下のとおりです。
ステップメール | メルマガ | |
労力の違い | 最初のメール作成が非常に重いが、運用開始後は少しずつ変更を加えるだけ | 1通あたりの労力はステップメールほどではないが、継続性が求められる |
ステップメールとメルマガの労力の違いは表裏一体であることから、どちらが簡単であるとも言い切れない点に注意してください。
ステップメールはイニシャルコストが、メルマガはランニングコストが掛かると考えると分かりやすいはずです。
ステップメールとメルマガの活用法の違い
ステップメールとメルマガの活用法の違いを確認しましょう。
両者の活用法を分けて解説します。
ステップメールの活用法
ステップメールの活用法の一例は次のとおりです。
- 商品・サービスの価値提供を行う
- 商品・サービスの販売を行う
クロージングが目的になるので、集客→価値提供(教育)→販売の「価値提供」と「販売」をステップメールが担うと考えてください。
それぞれ解説します。
商品・サービスの価値提供を行う
ステップメールでは商品・サービスの価値提供を行います。
ここでの価値提供とは2つの側面があり以下のとおりです。
- 商品・サービスの価値を知ってもらう
- キャンペーンを行い付加価値をつける
これらの価値提供を行うことで、商品・サービスの販売に繋げます。
その際にはメリットの提示だけでなく、商品・サービスを購入するとどのような未来になるのかがイメージできるベネフィット訴求も併せて行ってください。
商品・サービスの販売を行う
ステップメールのほとんどは価値提供になりますが、要所要所に商品・サービスの販売を行うCTA(コール・トゥ・アクション)を付与します。
クロージングが目的となるため、ステップメールに販売導線が確立するようにしてください。
その際のポイントは、セールス色を強くするのではなく、あくまでそっと見込み客の背中を押すイメージの言葉を使うことです。
メルマガの活用法
メルマガの活用法の一例は次のとおりです。
- 最新情報などの発信に活用する
- 顧客との関係性構築に活用する
それぞれ解説します。
最新情報などの発信に活用する
メルマガは自由な配信ができるため、業界の最新情報などを積極的に配信するようにしてください。
誰もが知らない新情報を配信するだけで、既存顧客に対する権威性や信頼性を発揮できます。
たとえば、週1回自社で行っている施策の成果を分かりやすく配信するだけでも、既存顧客は「なるほど!」と考えてくれるはずです。
このような新しい発見を繰り返すことで、顧客との関係性の維持が可能になります。
顧客との関係性構築に活用する
最新情報などの発信が上手く行くと、メルマガで顧客との関係性が構築されます。
というのも、メルマガは個人宛に届く情報になるので、SNSよりも濃いコミュニケーションが取れるからです。
成功事例でお伝えしますが、毎週のメルマガ配信で無料相談会を企画し、そこから年間200万円の契約に発展したこともあります。
このように顧客との関係性が構築されれば、予想外の契約に発展することもあります。
ステップメールとメルマガの違いを活用した事例
ステップメールとメルマガの違いを活用した事例を以下では解説します。
両方の成功事例を知ることで、LTV(ライフタイムバリュー)を高める施策も展開可能です。
ステップメールで最初の契約を締結し、その後メルマガの継続的な配信で、既存顧客からの契約を締結できれば、同じ顧客から何度も業務を受けられるベースができます。
もちろん業種や業態で、ステップメールに力を入れるべきかメルマガに力を入れるべきかは異なってきます。
しかし、両方ともを活用できれば売上アップに着実に近づけるはずです。
ステップメールの成功事例
ショートLPでのプレゼント配布からメールアドレス登録率30〜50%、ステップメールでの無料相談会への誘導率15%を達成した成功事例があります。
無料相談会から商品・サービスの購入率は50〜60%なので100人のメールアドレス登録があれば、7,8人程度が成約するようになりました。
商品・サービスの購入単価は30万円ほどですが、ステップメールを上手く活用できれば、数百万円規模の月商はすぐに達成できます。
メルマガの成功事例
毎週1通のメルマガ配信を通すことで、信頼を獲得し年間200万円の契約を結ぶことに成功した事例があります。
ステップメールでは契約に至らなかった見込み客が、毎週のメルマガ配信を通して事業者を信頼し、契約に至ったことが要因です。
メルマガで配信していた事例としては、業界の最新情報と最新のノウハウになります。
そこから個別の相談会への問い合わせがあり、契約に至りました。
このようにメルマガでの関係性構築はステップメールのような即効性はないものの、大きな契約に結びつく可能性もあります。
ステップメールとメルマガ両方を使い分けることで、大きな成果が見込めるため、Webマーケティング初心者の方ほど取り組んでみることをおすすめします。
ステップメールとメルマガの違いによくある質問
ステップメールとメルマガの違いによくある質問の一例は以下のとおりです。
- ステップメールとは何ですか
- ステップメールのメリットは?
簡潔に回答します。
ステップメールとは何ですか
ステップメールとは、商品・サービスに特化したシナリオを特定の見込み客に配信することを指します。
おおよそ5〜10通のメールを特定の期間で配信することで効果を測定します。
ステップメールのメリットは?
ステップメールのメリットは商品・サービスの価値提供から販売までは一貫して行うことが自動でできる点です。
最初にステップメールを作成する時間が掛かりますが、一度運用し問い合わせが発生するようになると少しの修正で効率良く問い合わせ獲得ができます。
また、「シナリオ分岐」などを活用することで、見込み客の悩みや興味関心に応じたステップメールを作ることができるので、効果的に見込み客に訴求することができます。
ステップメールとメルマガの違いまとめ
今回の記事ではステップメールとメルマガの違いをまとめてきました。
ステップメールとメルマガはどちらを活用したほうがいいかと悩むのではなく、両方を使い分けることが重要です。
ただ、両方を活用するためには、メールアドレスを獲得するところからスタートしなければならない点に注意しましょう。
メールアドレスを取得するならWeb広告を運用することが近道です。
気になる方は以下を見てみてください。
→「すぐ集まる!アクセスupの教科書」非売品の集客動画5本付き