ベネフィットの意味とは?Webマーケティングで活用して集客する方法

Webマーケティングに関連するビジネスや仕事をしていると「ベネフィット」という言葉を耳にしたことがあると思います。

 

集客をして信用を勝ち取るためにも、商品を販売していくにしても、「ベネフィット」は非常に重要な要素なのですが、何となく雰囲気だけ理解して「メリット」と同じような意味で使っている人もいます。

そこで今回の記事では、「ベネフィット」の意味やメリットとの違い、ベネフィットの見つけ方、Webマーケティングで活用した際の効果的な使い方などを詳しく解説していきます。

 

この記事を読み終わったときには、色々なシーンでベネフィットを使い分けることができるはずです。

ベネフィットはキャッチコピーやタイトルなどの文章作成ではかなり重要なので、ぜひ覚えておきましょう!

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ベネフィットの意味とは?

ベネフィットの意味とは?

そもそもベネフィット(Benefit)とは「利益や恩恵」と言った意味です。

利益。恩恵。また、慈善事業。「ベネフィットコンサート」

 

もう少し噛み砕くと、Webマーケティングで使われるベネフィットとは「商品を購入して得た効果(利益、恩恵)で、得られる未来」のことを指します。

例えば、「パソコンの無線マウス」を例にすると、商品の最大の特徴は「線がない」と言うことです。

 

では無線マウスを手に入れた際のベネフィットは

  • 線が無いことで持ち運びが楽になる
  • 線が無いと机がスッキリして気持ちがいい など

このように「無線マウスを購入したことで得られる未来(利益)」のことをベネフィットと言います。

 

無線マウスの特徴「線(コード)がない」というのは「メリット」の部分にあたります。

ベネフィットとメリットの違い

ベネフィットとメリットの違い

ベネフィットとメリットの違いについて説明します。

上記でも簡単に記載しましたが、

  • メリット:商品やサービスの特徴や強み、利点
  • ベネフィット:商品やサービスを利用することで得られる未来

いくつかの例を出して説明します。

 

商品メリットベネフィット
無線マウス線が無い・線が無いことで持ち運びが楽になる
・線が無く机がスッキリで気分が良い
オーダースーツ自分にピッタリのサイズ・着心地が良くて疲れにくい
・カッコ良く着れて異性にモテるかも
予備校などの
学習塾
勉強を学べる・効率良く勉強できて成績がアップする
・知識が深まり周りから褒められる
資格取得の講座資格を取れる・資格を取れば給料が上がる
・資格を取れば周りから凄いと思われる

 

いかがでしょうか?何となくイメージできましたか?

商品の購入を検討している見込み客の多くは、商品のメリットはもちろんですが、「商品を購入したことで得られる未来」に期待をしています。

特にオンラインビジネスでは、商品を手に取って確認することが中々難しいので、画像や動画などを使って、より鮮明にベネフィットを伝えることが重要なのです。

 

商品やサービスのメリットを伝えようとする人は多いのですが、「あなたを理想の未来に導きますよ」というベネフィットを伝える人は少ないです。

これからは、商品やサービスを紹介するときにはベネフィットを意識して伝えるようにしてみてください。

今まで売れなかった商品が売れるようになったり、見込み客からの問い合わせが多くなったりと、結果が変わってくるはずです。

2種類のベネフィットを理解する

2種類のベネフィットを理解する

ベネフィットとメリットの違いも分かったと思います。

では次は「2種類のベネフィット」について説明していきます。

ベネフィットには

  • 機能的ベネフィット
  • 感情的ベネフィット

この2種類が存在します。

商品やサービス、見込み客に合わせて使い分けることでより効果的な伝え方をすることができるようになるの覚えておいてください。

それでは詳しく説明します。

 

機能的ベネフィット

言葉の通り、「機能的な面」のベネフィットのことです。(便利さ、使い勝手、手軽さ、効率など)

上記例だと、

  • 無線マウス:線が無いことで持ち運びが楽になる
  • オーダースーツ:着心地が良くて疲れにくい
  • 予備校などの学習塾:効率良く勉強できる
  • 資格取得の講座:資格を取れば給料が上がる

このような部分が機能的ベネフィットです。

会社の備品や設備などを購入しようとしている人は、機能的ベネフィットで商品を購入する傾向にあります。

「便利さ・使い勝手・効率のアップ=売上アップ」に直結する部分が多いですからね。

 

感情的ベネフィット

感情的ベネフィットも言葉の通りで「感情的な面」のベネフィットのことです。(安心感、欲求、気分、名誉、優越感、権威性など)

  • 無線マウス:線が無く机がスッキリで気分が良い
  • オーダースーツ:カッコ良く着れて異性にモテるかも
  • 予備校などの学習塾:知識が深まり周りから認められる
  • 資格取得の講座:資格を取れば周りから凄いと思われる

このような部分が感情的ベネフィットです。

 

感情的ベネフィットで商品を購入するお客様は、自分の欲求を満たそうと、個人的に使うために購入する人が多いです。

名誉や優越感のために、なかなか会社の経費を使うのは難しいですからね。

 

欲求と言えばWebマーケティングでも意識しないといけないのが「マズローの5段階層説」で、人の「欲求や心理」こそが、商品を販売していくときには欠かせない心理トリガーになるからです。

ぜひ一緒に学んでみてください。

ベネフィットを見つける方法

ベネフィットを見つける方法

「ベネフィットが思い浮かばない」と言う方も多いのですが、今から紹介する方法を使えば、誰でも簡単にベネフィットを見つけることができます。

  • ①「ということは?つまり?」を繰り返す
  • ②ベネフィットを選択する&組み合わせる

やり方はシンプルです!順番に詳しく説明します!

 

①「ということは?つまり?」を繰り返す

まずは商品の特徴やメリットを沢山リストアップしていきます。次に、その特徴やメリットに対して「ということは?つまり?」を付け加えていくだけです。

先ほどから出てきている「無線マウス」を例に実践してみましょう。

 

●線が無い(特徴・メリット)
ということは?つまり?

●線が絡まない(特徴・メリット)
ということは?つまり?

●机の上がすっきりで気分が良い(ベネフィット)
ということは?つまり?

●気分が良くなり仕事が捗る(ベネフィット)
ということは?つまり?

●仕事が捗り仲間から評価される(ベネフィット)

 

と、こんな感じで「ということは?つまり?」を繰り返すことで、新しいメリットや特徴、ベネフィットがどんどん生まれてきます。

このようにして、メリットや特徴から掘り下げて考えていくことでベネフィットを無限に生み出すことができるようになります。

 

②ベネフィットを選択する&組み合わせる

「ということは?つまり?」を繰り返えすことで複数のベネフィットを見つけられる訳ですが、そこから「ベストなベネフィット」を選択していきましょう。

上記で出したベネフィットを例にすると、

  • 机の上がすっきりで気分が良い(ベネフィット)
  • 気分が良くなり仕事が捗る(ベネフィット)
  • 仕事が捗り仲間から評価される(ベネフィット)

無線マウスを販売したいターゲットは誰なのか?によって選択肢が変わってきます。

 

例えば「会社員のデスクワークをしている人」がターゲットだった場合、

「狭いデスクで超快適!机がスッキリ、仕事が捗る○○マウス(商品名)!」といった感じのキャッチコピーを作ったとします。

 

“すっきり気分が良い=超快適”と表現し、“仕事が捗る”を組み合わせてみました。

マウスを持ち運ぶ人ではなく、デスクワークをメインに仕事をしている人に向けての表現です。

あわせて、使用する画像は、狭いデスクやデスクワークをしている風景の画像を使用すれば、ユーザーにより雰囲気を伝えられるはずです。

 

このように、商品やサービスのターゲットを明確にすれば、刺さるベネフィットを選択することができるようになります。

Webマーケティングでベネフィットを活用する方法

Webマーケティングでベネフィットを活用する方法

Webマーケティングの一連の流れの中ではベネフィットは非常に重要です。

今回は「集客→価値提供(興味付けや信頼の獲得)→販売(セールス)」の3段階でどのようにベネフィットを使っていくのかを説明します。

本来はこの3段階だけではなく、もっと細かく段階を分類するのですが、基本的な使い方が分かれば応用できるはずなので、まずはこの3段階で理解していきましょう。

もっと細かな段階を知りたい人はこちらの記事を参考にして下さい。

 

ベネフィットを集客で活用する

集客の段階では、「どうやって見込み客の興味を引くか?」が第一のポイントです。

そこで重要なのが、「タイトルやキャッチコピー、ファーストビュー画像」などの最初に目に映る部分で、ここで興味を引ければ第一関門を突破できる訳ですが、ではどのように興味を引けばよいのか?

その時に使うのがベネフィットです。

 

例にあげると、

「■■■」を手に入れて、「〇〇〇」になる方法。

「■■■」には、商品やサービスを手に入れて得られる結果、「〇〇〇」には、その結果を手に入れることで得られる未来(ベネフィット)を入れます。

  • 英語を覚えて、理想の外国人の彼氏を作った方法
  • 不動産投資を理解し、不労所得を作る方法
  • 出来ない思考を排除し、行動力のある自分になる方法 など

このように、商品と関連付けて「ベネフィット」を伝えることで、反応の取りやすいキャッチコピーになります。

 

「■■■」を手に入れて、「〇〇〇」になる方法。は、反応の取れるキャッチコピーの一つなので、ぜひ覚えておいてください!

 

ベネフィットを価値提供(興味付けや信頼の獲得)で活用する

集客の後は、見込み客に対して商品やサービスの価値を感じてもらう「価値提供(興味付けや信頼の獲得)」をしていきます。

この段階で一番有効なのは「お客様の声・口コミ・良いレビュー」です。

 

よく商品の販売ページ等で見たことがあると思いますが、

  • この商品を使って10キロのダイエットに成功しました!
  • 3ヵ月で英語がペラペラになりました!
  • この予備校に通ったら、○○大学に合格! など

お客様の声こそが、商品購入を検討している人にとっての「未来(ベネフィット)」になるので、積極的にお客様から声をいただくようにしましょう。

これだけSNSを利用する人が増えた時代です。しっかりサポートやアフターサービスをすれば自然と口コミによる「バイラルマーケティング」が起こります。

そうすれば新規の集客も圧倒的に楽になるので口コミをもらう仕掛けも考えておくようにしましょう。

 

ベネフィットを販売(セールス)で活用する

価値提供の段階でしっかりと興味付けや信頼の獲得ができていれば、販売自体はそれほど難しいものではありません。

ポイントとしては、販売(セールス)では「負のベネフィットを使うこともある」ということです。

 

どういうことかと言うと、ここまでの段階では「明るい未来・理想の未来」を主として見込み客に伝えてきましたが、セールスのクロージングでは「購入しなかった未来」を想像させることもあります。

もし購入しなければ、今まで想像してきた「明るい未来・理想の未来」が得られなくなる不安や心配を引き出すのです。

 

これは損失回避の法則(プロスペクト理論)で実証されているのですが、人は日々何か得ることを求めています。しかし、実はそれ以上に失う」こと恐れてます。

 

「この商品を買えば○○の未来が手に入る!」といった“得のベネフィット”にフォーカスした伝え方ではなく、

「この商品を買わなければ、この先これだけの(具体数字)損をする。」といった“損のベネフィット”にフォーカスした伝えた方をすることで、損失回避の法則が働き、商品を購入しやすくなるのです。

 

ベネフィットの意味や効果的な使い方について最後に

ベネフィットの意味や効果的な使い方について最後に

今回の記事では、「ベネフィット」の意味やメリットとの違い、Webマーケティングでの活用方法について説明してきました。

 

「ベネフィット」という言葉一つ取っても、「機能的・感情的ベネフィット」「得・損のベネフィット」と複数の使い方ができます。

商品やお客様に適した使い方をすることで、より効果を高めることができるので、今日からはどんなベネフィットを使えば良いのかを考えながら使うようにしてみてください。

 

また、人は機能的な価値よりも感情的な価値で行動する(購入する)傾向が強いということも証明されています。

ぜひ、感情を揺すぶるベネフィットをあなたのマーケティングに取り入れてみてください。

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