ギャップ法は、伝えたい言葉と反対の言葉を使って、本来伝えたかった言葉を持ち上げる(より強く伝える)方法です。
この記事を読んでいるあなたも、少なからず文章(言葉)で「相手の心を動かしたい」と思っているはずです。
ただ、人の心を動かすのはそう簡単ではありません。
でも、この「ギャップ法」を使うことで、比較的簡単に相手の心を動かすことのできる文章を作ることが出来るのです。
キャッチコピーやコピーライティングでは、このギャップ法を使うことも多くあるので、ぜひ覚えておいてください。
ギャップ法は【伝え方が9割(著者:佐々木圭一)】で書かれている技術の一つです!
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目次(タップでジャンプ)
代表的なギャップ法を用いた文章
「これは私の勝利ではない。あなた方(民衆)の勝利だ。」
この言葉を聞いた民衆は歓声を上げました。
お前のためにチームがあるんじゃねぇ チームのためにお前がいるんだ!
解説:「お前のためのチーム」を否定、「チームのためのお前」を肯定
「やられたらやり返す。倍返しだ!」
解説:「やられたら」の反対語は「やり返す」
「私は今日引退しますが、わが巨人軍は永久に不滅です」
解説:「引退」のという終わりの言葉に対して、「不滅」という継続の言葉
「私のことは嫌いになっても、AKB48のことは嫌いにならないでください」
解説:「嫌いになる」という言葉に対して、「嫌いにならないで」という反対の言葉
簡単なギャップ法の作り方
- 伝えたい言葉を決める
- 伝えたい言葉の反対の言葉を考え、前半に入れる
- 前半と後半が繋がるようにする
上記画像で照らし合わせると、
- あなたが大好き(伝えたい言葉)
- 嫌い(反対の言葉)
- になりたいのに(つながる言葉)
このように凄く簡単に作れるのがギャップ法なので、文章や言葉選びに困ったときには少し意識して見ると良いでしょう!
ギャップ法の例
「今日がダメでも、明日はいい日になる!」
「世界中が敵になっても、私は君の味方だよ!」
「1番にならなくてもイイ。君は僕の中での1番だよ。」
「みんなに好かれなくてもイイ。君だけに好かれたい。」
「他の物が目に入らなくなるほど、この商品を気に入りました!」など
ギャップ法以外の文章術と行動心理
伝え方が9割の○○法
ギャップ法以外にも『伝え方が9割』で紹介されている○○法は沢山あります。
その点についても紹介しておきます。
【伝え方が9割】
【クライマックス】
【リピート法】
【赤裸々法】
【サプライズ法】
人の心理を理解しよう
ギャップ法のような言葉と行動心理学は密接な関係があります。
心理トリガーを学び実践することで、相手を想い通りに行動させることも可能です。
ギャップ法と心理トリガーを合わせて使うことで更に強力な文章や言葉を作ることができるので、一緒に勉強してみてください。
また、購買行動についても理解しておくことで、ユーザーの現在の感情位置を確認しながら言葉を選び作り上げることができます。
心理を学べば、今まで売れなかった商品もサラッと売れてしまうことも多々あります。ぜひあなたのビジネスに取り入れてみてください。
ギャップ法について最後に
実は、ギャップ法のようなキャッチコピーや言葉はテレビCMや電車の広告、看板など、色んなところで気が付かないうちに目にしていることが多く、意識して見ないと気が付かないものです。
逆に考えると、多く使われているということは、それほど人の感情に訴えかけることが出来る方法ということです。
言葉の選び、文章の書き方にギャップ法を取り入れることで今まで以上に相手の感情に訴えかけて行動を促すことができるはずです。
文章やセールスレターを書くときには、是非取り入れてみてください。
またオンラインビジネスで必要なスキル『コピーライティング』の鉄板テンプレートも別記事で解説しているので参考にしてみてください。