ビジネスマインドとは、どんなマインドなのかと考えている経営者・事業者の方も多いはずです。
事業を成功に導くためには、ビジネスマインドが必要であると言われても、「何をどうすればいいか分からない」と悩んでいるかもしれません。
そこで、当記事ではビジネスマインドとは何かやビジネスマインドを高めることで起こった成功事例などを網羅的に解説します。
- >>事業成功のためにビジネスマインドを高めたい方
ビジネスマインドの高め方へ - >>ビジネスマインドの向上によって何が得られるか気になる方
ビジネスマインドを高めるメリットへ - >>ビジネスマインドを構成している土台について知りたい方
ビジネスマインドを作る要素へ
目次(タップでジャンプ)
ビジネスマインドとは
ビジネスマインドとは一言で言えば、事業への向き合い方です。
経営者・事業者がどのようにビジネスに向き合うかによって、成功するかどうかや成長スピードが異なります。
仮に次のような考え方の違いがある方を比較した際に、成長スピードが早いほうはどちらになるでしょうか。
- Aさん「この仕事は次の〇〇という仕事に繋がりそうだ!もっと詳しく調べてみよう」
- Bさん「この仕事だけこなしておけば、報酬も振り込まれるし楽でいいや」
Aさんのほうは次の仕事を見据えて今の仕事に取り組んでいますが、Bさんは今の仕事しか見ていません。
すると、行動の違いが積み重なって行き、「Aさん」のほうが必然的に事業の成長スピードが早くなるはずです。
これは一例ですが、ビジネスマインド(事業への向き合い方)でグッと成長スピードを早めていくことができます。
ビジネスマインドの高め方
ビジネスマインドの高め方の一例は次のとおりです。
- 事業の全体像を考える
- 責任感を持って自身の仕事を行う
- 価値提供を優先して行う
それぞれ解説します。
事業の全体像を考える
先ほどの例のように、事業の全体像を把握しながら仕事をするという考え方は、ビジネスマインドを高めるのに役立ちます。
どのように仕事をすれば事業の成長に直結するかを考えることは、行動に現れると考えましょう。
もちろん間違った全体像の把握の仕方をしてしまうと結果に繋がらないため、相談できる場所を設けておくのも大切です。
責任感を持って自身の仕事を行う
責任感を持って自身の仕事を行うという考えを持つことも経営者・事業者のビジネスマインドを高める方法です。
責任感を持って自身の役割を全うしようとすれば、事業に関する心配事も多く出てきます。
たとえば、人任せにせず自身の責任として事業をしていると次のような心配事が出てくるはずです。
- 「あの商品の在庫はどうなっているかな?確認してみよう」
- 「人手が不足しそうだな…採用を強化しよう」
- 「資金繰りが悪化しそうだから、事前に融資の申請をしておいたほうがいいかな」
これらのような心配事を1つずつ解消していけば、事業は自然と成長します。
反対に責任感なく人任せにしていれば、心配事は思いつかなくなるでしょう。
このように責任感を持って仕事をすることは、ビジネスマインドを高める方法の1つです。
価値提供を優先して行う
価値提供を優先して行うという考えを持つこともビジネスマインドを高める方法の1つです。
事業は無名からのスタートであり、顧客の信頼獲得を目指すなら「先払い」が基本になります。
価値提供を優先して行う一例としては以下のとおりです。
- 商品サンプルを無料で渡す
- 無料で試作品を作ってみる
- 無料体験期間を作る
上記のように価値提供を先にしていると、商品・サービスを手にとってもらえる機会が増え、口コミ・評判が高まります。
すると、「先払い」をしなくても「あなたなら信頼して任せられる」という声が増え、事業の成長スピードが徐々に速くなるはずです。
ビジネスマインドを高めるメリット
ビジネスマインドを高めるメリットは次のようになります。
- 経営者としての基本姿勢が身につく
- 信頼性に繋がる
- 働くモチベーションに繋がる
詳しく解説します。
経営者としての基本姿勢が身につく
経営者としての基本姿勢が身につくことはビジネスマインドを高めるメリットです。
経営者・事業者は会社員と異なり、全てを自己責任とすることで、大きな利益を受け取ります。
たとえば、仕事を任せていた方が突然の急病で動けなくなったとしても、責任を追求されるのは経営者です。
このように対処しきれない不可抗力を受けたとしても、自身で解決するという基本姿勢を持てることは、ビジネスマインドを高めた上で手に入るメリットです。
事業やビジネスで失敗しないために身につけておくべき心構えについては、以下の記事でも解説していますのでぜひ参考にしてください。
信頼性に繋がる
ビジネスオーナーとしての基本姿勢を貫くことは、そのまま信頼性に繋がります。
全ては自己責任であり、解決するのも自身であると考え、突発的なアクシデントに対応できれば、顧客側は「何があってもこの人に任せていれば大丈夫」という意識を持つはずです。
先ほどの例のように、仕事を任せていた方が急病で働けなくなったとしても、オーナー自身が解決すれば、顧客からの安心と信頼を獲得できます。
働くモチベーションに繋がる
働くモチベーションに繋がることもビジネスマインドを高めるメリットです。
経営者・事業者は上司がいないため、働くモチベーションを高めることを自身で行わなければなりません。
仮にプライベートの事情で働く気力が湧かなくなったとしても、ビジネスマインドが整っていれば、責任感から仕事への一歩を踏み出せるはずです。
すると、仕事をしている間に自然とモチベーションが湧いてきて仕事に向き合うことができます。
このようにビジネスマインドを高めておけば、気力が湧かなくなった際にも仕事ができる原動力となります。
ビジネスマインドを作る要素
ビジネスマインドを形作るには次のような要素が必要になります。
- 自社の理念や自身の信念
- 基本的なビジネスマナー
- 心の強さ・ストレスとの向き合い方
他にも要素はありますが、まず上記3点から心のありようを形作って行きましょう。
自社の理念や自身の信念
自社の理念や自身の信念(ポリシー)はビジネスマインドを作る要素の1つです。
顧客に対してどのような価値を提供するのかを考え、仕事に取り組みましょう。
たとえば、顧客ファーストといった理念を掲げれば、自社のことよりも顧客に対しての価値提供を優先すべきです。
このようにポリシーを優先すると行動の優先順位も見えてくるため、ビジネスマインドに理念や信念は必ず必要です。
基本的なビジネスマナー
基本的なビジネスマナーもビジネスマインドを形作る1つの要素です。
というのも、仕事を行う上で基本的なビジネスマナーがなければ、相手を怒らせてしまう恐れもありますし、そもそも仕事に発展しないこともあります。
たとえば、メールは土日を除き1日以内に返すなど、初歩的なビジネスマナーを指しています。
「マナーができていれば受注できていたのに」といった事態は避けなければなりません。
心の強さ・ストレスとの向き合い方
ビジネスを行っていく上で、心の強さやストレスとの向き合い方も重要です。
精神的なストレスで事業が進まなくなると、お客様の信頼を失ってしまいます。
事業が成長するにつれ、悩みも大きくなりがちですが、精神的に弱っている状態を回復する方法を知っていたり、心を強くできていれば対策ができます。
そのため、心を鍛えることやストレスとの向き合い方をビジネスと並行して学んでいきましょう。
ビジネスが上手くいかないときでも、少しの気づきで現状を打破するコツはあります。
こちらの記事でポイントを紹介しているので、ご覧ください。
ビジネスマインドについてよくある質問
ビジネスマインドについてよくある質問は次のとおりです。
- マインドセットとの違いを教えてください
- 経営者マインドとは何ですか
- ビジネスマインドに関する有名な言葉(名言)を教えてください
簡潔に解説します。
マインドセットとの違いを教えてください
ビジネスマインドとは経営や事業への向き合い方であり、マインドセットは心の持ちよう全体の枠組みを指します。
ビジネスマインドはマインドセットの一種ですが、他のマインドセットもあります。
経営者マインドとは何ですか
経営者マインドとはビジネスマインドの一種であり、経営者・事業者向けのマインドセットです。
ビジネスマインドには会社員向けのマインドセットも含まれていますが、経営者マインドはオーナー特化のマインドセットのため考え方が異なります。
ビジネスマインドに関する有名な言葉(名言)を教えてください
松下幸之助氏から以下のようにビジネスマインドに関する有名な言葉が贈られています。
「『それは私の責任です』ということが言い切れてこそ、責任者たりうる」
経営者・事業者は最高責任者であることから、全てが自己責任であるという意識を持つことが大切です。
この一言に全てが集約されているため、例として挙げています。
他にも、私が好きな「知覚動考(ともかくうごこう)」については以下のページで紹介しておきます。
ビジネスマインドまとめ
今回の記事ではビジネスマインドについてまとめました。
ビジネスマインドを経営者・事業者が整えておくことは、事業の成長スピードに直結します。
ただ、ビジネスを正しい方向に伸ばしていくためには、正しい方法を知っておくことも大切です。
以下のページでは、私のビジネスの展開方法をお伝えしているので、気になる方は見てみてください。
→「すぐ集まる!アクセスupの教科書」非売品の集客動画5本付き