私が会社員時代の研修担当をしていたときに、よく新入社員に「知覚動考(ともかくうごこう)」の話をしていました。
初めて知覚動考(ともかくうごこう)の意味を知った研修生の中には、行動に対する意識が変わった人も多かったように感じます。
もし今あなたが、何かに迷って一歩が踏み出せないような状況であれば、知覚動考(ともかくうごこう)の意味を知ることで、少しでも前に進めるようになるはずです。
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知覚動考(ともかくうごこう)意味とは?
冒頭で説明したように、私が会社員時代に研修生に説明していたときは「PDCAサイクル(Plan→ Do→ Check→ Act)」の日本語版みたいな感じだよ!と説明していました。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
知覚動考(ともかくうごこう)は、
- 知る(とも)
- 覚える(かく)
- 動く(うご)
- 考える(こう)
この4つの単語から作られた造語です。
こういった言葉を作れる人って本当に凄いですよね!
それでは一つずつ見ていきましょう。
知る(とも)
何ごとにもまずは「知る」ことが必要です。知らなければ何も始まりません。
- 学校の英語の授業で新しい単語を知る
- 最新のマーケティング手法を知る
- この記事ではじめて知覚動考を知る
このように、何かの始まりはほとんどが知ることから始まります。
覚える(かく)
知ったことを「覚える」ことで、より自分の知識を深めたり、人に伝えることができるようになります。
- 英語の単語をノートに書いて覚える
- 最新のマーケティング手法を知って流れや方法を覚える
- 知覚動考の読み方は「ともかくうごこう」と覚える
どんなに良い話を聞いたり、どんなに良い手法をインプットしても、覚えなければ一向に成長しませんからね。
聞いただけだとすぐに忘れてしまう!って人は、ピッパの法則を意識して、次の「動く」に移ってしまいましょう!
動く(うご)
覚えたことを「行動」に移すということです。
- 英語を話してみる
- 新しい手法を実践してみる
- 知覚動考を誰かに話して教えてあげる
行動(アウトプット)することで、自分自身の体験になり更に知識の定着も深まります。
「人に詳しく説明できるようになって、はじめて覚えたと言える」とよく言われますが、行動をして自分の血肉に変えていくのです。
余談ですが、人は何か行動をしようとするときに「大丈夫かな」「失敗しないかな」などと、マイナスのことばかり考える傾向があります。
失敗して周りに笑われたりバカにされるのが怖い。じゃあこのままでいいか…と。
気持ちは凄く分かりますし、誰だって失敗はしたくありません。ただ、失敗しても命までは取られません。
【人生死ぬこと以外コンテンツ】
命を取られない限り、失敗も成功も全て自分の人生のコンテンツになります。数年後に笑い話になっていることがほとんどじゃないですか?そう考えて、行動する足を止めないでください。
▶成功するには失敗が不可欠!さぁ思い切って挑戦しよう!fa-external-link
考える(こう)
行動して出た結果を「考える」ということです。
- 英語で上手く発音できなかった原因は何だろう?
- 予定より集客できたのはどこが良かったのだろう?
- 知覚動考を説明したけどあんまり驚いていなかったな~
良い結果であれ、悪い結果であれ、行動したことに対しての結果が出ます。
その結果に対して、良かった点や悪かった点、改善点、伸ばす点など、色々なことを考え分析することで、次に行動するときにはより良い結果を出すことができるはずです。
知覚動考(ともかくうごこう)は「考える」が最後
知覚動考(ともかくうごこう)を見て分かると思いますが、「考える」が最後です。
色んな話を聞いて、あーだこーだ考えて行動しなければ何もはじまらないし先に進まないです。
オンラインビジネスでも一緒で、色んな事をネットで調べたり何か商材を買うけど結局行動せずに、表面的な薄っぺらい知識だけ沢山学んでいる「ノウハウコレクター」です。
ノウハウコレクターは少しだけ知識があるので、凝り固まった考えになりがちで、斜から構えて人の話をあまり信じようとしません。
そうなってしまっては、上手くいくことも上手くいかないですよね。
もしこれから先、変に悩んでしまったり考えてしまったら知覚動考を思い出し、「とにかく動く!考えるのはその後だ!」と思い出してみてください。
GACKTの人生を変えた名言「知覚動考」
2021年9月に重度の発声障害により無期限休止を発表GACKTさんの言葉を読んであなたはどう思いますか?
GACKT:僕は19歳までは本当にネガティヴで、排他的で、生きることに意味を見いだせない人だったんだ。
でも、そこがターニング・ポイントだった。たまたま、自分の先生みたいな実業家の人に出逢って、教えを受けたんだ。
だから、僕の人生は19歳からはじまっているわけ。ある日、その人が言ったんだ。
「世の中で結果を出せない人間っていうのは、“知る・覚える・考える・動く”っていう順番で行動する。
でも、世の中で結果を出す人間っていうのは、“知る・覚える・動く・考える”っていう順番で動くんだよ」って言ったんだ。
知ると覚えるはきっかけで、考えてから動くか、動いてから考えるか、たったそのちがいで、人の人生は大きく変わるんだと教えてくれた。
だから、とにかく動けって。できないヤツは、動いてないヤツなんだって。
しかも
「この4つの行動の中に重要なメッセージが隠されてるんだよ」って言われて。
さっきの漢字をつなげて読んでみろって言うわけ。それが、「知・覚・動・考=とも・かく・うご・こう」。…動けってことなんだよ。
とにかく動けって。
私は特にGACKTさんファンではありません。しかも最近までGACKTさんがこの言葉で人生が変わったということも知りませんでした。
あなたにはどう伝わったかは分かりませんが、GACKTさんの発声障害により無期限休止を聞いた後に、このブログを見つけて読んだときは少しウルっとしてしまいました。
実践力を身につけ行動する
「行動できる人=実践力がある人」です。
ただ、行動行動と言っても中々行動できる人が少ないのも事実です。
ではどのようにして「実践力」を身につければよいのか?以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 行動(実践)できない理由を棚卸しする
- 実践できない理由ではなく、実践する理由を考える
- 実践して成功した未来をイメージする
この3つの内容は、こちらの記事で詳しく解説しているので、「実践力」を身につけたい方は参考にしてください。
知覚動考(ともかくうごこう)について最後に
今回の記事では「知覚動考(ともかくうごこう)」について説明してきました。
今の環境(コンフォートゾーンfa-external-link)から抜け出し行動することには勇気がいることですし、失敗することもあるはずです。
でも行動しなければ、成長もしないし何も変わらないのも事実です。
もし今あなたが、何かに迷って一歩が踏み出せないような状況だったり、今後そんな状態になった場合は、「知覚動考(ともかくうごこう)」を思い出して、一歩を踏み出してみてください。
きっとGACKTさんと同じく人生が変わってくるはずです。
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