ビジネスをしているとコンフォートゾーンという言葉を聞いたことがあると思います。
「停滞期を抜け出したい」「更に成長したい」という思いがあれば、恐れを克服し、コンフォートゾーンを抜け出し(広げる・超える)て行く必要があります。
そこで今回の記事では、コンフォートゾーンとは何なのか?抜け出し方や広げ方、抜け出したその先の領域、そして現状を打破する方法について説明していきます。
何をするにしてもまずはコンフォートゾーンを抜け出さない限り成功は無いといっても過言ではないくら、重要な要素になっています。
目次(タップでジャンプ)
コンフォートゾーンとは?
コンフォートゾーン(Comfort zone)とは直訳すると『心地よい場所』です。
「快適領域」「安心領域」などとも言われ、私たちが不安や恐怖、ストレスを感じることなくリラックスして安心して居心地が良いと感じる心理的な領域のことです。
しかし、実は人間はある程度ストレス(負荷)を感じていたほうが、ストレス(負荷)が全くない状態よりも作業の効率がアップすると言われています。これは「ヤーキーズ・ドットソンの法則」で提唱されている内容です。
イメージとしては、アルバイトや就職など新しい環境に入ったときに『上司はどんな人だろう?この職場のルールはどういったルールなのか?』など、人や環境に気を使って、ストレスや不安でいつも以上に疲れることがあります。
ですが1ヵ月3ヵ月と時間の経過と共に環境に慣れてくることで、最初のストレスや不安は無くなり、いつもの自分が出せるようになってきて、笑顔も増えていった経験はないでしょうか?
この環境に慣れた状態こそがコンフォートゾーンの中にいる状態です。
ちなみにこれはアルバイトや職場に限らず、事業でも同じことが言えます。
例えば、あなたは事業で安定的に毎月50万円を数年間、継続して稼いでいました。
しかし、不運やトラブルが重なって10万円しか稼げなかったとします。
この場合、元々のあなたのコンフォートゾーンは『毎月50万円稼いでいる』という場所になるので、10万円の稼ぎでは逆に居心地が悪く感じてしまいます。
その結果、無意識のうちに50万円稼いだ自分に戻すための行動をしていくので、早い段階で50万円稼いでいる自分に戻ることができるのです。
これは、自然と『心地よい場所』に戻ろうとする心理が働いているのからなのです。
コンフォートゾーンに居続けるデメリット
先ほど説明したように、コンフォートゾーンはストレスや不安が少なく居心地が良い場所で、ほとんどの人はその場に留まって安心して生活をしたいです。
しかし、このコンフォートゾーンに居続けることは非常に危険だとも言われています。
それは、『今の場所から動かない=成長しない=退化している』ということだからです。
人生は下りのエスカレーターを昇っているようなものだ
「人生は下りのエスカレーターを昇っているようなものだ」
この言葉は私が昔、お世話になった人からもらった今でも大切にしている言葉です。
常に居心地の良い場所で、リスクを避けて生きていると、現状維持(成長しない)が当たり前になってしまいます。
でもどうでしょう?あなたが動かなくても世の中は、新しい環境や情報、システムの登場によって日々変化してどんどん進んでいきます。
同時に、日々新しいことにチャレンジして挑戦している人たちが沢山います。そんな世の中で、現状維持をするというのは『むしろ後退している』と思いませんか?
働き方や日常の生活様式までもが今までと変わってきています。非対面接触が主流となり、今後インターネットを活用するという流れがさらに進んでいきます。
そうなると、私たちはインターネットで繋がった全世界の人たちと共存し、競争していくことになるでしょう。
すると、今までとは違った知らない環境にも対応していかなければいけない状況になるのは目に見えています。
今のうちから『現状維持は危険』ということをしっかり理解して、コンフォートゾーンを抜け出すという考えを持っておいたほうがよいのではないでしょうか。
行動が出来なくて悩んでいる人は『ピッパの法則』ですぐに行動できる自分を手に入れて下さい。
ちなみに、オンライン事業をしている人でコンフォートゾーンから抜け出せない(出さない)人の多くは、行きつく先は「ノウハウコレクター」です。
新しいことにチャレンジ挑戦することが、いかに重要なのかを理解し、コンフォートゾーンを広げ、抜け出していきましょう。
コンフォートゾーンを抜けた先の未知なる領域
では、コンフォートゾーンを抜けた先には何があるのでしょうか?抜け出すことでどんな未来を手に入れることが出来るのか?どんなことを意識しなければいけないのか?
詳しく説明していきます。
【フィアーゾーン】恐れの領域
コンフォートゾーンを抜けた先ままず待っているのが『フィアーゾーン(恐れの領域)』です。
先ほどコンフォートゾーンとは?の項目で説明した、新しい職場(環境)に入った時の『人や環境に気を使って、ストレスや不安を覚える状態』がまさにフィアーゾーンです。
この領域にフッと入ってしまうと、自分に自信をもてず、コンフォートゾーンに戻るための言い訳を探し始めるのが特徴です。
- 私には向いてない
- また来週にしよう
- 妻(旦那)の反対があって
- 自信がなくて
- 時間が無くて など
何かと理由を付けてフィアーゾーンから逃げ出そうとしてしまうのです。
ただこれは『安心したい』という人間の安全欲求からくるものなので、全くおかしいことではありません。実際に『マズローの欲求』fa-external-linkでも言われている重要な欲求の一つです。
しかし、このフィアーゾーンは一時的な領域ということを理解し、他人から受ける影響や自分の弱さを乗り越えたときに、次のステージへ進むことができるのです。
余談ですが、オンラインセミナーなどをしていると、今説明したように色々な理由付けてフィアーゾーンから抜け出そう(フィアーゾーンに入りたくない)という人がいるのですが、本当のことは私には分かりません。
本当に、家族に反対されているのかもしれませんし、毎日3,4時間しか寝る時間もないくらい忙しいのかもしれません。
ただ一つ言えるのは、『自分には嘘を付けない』と言うことです。
自分にいくら嘘をついて、コンフォートゾーンに居続けても、フィアーゾーンから逃げ出そうとしても、何も変えることはできないのです。
せっかくの一度きりの人生。
私は、挑戦し・失敗し・成功し・楽しむ人生にしたいと考えています。
【ラーニングゾーン】学びの領域
フィアーゾーンを抜け出すと、次はラーニングゾーン(学びの領域)に入ります。この領域は、文字通り『学び』や『経験』を得られる領域です。
フィアーゾーンで最初は不安に感じていたことが、新しい学びや気付き、経験で、次第にコンフォートゾーンに変わっていきます。
要するに、自分のコンフォートゾーンの領域がどんどん広がって、今までは『無理だ!』と思ったことも次第に出来始めるのが、このラーニングゾーンです。
新しい仕事場で、上司や同僚ともコミュニケーションが取れ、職場のルールや流れも一通り理解し、任される仕事が増えて意欲が湧いてきたりしますよね。
ビジネスの場でも、新しい知識を取り入れ仕組みを構築したり、先生となるメンターに出会ったり、自分の世界観が広がり、多くのことに挑戦したりするようになったりもします。
例えば、日本から出たことが無い人にとって、海外旅行はチャレンジかもしれません。
でも過去に数十か国を旅している人にとっては、そんなに高いハードルでは無いでしょう。
このように、知識や経験によって、自分のコンフォートゾーンをどれだけ広げていけるかというのがポイントで、このラーニングゾーンでどれだけ学び・経験できるかが成長する上で、非常に重要なポイントになるのです。
【グロースゾーン】成長の領域
そして最後に到達するのがグロースゾーン(成長領域)です。
グロースゾーンでは、自分の目的意識を見つけ、自信に満ち溢れ信念や目標・夢を実現させるために、新たなゴール設定をしたり次のステップに進むために動き出します。
この領域に来るまでに、多くの障害を乗り越えてきているため、メンタル面も強くなっており、コンフォートゾーンが当初よりも大きく広がった状態です。
そして、広がったコンフォートゾーンが自分にとって当たり前の基準になってくるので、更にコンフォートゾーンを広げて自己成長を続けていくということです。
このときに「夢リスト100」などの明確な目標があると、より鮮明に目的地を設定して突き進むことができます。まだ作ったことがなければ、作ってみると良いですよ。
コンフォートゾーンを最短で抜け出す方法と広げ方
多くの意見がありますが、私自身がコンフォートゾーンを抜け出す一番良い方法と考えているのは、
『その道の専門家にガイドしてもらい、背中を押してもらう』と言うことです。
恥ずかしながら私もそうなのですが、中々自分に厳しくすることが出来ず、サボり癖や居心地の良い場所(コンフォートゾーン)に居座ろうとしてしまいます。
実際、私自身も一人で作業や仕事をしているとこんなことがあります。
- 一人だとどうしても先延ばしにしてしまう…
- 自分のための時間を確保するのが苦手で結局やらない…
- 一人だとサボりぐせがあって行動が止まってしまう…
- 納得するまで考えないと行動できず、いつも気づくと時間だけ過ぎている…
- 何かと理由を付けて行動をあと伸ばしにしている…
あなたも思い当たる節はないでしょうか?
「私は一人でも全然大丈夫だよ!」と言う人は、自分でコンフォートゾーンを抜け出し成長することが出来る人だと思います。
逆に「思い当たる節が…」という人は、専門家と言うガイドを付けて、引っ張ってもらい道案内をしてもらった方が良いでしょう。
山登りに例えるなら、登ったことがない危険な山(フィアーゾーン)に、登山の初心者が一人で突っ込むのは無謀ですよね。
しっかり専門家と言うガイドを付けて登って行くことで、リスクを少なくして山頂まで登って行けるのです。
実際に、私が行っているオンライン集客の世界でも、メンターや先生というガイドを付けずに全て独学でやろうとしている人は、結果を出すまでに相当な時間を費やしたり、挫折して諦めてしまっています。
逆に、道を示してもらって一緒に進んでいる人は自然と結果を出している印象です。
もしあなたが、何かに挑戦しようとしているのであれば、『専門家と言うガイド』を頼りにして、コンフォートゾーンを抜け出してください。
コンフォートゾーンを抜け出し成長した後に取るべき行動
コンフォートゾーンを抜け出し、成長を実感出来ると、その場で安心して歩みをストップさせてしまう人がいます。
コンフォートゾーンに居続けるデメリットでも書いていますが、私は『人生は下りのエスカレーターを昇っているようなものだ』と思っています。
その場に居続けると言うこうとは、コンフォートゾーンから抜け出さない選択をしているということです。
少しずつコツコツとで良いので、歩みを止めずに進み続けなければいけないのではないでしょうか。
私のプロフィールに、【ビジネスで大事にしている5選】という項目がありますが、その内の1つ『✅人生死ぬまで勉強・成長』と言葉があります。
これも、私自身が歩みを止めず、成長し続けるために自分への言い聞かせとして選んでいる1つの言葉です。
コンフォートゾーンのまとめと最後に
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では
- コンフォートゾーンとは何なのか?その先の領域。
- コンフォートゾーンの抜け出し方や広げ方。
- 現状を打破する方法。
について説明してきました。
今動けていない人や迷いがある人でも、この記事を読んで少しでも前に進もうと感じてくれた人がいれば幸いです。
私は今までに、アクセスup、Web集客の専門家として多くの事業者さんをサポートしてきました。
もし今、あなたが何かに迷われ、現状を打開したいと思っているのであれば、一度私とお話ししてみませんか?
今後の道しるべを示すことが出来ると思いますよ。
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