飲食店でインスタを活用してみたいが、どのような運用方法が効果的で、運用のコツがあるのか知りたい、という方も多いはずです。
飲食店ではInstagramを活用している方が多く、自店舗でも対策したいけど、何をどうしたらいいか分からないとなっているかもしれません。
そこで当記事では飲食店のInstagramの使い方の基本から、飲食店に特化した情報までを詳しくお伝えします。
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目次(タップでジャンプ)
飲食店でインスタを活用するコツ
飲食店でInstagramを活用するコツは次のようなものがあります。
- ビジネスアカウント(プロアカウント)にする
- ハッシュタグを使って運用する
- ストーリーズを活用する
- 店内でオペレーションを作る
- パフォーマンス分析をする
- インフルエンサーマーケティングも活用する
- Instagram広告運用も行ってみる
- キャンペーンを実施し効果測定をする
基本的なInstagramの活用のコツを押さえながら、飲食店に特化した内容を解説します。
コツ1.ビジネスアカウント(プロアカウント)にする
Instagramをビジネスアカウントにして問い合わせ窓口の設置などができるようにしましょう。
URLの設置などが一般のアカウントでは対応不可のため、ビジネス活用するならアカウントの切り替えは必須です。
切り替え自体はすぐにできるので、まだの方は以下の記事を参考に行ってみてください。
コツ2.ハッシュタグを使って運用する
Instagramのフィード投稿はハッシュタグ(「#」)を活用することで、Instagram内の検索で上位表示されやすくなります。
各ハッシュタグで検索すると投稿数が表示されているので、全体の投稿数が5万以上〜1,000程度くらいまでのハッシュタグを10個ほどつけておくことをおすすめします。
ハッシュタグの個数は明確に決まっていないものの5〜10個程度に抑えるようにしてください。
コツ3.ストーリーズを活用する
フィード投稿の他にストーリーズを活用することも意識してください。
ストーリーズとは1日限定視聴ができる簡易投稿のようなもので、スマートフォンでアプリを起動すると一番上に表示されます。
誰もが必ず目にする場所なので、ストーリーズからプロフィールや商品・サービスへの遷移も良く起こります。
そのため、ストーリーズへの投稿を毎日して、その日のおすすめなどを掲載すると良いでしょう。
コツ4.店内でオペレーションを作る
飲食店でInstagramを運用するにしてもフォロワーが居なければ投稿を見てもらえないので、必ず店内でフォローを促すオペレーションを作っておきましょう。
よくあるオペレーションをまとめておくと以下のとおりです。
- 登録をしたらドリンク1杯無料
- 登録をしたらフードをサービス
よくある方法を活用すれば、比較的簡単にフォロワーが集まります。
来店されたことのあるフォロワーに対して、ストーリーズなどを活用しリピートしてもらうための仕組みもInstagramでは作成可能です。
コツ5.パフォーマンス分析をする
インサイト分析をすることで現在のアカウント運用でどのような結果を残せているか分析できます。
どのような投稿をすることで、どのような結果になっているかを分析することで、次回の投稿を改善できます。
インサイト機能を活用したパフォーマンス分析は次の記事で詳しく解説しているので、確認してみましょう。
コツ6.インフルエンサーマーケティングも活用する
飲食店と言えばインフルエンサーマーケティングも資金に余裕があるなら活用しましょう。
インスタグラマーと呼ばれる方に依頼することで、飲食店をフォロワーが多いアカウントで紹介してもらい、一時的に流入数を上げてもらえます。
もちろん一時的にしか流入数は上がらないですし、認知度向上がその後どのような結果に繋がるかは未知数なので、あくまで飲食店の経営が上手く行っている場合にのみ行いましょう。
また、最初期の段階で客足を伸ばす目的でインフルエンサーの方にお願いすることもおすすめです。
コツ7.Instagram広告運用も行ってみる
Instagramでは広告出稿も可能なので、認知度アップのためにアカウントを見てもらう目的で広告運用することもおすすめです。
InstagramはFacebookと同じ会社であるMeta社によって運営されていて、広告出稿を同時に2つのSNSで展開することも可能です。
Meta社の広告運用については、以下の記事を参考にしてみると詳しく分かります。
コツ8.キャンペーンを実施し効果測定をする
ある程度のフォロワーが集まったらキャンペーンを実施し効果測定をしてみましょう。
飲食店ならではのキャンペーンを実施することで、Instagramのフォロワーがどれだけあなたの店舗のことを認知しているかを確認できます。
たとえば、ストーリーズで1日限定の割引イベントをしてみて、客足の増加率がどれだけ増えたか計測してみても良いでしょう。
大規模なキャンペーンを最初に行うのではなく、スモールステップで原価の掛からないものから順番に行ってください。
飲食店でインスタを活用するメリット
飲食店でInstagramを活用するメリットは次のとおりです。
- 新規・リピーター獲得に役立つ
- 広告費がほとんど掛からない
それぞれ解説します。
新規・リピーター獲得に役立つ
Instagramに限らずSNS集客を活用すると新規・リピーター獲得に役立ちます。
特に飲食店は自社のホームページを見て来店されるお客様は少なく、ホットペッパーなどのポータルサイトかInstagramなどのSNSになることが多いです。
たとえば、あなたが宴会をしたいと考えた際に、「東京 新宿 宴会」といった検索キーワードで調べたとしてもGoogleの検索結果にはポータルサイトが並びます。
また、Instagramでブックマーク機能を活用して行きたいお店をピックアップしている人も多いはずです。
このように飲食店はホームページからの集客はもちろんありますが、特に新規で立ち上げた場合にはSNSを活用したり、ポータルサイトを活用したほうが新規・リピーター客の獲得に役立ちます。
広告費がほとんど掛からない
SNS集客は広告費がほとんど掛からないといったメリットもあります。
基本無料で活用できるので、ポータルサイトで発生する広告費を徐々に圧縮したい方にもおすすめできます。
仮にSNS集客だけで損益分岐点を超えられるだけの利益を出せたとしたら、余剰利益からポータルサイトでの出稿を強化できるのでより売上アップが可能です。
このようにSNS集客では広告費が掛からないことから徐々に広告費を圧縮できたり、余剰利益で広告強化を行い売上アップにも繋げられます。
飲食店でインスタを活用するデメリット
飲食店でInstagramを活用するデメリットの一例は次のとおりです。
- 最初期のフォロワーの伸びが遅い
- 広告を活用したほうが売上の伸びが早い場合もある
SNS集客は総じてフォロワー獲得が難しいことから、速度感が遅い点に注意しなければなりません。
それぞれ解説します。
最初期のフォロワーの伸びが遅い
飲食店でInstagramを活用しようとしても、最初期のフォロワーの伸びはあまり速くありません。
というのも、SNSはフォロワーが多ければ多いほど、フォロワーの伸び率も高い傾向にあり、反対に少なければ比例してフォロワーの伸び率も低い傾向にあるからです。
もちろん最初期からアカウントの運用が上手く行き、フォロワーを伸ばせる可能性もありますが、売上アップに貢献できるまでは半年程度時間が掛かる可能性も高いです。
広告を活用したほうが売上の伸びが早い場合もある
広告を活用したほうが売上の伸びが早い場合もある点には注意が必要です。
基本無料の使用料と考えると魅力的に見えますが、実際は費用を掛けて短期間で売上アップを目指したほうが早いことも多いです。
広告運用の具体例をお伝えしておくと、以下のとおりです。
その他にも効果的な広告運用の手法はありますが、基本的には上記の運用手法が飲食店にはおすすめです。
飲食店でインスタを活用した成功事例
飲食店でInstagramを活用した成功事例の一例を紹介すると以下のとおりです。
- 吉野家のフォロワー参加型キャンペーン
- 日常感の演出から食欲を誘うミスタードーナツ
- 7.4万リーチを達成した料神
それぞれを解説します。
成功事例1:吉野家のフォロワー参加型キャンペーン
吉野家では牛丼の具材を使ったフォロワー考案のレシピなどが紹介されていて、参加型キャンペーンが随時行われています。
Instagramユーザーは女性が多いことから、お弁当のレシピを教えてくださいといったようなキャンペーンを展開すれば、フォロワーの興味・関心を引き出せ、吉野家の投稿から目を離せなくなります。
成功事例2:日常感の演出から食欲を誘うミスタードーナツ
ミスタードーナツでは文字通りドーナッツが商品になるので、商品を活用した午後のひとときなどを演出した投稿が目立ちます。
ドーナツ+コーヒーと言ったような楽しいひとときを演出することで、フォロワーが食べている瞬間をイメージさせています。
すると、未来の状態がイメージしやすくなる(ベネフィット訴求)ので、「ドーナッツが食べたい!買いに行こう!」となります。
成功事例3:7.4万リーチを達成した和食料理 料神さん
自社事例として料神さんがリール動画を投稿し7.4万人にリーチしました。
料理動画はInstagramで頻繁に見かけますが、テンプレートの型を活用して面白く実践動画を配信することで、多くのユーザーにリーチしています。
7.4万人にもリーチすると店舗近くの方にも認知が取れるので、興味を持って来店されるユーザーもいるはずです。
料神さんにWeb集客の戦略についてうかがったインタビュー記事がありますので、「和食店が少額の広告費で予約を獲得した方法」が知りたい方はぜひご覧ください。
また、当社の講座・サポートで集客の成果に繋げていただいた、他のお客様(飲食店)の声もこちらから見ていただけます。
飲食店のインスタ活用のコツによくある質問
飲食店のInstagramを活用するコツによくある質問は次のとおりです。
- 飲食店のインスタフォロワーを増やすにはどうしたらいいですか?
- 飲食店でインスタ集客するメリットは?
- インスタでフィード投稿を増やすコツを教えてください
簡潔に回答します。
飲食店のインスタフォロワーを増やすにはどうしたらいいですか?
飲食店のインスタフォロワーを増やすには、店内オペレーションをまず強化するところからスタートしてください。
飲食店は店舗型ビジネスであり、訪れてくれた方にフォローを促せられれば、フォロワー獲得はすぐできます。
飲食店でインスタ集客するメリットは?
飲食店でInstagramの集客をするメリットは、広告費の削減とリピーター獲得にあります。
ポータルサイトを活用していると広告費が重くなりがちであり、リピーター獲得のための仕組みも整っている訳ではありません。
広告出稿で新規客の来店を増やし、リピーター獲得のためにInstagramを活用することをファーストステップにしておくと上手く行きやすいです。
インスタでフィード投稿を増やすコツを教えてください
Instagramのフィード投稿は作成までに時間が掛かるため、ある程度フォーマットを決めておいたほうが良いです。
飲食店であれば、「今週1週間のおすすめランチ」といったような投稿の型を決めておき、特定の時間に投稿できるように準備を進めておきましょう。
飲食店でインスタを活用するコツまとめ
飲食店でInstagramを活用するコツを今回の記事ではまとめてきました。
Instagramを活用すれば広告費の削減ができますし、リピーター獲得にも繋がります。
ただ、出店して最初期の頃はフォロワー数が伸びないため、Web広告を活用したほうが売上アップに繋がります。
私の得意分野であるWeb広告に関する詳しい情報を以下のページで解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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