ブログを書いたりWeb広告を出稿するときに、ツールを使って「検索キーワードのボリューム数」を確認してキーワードを選定するのは一般的でメジャーな手法です。
ただ考えてほしいのは、「一般的でメジャーな手法」と言うことは、それだけライバルが多く、みんな同じようなキーワードを選定している可能性が高いということです。
ブログを何年も書いていて、SEOや広告運用の知識も豊富な人と、オンラインビジネス初心者が同じ戦場では、正直、初心者に勝ち目はありません。
ですからオンラインビジネス初心者は、まずは競合がいない戦場で経験や実績を積み、その後に競合に挑んでいけば良いと考えています。
そこで今回は、初心者やSEO対策に疲れた人が、少ないアクセス数でも成果を出すことができるキーワードの選定方法について、実例を使いながら詳しく説明していきます。
このキーワード選定方法は、「アフィエイト」「マーケティング」「LP製作」「ブログ記事」どんなことにも使えるので、是非活用してください。
目次(タップでジャンプ)
ツールに頼らない「感情キーワード」の重要性
冒頭にも書きましたが、キーワード選定をツールにばかり頼っていると「ライバルと似たり寄ったり」のキーワード選定になってしまいます。
もちろん、データは大事なのですが、検索エンジンの向こう側にいるのは人です。
人がインターネットで何か調べごとをするときは「本音」をぶつけてきます。
どういうことかと言うと、
例えば、洋服を買いに行ったときに「女性にモテる服ってありますか?」と店員に聞くのは恥ずかしくないですか?
ですが、インターネット検索では「女性にモテる服」などと検索する人は非常に多いです。
検索した結果が誰かに知られる心配がないので、わざわざ自分の感情を遠回しに表現する必要がないからです。
他にも、あなたがニキビで悩んでるとしましょう。
Google検索で「ニキビが目立たなくなってほしい」とは検索せず、「ニキビ 最短で治す方法」などと検索するはずです。
お金に困っているとき、人に相談することに抵抗がある人でも、インターネット検索では「お金の稼ぎ方」などの検索をします。
感情 | 検索するとき | |
例1 | 女性にモテる服がほしい | 「女性にモテる服」 |
例2 | ニキビを目立たなくしたい | 「ニキビ 目立たなくする方法」 |
例3 | お金に困っている | 「お金の稼ぎ方」 |
このようにインターネット検索では、人は悩みや解決したい感情をそのままぶつけてくることが多く、その感情を読み解くことで、ツールのデータでは見えない本音の「感情キーワード」を発見することができます。
ビジネスの初心者や検索順位が中々上がらない人こそ、このような人の感情を読み解いた「感情キーワード」を選んでいくことで、競合との差別化になり、アクセスを集めることができるようになります。
キーワードの「想像力」を鍛えればオンラインビジネスは稼げる
上記で説明したように、キーワードを選定するときには「人の感情を想像して決めていく」必要があります。
この「想像力」はキーワードの選定だけではなく、実はオンラインビジネスでは非常に重要です。
例えば、商品を作ったり販売するときに、「企画・設計」の段階で、
- どんなお客様がターゲットなのか?
- どんな悩みを持った人に訴求するのか?
- 商品を買う人はどんな悩みを解決したいと思っているのか?
- 見込み客は何に魅力を案じて商品を購入するのか? など
事前に対象になるお客様の「悩みや解決したいこと」などを調査して設定します。
このフレーズを飛ばしてしまうと、ブレブレの企画になってしまうので非常に重要なフレーズなのですが、この時にも顕在的な悩みはもちろん、潜在的な悩みも想像していきます。
これは先ほど説明したキーワード選定でも同じで、表面化している悩みのキーワードを探すのはもちろん、潜在的な悩みキーワードを見つけられるようになることで、よりライバルが少ないお宝キーワードを見つけることができます。
ビジネス(商売)は、「お客様の悩みや欲求を解決してあげること」です。
- 空腹だ→食事を提供する
- 寒くなってきた→暖かい服を提供する
- オンラインで効率化したい→自動ツールを提供する
このように「相手が何を解決したいのか」を理解できるようになれば、自ずと商品は売れるようになりますし、プレゼン(プロモーション)の方法も分かってくるはずです。
オンライン上では、見込み客や顧客の顔がなかなか見えないからこそ、想像力を鍛えることは重要なことです。
ちなみに「企画・設計」をするときには、「マインドマップ」を使って管理すると非常に思考が整理しやすいので使ってみてください。
稼げるキーワードを見つける7つの方法
キーワード選定は「想像力」が大事だということを説明してきましたが、では実際にどのようにして「キーワード」を見つければ良いのでしょうか。
まずはキーワードを7つのカテゴリに分けて考えてみましょう。
- 悩み系キーワード
- 願望系キーワード
- イベント系キーワード
- トレンド系キーワード
- 季節系キーワード
- ブランド系キーワード
- 日付・型番系キーワード
各キーワードの作り方や考え方を例を交えて説明していきます。
悩み系キーワードの選定方法
悩み系キーワードは、検索する人がどうにかして解決したい悩みやコンプレックスなどを検索するキーワードです。
悩みを解決したい人ほど、具体的で直接的な検索をしてくる傾向があります。
- 美容系:「40代 顔のシワを取りたい」「ニキビ痕が気になる」
- ファッション系:「仕事用スーツをカッコよく着たい」「足が短く見える」
- ダイエット系:「食事制限しても痩せない」「運動しても痩せない」
- ビジネス系:「SNS投稿しても集客できない」「リピート客を増やしたい」
このような悩み系キーワードで検索してくる人に、悩みやコンプレックスを解決するための役立つ情報を発信していきます。
悩みの解決策に、自分の商品を紹介したり、アフィリエイトを絡めて収益化することが可能です。
願望系キーワードの選定方法
願望系キーワードとは、検索する人が「こうなりたい!」と、理想に近づくための情報を求めているときに検索するキーワードのことです。
理想の未来、憧れの人、なりたい自分、などのことです。
- 美容系:「顔の肌を綺麗にする方法」「ニキビができない手入れの仕方」
- ファッション系:「今年の女性(男性)にモテる服」「年齢より若く見られる洋服」
- ダイエット系:「夏までに痩せたい」「家で簡単にできるダイエット」
- ビジネス系:「SNSに投稿しないで集客する方法」「リピート客を増やす方法」
このような、願望系キーワードで検索をしてくる人に、願望を満たすための情報を提供していくことで稼ぎやすくなります。
ちなみに、願望とは「欲求」といった意味も含まれます。
人の欲求を階層的に表した「マズローの5段階層説」も合わせて学んでおくことで、より良いキーワードを見つけることができるはずです。
イベント系キーワードの選定方法
イベント系キーワードは、何か大切なイベント(冠婚葬祭・出産・飲み会、など)があるときなどに検索されやすいキーワードです。
特に人生におけるイベントの場合は、回数はそれほど多くはないので、その場になれば検索する人は多いです。
- 美容系:「結婚式で印象が良いメイク」「就職活動のメイク」
- ファッション系:「飲み会(合コン)勝負服」「結婚式におすすめの服」
- ダイエット系:「海に行くまでに痩せる」「出産後のダイエット」
- ビジネス系:「大事な商談時のネクタイの色」「○○(地域)で接待におすすめのお店」
イベント系キーワードは、イベントの前に準備できる役立つ情報を提供することが重要です。
トレンド系キーワードの選定方法
トレンド系キーワードは、旬なキーワードのことで、テレビ番組やニュース・雑誌などで取り上げられている話題を中心にキーワードを作っていきます。
- 美容系:「○○(TV番組名・雑誌名)掲載の最新コスメ」「●●さん(有名人)愛用の化粧品」
- ファッション系:「●●さん(有名人)が○○(ドラマ名)で着用していたコート」
- ダイエット系:「●●さんが(有名人)が実際に痩せた酵素ダイエット」
- ビジネス系:「○○(TV番組名・雑誌名)が注目した最新の集客手法」
トレンド系キーワードは、メディアなどの露出があるときは爆発的にアクセスを集めて稼ぐことができますが、その後一気にアクセスが減るのが特徴です。
ですから、トレンド系キーワードはWeb広告(リスティング広告)を利用して、一時的に取り入れるという考えで使っていくと良いでしょう。
トレンドとWeb広告を利用した「PPCアフィリエイトfa-external-link」は爆発的に稼げるので個人的にはおすすめです。
ちなみに、「○○さん愛用!」「○○さん監修」などの、権威性のトリガーfa-external-linkを利用した効果も期待できるのがトレンドキーワードの良いところでもあります。
季節系キーワードの選定方法
季節系キーワードは、毎年その時期が近づくと需要が増えるであろうキーワードです。
どの時期に、どんなキーワードのアクセスが増えるかは「Yahoo!販促カレンダーfa-external-link」を使うと簡単に確認できます。
- 美容系:「夏の紫外線予防」「クーラーで肌が乾燥しない方法」
- ファッション系:「今年流行りの水着」「ワキ汗が目立たない服」
- ダイエット系:「夏休み中に痩せる方法」「正月太りの原因」
- ビジネス系:「年末の挨拶はいつから」「新春キャンペーンいつまで」
季節系キーワードは、他のキーワードに比べて比較的ライバルが少ないので、SEO的にも上位表示されやすいですし、アクセス数の割りに収益に繋がりやすい傾向にあります。
初心者やSEO対策が苦手な人にはおすすめなキーワードです。
ブランド・商品系キーワードの選定方法
ブランド・商品系キーワードでは、知名度の高い企業名や商品ほどネットで検索される可能性があるので、「ブランド・商品名+思いつく言葉」でキーワードを作っていきます。
あなたがが販売していきたい商品(おすすめしたい商品)と同じジャンルで、知名度の高いブランドや商品を掛け合わせます。
- 美容系:「マナラクレンジングゲルと○○(自分の商品・おすすめしたい商品)を比較」
- ファッション系:「Orobianco(オロビアンコ)が安い通販サイト」
- ダイエット系:「ライザップで痩せずに○○(自分の商品・おすすめしたい商品)で痩せた方法」
- ビジネス系:「Twitterで集客するツール」「Instagramでいいねを沢山集める方法」
ブランド・商品系キーワードは、知名度が高いキーワードも入れるので、2語3語目のキーワード選定が非常に重要で、少し難易度が上がりますが、慣れてくれば積極的に取り入れたいキーワードです。
日付・型番系キーワードの選定方法
日付・型番系キーワードは、発売日が決まっている商品や、現在使っている商品と同じ商品を探している人が検索する傾向があるキーワードです。
- ゲーム系:「○月〇日発売予定の●●(商品名)」「iPhone13発売日はいつなのか」
- ファッション系:「2021年夏に流行りの水着」「2022年流行るメンズファッション」
- ダイエット・美容系:「1ヵ月で5キロ痩せる方法」「2021年○月に発売された●●(美容器具名)」
- パソコン系:「TS8230(キャノンプリンタの型番)の部品」
型番キーワードは、検索ボリュームは少ないですが、商品の購入意欲が高めの人が検索している傾向があるので、おすすめのキーワードです。
「想像力×データ」で最強のキーワードを見つける
ここまでは、検索キーワードを想像する重要性や実際にどうやってる作るかを説明してきましたが、「想像力×データ」を活用することで更に効果を高められます。
データとは数字のことで、一般的な「検索ボリューム」のことです。
上記で説明したように、「人の感情を表すキーワード(感情キーワード)」と「検索ボリューム」を組み合わせるということです。
一例として、先ほど「悩み系キーワード」で説明した『40代 顔のシワを取りたい』を例にすると、
- キーワード1:40代
- キーワード2:顔のシワ
- キーワード3:取りたい
この3つが想像できます。
"40代"や"取りたい"だと抽象度が高すぎる、「顔のシワ」を検索ボリューム確認ツールのウーバーサジェストfa-external-linkで調べてみると、下記画像のように別のキーワード候補も見えてきます。
顔のシワ+(シワ取り・食べ物・マッサージ・シワ伸ばし・シワ取りクリーム)といったキーワードです。
そこで、見えてきたキーワードも含めて文章を構築してみると
【40代に最適!顔のシワ取りマッサージとクリームのシワ伸ばしで肌が変わる(34文字)】
こんな感じの記事タイトルやキャッチコピーはどうでしょうか?
キーワードも含んで、悩みも含んだ文章ができたように感じませんか?
「感情キーワード」だけだと、どうしても検索する人は少なくなります。
そこにツールを使って、月間検索ボリュームがそこそこあるキーワードも盛り込んで、複合型のキーワードを作ることができるようになります。
検索キーワードの選定方法について最後に
今回はキーワード選定における、想像力の重要性や具体的なキーワードの作り方、ツールを掛け合わせた複合的な考え方などを説明してきました。
ここまでで説明してきましたが、オンラインビジネスでは中々顔が見えないからこそ想像する力が大事になってきます。
想像力を鍛えることで、ライバルに差をつけたキーワードを選定することができるようになりますし、キャッチコピーや見出しと言った「見た目」の部分でも差別化されます。
特に、オンラインビジネス初心者であれば、
- 魚がいて(ニーズがあって)
- 周りに釣り人が少ない釣り堀(競合他社が少ない戦場)を探し
- それに応じて仕掛けを変化(品揃え・販売方法)させること
を意識していくと良いでしょう。
そういった意味でも、「感情キーワード」は非常に有効的なキーワードということを覚えておいてください。
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