Web集客をスタートし、ホームページを作ってこれから運用して集客していこうと考えている方も多いのではないでしょうか?
ホームページを作った後の運用となると、ほとんどの方がまず真っ先に思い浮かぶのが「そうだ!記事やお知らせを入稿しよう」です。
とはいえ、
「ん?よく見るお知らせや記事ってどうやって書けばいいんだ?」
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このように迷っている方が多いのも事実です。
実際に私のクライアントさんでも、ホームページを作ったは良いけど、記事の書き方が分からず更新をしていなかったり、そもそもなぜ更新した方が良いのかを理解されていない方もいます。
そこで、今回の記事ではホームページの記事の書き方や注意したいポイントを徹底解説していきます。
ちなみに、これからホームページを制作する方や作成を検討している方は、以下の記事でどのようなホームページを作ればよいのかを参考にしてみてください。
目次(タップでジャンプ)
ホームページの記事の書き方
ホームページの記事の書き方は次のとおりです。
- お知らせ欄に掲載する記事の書き方は簡潔・明瞭にする
- ファン化のためのブログ記事は自己開示を多くする
- SEO記事は売上を上げることを意識する
3種類の記事はそれぞれが目的を持っているため、それぞれのゴールを達成できるようにしていきましょう。
お知らせ欄に掲載する記事の書き方は簡潔・明瞭にする
お知らせ欄に掲載する記事の書き方は簡潔・明瞭にしておく必要があります。
というのも、伝えたいことが「誰の目から見ても明らか」になっていないと、逆に電話による問い合わせが殺到する恐れがあるからです。
電話の問い合わせが悪いという訳ではありませんが、売上げに繋がらない電話問い合せは、作業負担が増えるだけです。
お知らせ記事は集客というよりも、多くのお客様に周知するために書く記事です。
1つの知らせたいことに対して、200文字程度の1つの記事というルールを作って対応してみるのも良いでしょう。
ファン化のためのブログ記事は自己開示を多くする
ファン化のためのブログ記事を書くためには自己開示を多くするようにしましょう。
自己開示とは、良いところも悪いところもあえて話すことを指しています。
例えば、成功事例と失敗事例もあえて話すことでお客様は「しっかりと全部話してくれる誠実な人なんだな」と感じるようになります。
人間味あふれる文章や記事がファン化のためのブログ記事には適しています。
具体的な書き方のポイントを3つにまとめると次のとおりです。
- 文字よりも画像をふんだんに使うようにする
- お客様の目に入り認知を取ることを意識する
- 何か行動を起こしてもらうポイントを1つ用意する
それぞれを簡単に解説していきます。
文字よりも画像をふんだんに使うようにする
冒頭部分でもお伝えしましたが、画像や動画を使って視覚的に訴えるほうがファン化のためのブログ記事には適しています。
お客様にとって文字を見るのは「読む」という行動を取らなければならず意外と力を使います。
逆に画像や動画で「見る」行動はそれほど力を使わなくても可能なので、ストレスがない記事を作成しましょう。
お客様の目に入り認知を取ることを意識する
とはいえ、ファン化のためのブログ記事は読んでもらわなければ意味がありません。
例えば、私(山口)のホームページではトップページや次のようなグローバルメニュー欄で成功事例を掲載しています。
そもそもファン化のためのブログ記事はSEO対策がほとんどできないので、出来る限り目につく場所から「リンクで飛べる」状態にしておきましょう。
何か行動を起こしてもらうポイントを1つ用意する
ファン化のためのブログを作成してお客様から「いいな」と思ってもらったのに、問い合わせにつながらない記事の作成をしている人ほどもったいないことはありません。
私(山口)の記事を見てもらえばわかるように、要所要所でCTA(コールトゥアクション)を挟んでおきましょう。
あまりにも多くCTAを挟むのはお客様に対してストレスを与えてしまうので、記事の長さにもよりますが1〜3個程度に抑えておくといいでしょう。
SEO記事は売上を上げることを意識する
最後のSEO記事は売上を上げることを意識して書くようにしてください。
記事で売上を上げるというのは、直接サービスの購入につながるキーワードで上位表示させることを指しています。
例えば、あなたが地域の塾で塾講師として生徒のWeb集客をしようとしたときを考えてみましょう。
- 数学 勉強方法
- 〇〇中学 数学テスト予想問題
上記のキーワードであれば、どちらのキーワードのほうが「問い合わせにつながりやすい」と考えられるでしょうか。
もちろん「数学 勉強方法」といったキーワードで上位表示し、Webの授業を行っているのであれば集客は可能かもしれません。
ただ、あなたは地域の塾なので「〇〇中学 数学テスト予想問題」というキーワードのほうが売上に直結するでしょう。(あくまで例なので気をつけてください。)
では、どのようにしたらGoogle検索上で上位表示できるのかを以下2つのポイントに絞ってお伝えしていきます。
- キーワードのニーズ調査を必ず行う
- ニーズに対して結論ファーストで必ず書く
キーワードのニーズ調査を必ず行う
SEO記事を制作するときのポイントは、必ずニーズの調査を行うことです。
そのときによく利用するのは、Google検索の一番下に表示される「虫眼鏡キーワード(再検索キーワード)」でしょう。
例えば、「塾 中学生」といったキーワードで検索すると次のように再検索キーワードが出現します。
私(山口)はウーバーサジェストというキーワードツールを使用しているため、各キーワードの下に月間の検索数などが表示されています。
これらの再検索キーワードを見てみると、「塾 中学生」というキーワードでは次のようなニーズがあると考えられます。
- 費用が知りたい
- 近くの手頃な塾を知りたい
- 選び方の基準を知りたい
- おすすめの塾を知りたい
これらの見えてきたニーズから、最も強いであろうニーズを探り当てていきましょう。
ニーズに対して結論ファーストで必ず書く
SEO記事を書く際のポイントの二つ目は、最も強いであろうニーズに対して結論ファーストの記事を書くことです。
先ほどの「塾 中学生」の場合、どちらかというと「費用」が気になっているユーザーが多そうなので、中学生の塾の費用や相場の内容を一番最初に書いておくとSEO上最も評価されやすい記事になるでしょう。
ただし、ニーズに沿って記事を書いたからといってSEOはホームページ全体の力によって変動するので、長期間の施策が必要である点には注意してください。
ホームページの記事を書く際の文章例
ホームページの記事を書く際の文章例を大きく分けると以下のとおりです。
- お知らせ記事
- 商品紹介
- ファン化のためのブログ記事
- SEO記事
それぞれの文章例を解説します。
お知らせ記事
お知らせ記事は簡易さが重要です。
文章例としては以下のようなものが良いでしょう。
「〇〇イベントは△△日に予定通り開催します。」
一目で見て分かる情報量であれば、問題はありません。
商品紹介
商品紹介のページはできる限りLP化したほうがいいでしょう。
というのも、商品ページは購入や問い合わせにつながる可能性が高いからです。
セールスライティングを含むため、文章例は次の記事を参考にすると分かりやすくなります。
ファン化のためのブログ記事
ファン化のためのブログ記事の文章例は以下のとおりです。
「今日は〇〇のイベントがありました」
【画像】
「多くの方が参加してくれて、私もおおはしゃぎ!」
【画像】
上記のように画像をふんだんに使いながら、あなた自身の感想や今後の思いを述べておくとファン化が加速します。
長文である必要はなく、短文でもあたたかい言葉を心がけてください。
SEO記事
集客用のSEO記事の文章例は次のとおりです。
- P(結論):「SEO記事の書き方はPREP法を使いましょう」
- R(理由):「というのも、ユーザーに分かりやすく説明しなければならないからです。」
- E(比喩・例示):「結論が先に来ない文章は何を伝えられているのかがわかりません。たとえば、次のような文章はどうでしょうか【例示内容】」
- P(結論):このようにSEO記事の書き方はPREP法を使うようにしてください。
上記のようにPREP法を利用すると分かりやすい文章になり、多くの方が読み込んでくれます。
特に納得性を持たせたいなら「E」の部分を具体的にすると良いでしょう。
ホームページの記事を書くときに注意してほしいポイント
ホームページを作り、記事を作成したら「自動的に集客できる」と考えている経営者やオーナーも多いかもしれません。
ただ、昨今のWeb業界では、SEO対策を行っていて当たり前になっているので、個人の力だけでホームページ集客から問い合わせまでにつなげるのはかなりの労力が必要です。
ホームページ作成の初心者が陥りやすい3つのポイントをまとめると次のようになります。
- 記事を書いただけではWebから人は集まらない
- お知らせやファン化のブログはお客様が集まってから作成する
- SEO記事が力を持つには時間がかかる
特に最初期の頃はホームページを作ったからといって流入はほとんどなく、流入がないためにファン化ブログを書いたところで誰にも読まれないといった状況が続くでしょう。
流入を増やすためのSEO記事を地道に入稿すると徐々に集客できるようにもなりますが、息の長い施策になる点には注意してください。
ホームページ制作時の注意点も以下の記事で説明しているので参考にしてみてください。
ホームページの記事は大きくわけて3種類!
ホームページ上で書く記事の種類は大きくわけて3種類になっています。
- お知らせ記事
- ファン化のためのブログ記事
- 集客のためのSEO記事
それぞれに大きな違いがあるため、簡潔にどのような記事になるのかを以下では詳しくお伝えしていきます。
お知らせ記事
ホームページ記事の種類の一つ目は、お知らせ記事です。
詳しくは次の画像を見てみてください。
より詳しく中身を見ると以下のようになっています。
端的にお知らせする内容が誰から見てもわかるように書かれていることが確認できます。
このホームページはクリニックに通われているお客様をメインに書かれているため、上記のような重要なお知らせをトップページの目に見える位置に配置して利便性を向上させています。
ファン化のためのブログ記事
ファン化のためのブログ記事は当サイトのトップページを参考にされると良いでしょう。
山口は中小企業や個人事業主向けの集客支援をしているので、成功事例をブログ形式で配信しています。
もちろん「SEO対策」も含んでいますが、これらの成功事例集はホームページへ訪れたお客様に対して、私(山口)が行っている事業支援の内容を深く理解してもらうための記事です。
Googleなどで検索したときに、自分のサイトを検索結果の上位に表示させるための対策
各記事を見てみるとわかりやすいのですが、画像やインタビュー動画をふんだんに使って「とにかく見て納得してもらう記事」の作成を心がけています。
もちろん成功事例集だけでなく、中にはイベントの報告をされている事業主様もいらっしゃるかと思いますが、ファン化して売上に貢献するためには「お客様を行動させる記事」を書くことを意識してください。
より詳しくファン化のためのブログ記事の内容を見てみたい方は、以下にリンクを貼っておくので確認してみてくださいね。
集客のためのSEO記事
最後は集客のためのSEO記事です。
SEO記事とは、Google検索やYahoo!の検索から流入を獲得するために書く記事であり、今まさにあなたが見ているこの記事が集客のためのSEO記事になります。
「ホームページ 記事」もしくは「ホームページ 記事 書き方」がこの記事の狙っているキーワードであり、あなたがもし狙ったキーワードでGoogle検索の1位か2位といった上位記事群から流入していたら成功です。
このようにSEO記事はGoogleなどの検索エンジンのルールに則って書く記事であることを意識しておきましょう。
ホームページに記事を書く際によくある質問
ホームページに記事を書く際によくある質問は次のとおりです。
- ホームページを作成した際に何を書きますか?
- Webライティングでは何を書きますか?
簡潔に回答します。
ホームページを作成した際に何を書きますか?
ホームページを作成したら次のページは必ず作成してください。
- トップページ
- 商品紹介ページ
- 会社紹介ページ
- お問い合わせページ
- よくある質問
これらのページがあれば最低限のホームページの体裁が守られます。
Webライティングでは何を書きますか?
WebライティングではSEO記事がメインになります。
Googleの検索エンジンから自然流入を獲得するためには、SEOライティングが必要になるため、自然検索を増やすためには以下の記事を参考にしてみてください。
ホームページの記事を書く前に売上をあげる最短経路は?
SEO記事を書くにしてもオーナーは事業を回すために記事を作成する時間はありませんし、仮に売上に直結するSEO記事を書いてもらうとなると次の費用は目安として考えておきましょう。
- キーワード選定:50〜100万円
- 記事作成(校正込み):1記事4万円程度〜
本当に売上に直結する記事を書いてもらうとなると、最低でも30記事程度で200万円前後の資金が必要になります。
もちろん、上記金額は本物のプロにおまかせしたときの金額で、ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサイトを使えば「記事だけ書いてくれるライターさん」を1円程度から雇うことも可能です。
ただ、上記の方法で「記事だけ書いてくれるライターさん」に依頼すると、SEO対策ができていない記事にお金を支払ってしまうため、売上には直結しにくくなるのも事実です。
ですから、SEO記事を作成して集客を目指すといった方法よりも、最初期は広告運用のほうがずっと資金効率がよくなります。
広告で早く集客をして売上を上げ、その間にしっかりSEO対策を行いながら両輪で集客をしていくことで、短期的にも長期的にも集客できるメディアや事業を構築することができます。
詳細な広告運用の方法については、次の記事で詳しく成功事例なども解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
→「すぐ集まる!アクセスupの教科書」非売品の集客動画5本付き