ホームページやWebサイトをせっかく作ったのに、検索結果に出てこないとユーザーに見てもらえる可能性が少なくなるので、できれば検索結果にはすぐに表示されたいですよね。
また、今までは検索したら表示されていたのに、気が付いたら表示されなくなっていた…ということもあります。
この場合、検索エンジンの仕組みに詳しい方であれば自分で色々と調べて原因を突き止められますが、ほとんどの人は詳しくないので、何をどうすれば良いのか分からないはずです。
そこで今回の記事では、ホームページなどのWebサイトが検索結果に出てこない理由・原因・解決方法を初心者向けに詳しく解説していきます。
この記事を読み進めてもらえれば、検索結果の仕組みや今後やらなければいけないことが理解できるはずです!
目次(タップでジャンプ)
ホームページが検索結果に表示される仕組み
ホームページがGoogle検索結果に出てこない原因や理由の前に、そもそも「Google検索結果に表示される仕組み」を理解しておく必要があります。
ホームーページや記事が検索結果に表示される仕組みを簡単に説明すると、下記のとおりです。
- STEP①:ホームページを探す→クローラー
- STEP②:ホームページを検索エンジンのデータベースに登録する→インデックス
- STEP③:検索結果の順位を決める→ランキング
①~③がどういった役割なのか、一つずつ説明していきます。
①クローラー
クローラーとは、「インターネット上を巡回するロボット(プログラム)のこと」で、新しいサイトを見つけたり、更新された情報を把握したり、Webサイト上の多くの情報を収集していくプログラムのことです。
インターネット上にはあなたのサイトだけではなく、多くのWebサイトが存在し、日々沢山の方が新しいサイトを公開したりサイトの情報を更新しています。
その広いインターネットの世界から、「新しいWebサイト」「更新されたWebサイト」「削除されたWebサイト」などの情報を収集するのがクローラーの役目です。
ですから、検索結果に表示されるには、まずは公開したホームページをGoogle検索エンジンのクローラーに見つけてもらう必要があるということです。
②index(インデックス)
クローラーにホームページを見つけてもらったら、次はホームーページがGoogleに「index(インデックス)」される必要があります。
indexとは「クローラーによって見つけてもらったページを、Google検索エンジンのデータベースに登録されること」を言いますが、indexされてはじめてGoogleの検索結果に表示されることになります。
クローラーによってホームページを見つけてもらったとしても、ホームーページの内容があまり良いものではないと判断されると、indexされないこともあります。見つけてもらって登録されないことを「クロール済み-インデックス未登録」と言います。
※クロール済み-インデックス未登録については、この後に説明する、「インデックス登録されていない」で詳しく解説します。
③ランキング
無事にindexされたページは、「ランキング」によって表示順位が決められていきます。
ランキングの要素は正式に公開されている訳ではありませんが、
- 記事の内容
- 内部・外部要因 など
200以上の検索アルゴリズムによってランキング付けされると言われています。
数年前までは、検索アルゴリズムを攻略してランキングを上位にする方法なども流行りましたが、現在はそのような方法はないと考えた方が良いです。
検索アルゴリズムを攻略するよりも、自然と上位表示されるようなユーザーにとってメリットのある良質なコンテンツ(記事)を作っていきましょう。
ホームページが検索結果に表示されているかチェックする方法
ここからは、検索結果に自分のホームページなどのWebサイトが表示されているかどうかを自分で確認する方法について説明します。
自分で検索をして見つけられない場合でも、以下の2つの方法を使えば、表示されていることもあるので、予備知識として覚えておきましょう。
Googleサーチコンソールで確認する
Googleサーチコンソールは「Webサイトの状態を正確に把握できる無料ツール」で、ホームーページやブログなどのWebサイトを運営する上で必須のツールです。
導入や初期設定に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
→Googleサーチコンソールの登録方法とXMLサイトマップの初期設定を解説!
Googleサーチコンソールで確認する方法は、
- ③「URLはGoogleに登録されています」と表示された場合は、検索エンジンに登録されています。
検索コマンド「site:○○」で確認する
Googleサーチコンソールを使用せず、Google検索結果を使ってサクッとチェックしたい場合は、コマンド「site:」を使用します。
ホームページが検索結果に表示されない理由
上記、「Googleサーチコンソール」や「site:○○」で確認した結果、検索エンジンに登録されておらず、検索結果に表示されていないことがあります。
ではなぜ、ホームーページやWebサイトが検索結果に表示されないのでしょうか?理由はいくつかあるので、ご自身のホームページに当てはまるものがないかチェックしてみましょう。
- ①検索エンジンのクローラーに見つけられていない
- ②index(インデックス)登録されていない
- ③ランキングが低くて表示されていないように見える
- ④ペナルティによる検索エンジンからの除外
一つずつ詳しく説明していきます!
①検索エンジンのクローラーに見つけられていない
ここまでの「ホームページが検索結果に表示される仕組み:クローラー」の項目でも説明しましたが、そもそもあなたのホームページにクローラーがきておらずGoogleなどの検索エンジンに見つけてもらえていない可能性があります。
クローラーはどのタイミングでWebサイトに来てくれるかは分かりません。
特に、ホームーページを公開して間もない、運用履歴が短い、などの場合は見つけてもらうまでに時間がかかるので、少し様子を見てみましょう。
ただ、できるだけ早くクローラーを呼び込む方法として「インデックス登録をリクエスト」があるので、この後に詳しく解説していきます。
②index(インデックス)登録されていない
次に、クロールはされているけどインデックスされていないパターンで、検索結果に表示されない原因でこのパターンも少なくありません。
このパターンを「クロール済み-インデックス未登録」と言いますが、これは下の画像の通り、Googleサーチコンソール内から確認することができます。
ページは「質」「有用性」「関連性」「専門性」など、多くの要素が判断され、ユーザーにとって有益だと判断されるとインデックス登録されます。
しかし「クロール済み-インデックス未登録」は、クロールしたロボットが「このページはクロールしたけどインデックスするに相応しくない」と判断したことになり、インデックスされず検索結果に表示されていないということです。
そのため、ページを修正して、よりユーザーにとって有益な情報を提供するようにしましょう。
ノーインデックス(no index)になっている
インデックスされていない原因の一つに「ノーインデックス(no indexs)」があります。
言葉の通り、「インデックスしないでくださいね。」と、クローラーに伝えるための設定ですが、WordPressを利用されている場合は、以下の「検索エンジンでの表示」のチェックを確認しましょう。
ここにチェックが入っていると、どれだけ頑張って記事を書いてもインデックスされることはありません。
③ランキングが低くて表示されていないように見える
次は「ランキングが低くて表示されていないように見える」についてです。
実際には、インデックス登録されているのですが、ランキングの順位が低く、自分で検索しても見つけられず検索結果に表示されていないように見える場合があります。
特に公開したばかりのページは、基本的にランキングの順位が低いところからのスタートになるので、見つけにくいです。
下の画像は、私の1つのページを公開してから、狙ったキーワードでのランキングを追った数字です。
公開当初、インデックスされたときには約22位だったキーワードが、数か月後には5位までアップしています。
5位までランキングが上がれば、検索結果の1ページ目に表示されるので見落とすこともなくなります。
Webサイトを公開して3ヵ月∼半年ほどは順位の変動を確認しながら、ホームページや記事の内容を修正(リライト)して上位表示されるようにしていきましょう。
④ペナルティによる検索エンジンからの除外
ペナルティを受けると、Googleが検索順位を下げたり、インデックスが削除されます。
ペナルティの内容としては主に以下の内容です。
・自動生成されたコンテンツ
・リンクプログラムへの参加
・オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
・クローキング
・不正なリダイレクト
・隠しテキストや隠しリンク
・誘導ページ
・無断複製されたコンテンツ
・十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
・ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
・フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
・構造化データのマークアップの悪用
・Google への自動化されたクエリの送信
ペナルティは下の画像のように、Googleサーチコンソール内で確認することができます。
ペナルティが検出された場合は、ペナルティ内容を改善した上で再審査のリクエストをするようにしましょう。
ホームページを検索結果に表示させる為に実施すべき5つのこと
ここまでで説明しましたが、ホームページを検索結果に表示させるため「Googleに見つけてもらって(クローラー)、登録してもらう(インデックス)」必要があります。
そこで、クローラーを呼び込むための方法やインデックスを促す方法について順に説明していきます。
Googleサーチコンソールで「インデックス登録をリクエスト」をする
Googleサーチコンソールを使って、インデックス登録をリクエストすることで、自分のWebサイトにクローラーを呼び込むことができます。※必ずクローラーを呼び込める訳ではありませんが可能性がアップします。
インデックス登録をリクエストする方法は、
Googleサーチコンソールで「サイトマップ」を登録する
続いて実施すべきことは、同じくGoogleサーチコンソールを利用して「サイトマップ」の送信を行います。
サイトマップの作成方法や詳しい操作方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にして下さい。
→Googleサーチコンソールの登録方法とXMLサイトマップの初期設定を解説!
「外部リンク(被リンク)」を増やす
検索結果に表示させるには、「外部リンク(被リンク)」を増やすのも効果的です。
外部リンクとは、あなたのホームページやWebサイトが別のサイトから紹介されて「リンクをもらっている状態」のことを言います。
外部リンクが増えることで、クローラーが他のサイトを経由してあなたのWebサイトを見つけてくれることもありますし、外部リンクをもらっていること自体が評価の対象になると言われています。
Googleサーチコンソールを使えば、下の画像のように「どのサイトから外部リンクをもらえているのか」を確認することができます。
※外部リンクをもらったとしても、Googleサーチコンソールに表示されるまでには少し時間が必要です。
外部リンクは自分で増やすのは中々難しいですが、ユーザーのタメになるWebサイトを作っていけば、自然と外部リンクも増えていきます。
また、自分で外部リンクを増やしていけるサイトもいくつかあるので、こちらの「すぐ集まる!Web集客の教科書」を受け取って、実践講座で確認してみてください!
「コンテンツ(記事)の質」を良くする
ホームページを検索結果に表示させる為に実施すべき事の1つに「コンテンツ(記事)の質を良くする」があります。
というのも、Googleなどの検索エンジンは「ユーザーが必要としている有益な情報を上位表示させる」からです。
例えば、あなたが「お腹 ダイエット」について検索した時に、具体的に細かく書かれているWebサイトと、情報が少なくあまり更新されていない古いサイトだと、どちらを読みたいと思いますか?おそらく前者だと思います。
これと同じように、検索エンジンもユーザーにとって価値が低い必要とされていないWebサイトを公開しないのです。
自分のWebサイトを検索結果に表示させて、ランキング上位に表示させたいのであれば、「ユーザーのタメになる質の良いコンテンツ」を作っていきましょう。
「SEO対策(検索エンジン最適化)」について学ぶ
ホームページやWebサイトを検索結果に表示させて、上位表示を狙うのであれば、やはり最低限の正しいSEO対策は理解しておかなければいけません。
正しいSEO対策は「とにかくユーザーに役立つコンテンツを提供する」に尽きますが、例えば、
- キーワード選定
- 見出しの付け方(H2,H3,H4など)
- 内部リンク、外部リンク など
このような細かな部分でも最低限の知識は付けておきたいです。
良くない例として、ホームページ上に「日常の日記」のようなブログ記事を書かれている方もいますが、これはあまりおすすめできません。
理由は、ここまでで何度もお伝えしている「その日常の日記を誰が読みたいのか?」を考えていただければ理解できるはずです。
ホームページを検索結果に表示させる為の方法について説明してきましたが、ここまでの内容が理解出来たら、次は「ホームページへ集客する方法」について理解していきましょう。
ホームページが検索結果に出てこない!について最後に
今回はホームページやWebサイトが検索結果に表示されない理由やその原因、解決方法について説明をしてきました。
せっかく作ったWebサイトなので、できれば多くの人に見てもらいたいですし、上位に表示されて集客ができると嬉しいですよね。そのためにも、検索エンジンの仕組みを理解して、日々の運用チェックをしていきましょう。
ホームページやブログはしっかり継続的に取り組めば、資産化されてオンライン上の財産になっていくので、コツコツ継続していくことをおすすめします!
ちなみに、「ホームページ&ブログ集客」を実践して、来店数を2倍以上にしたクライアントさんの例も参考にしてみてください。
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