オンラインスクールで集客を成功させる方法を知りたい、という方も多いはずです。
オンラインスクールの集客方法はWeb施策になることがほとんどです。
当記事ではオンラインスクールの集客を成功させる方法と集客手段を解説します。
- >>オンラインスクールで集客を成功させる手順が知りたい方
オンラインスクールで集客を成功させる方法へ - >>オンラインスクールの効果的な集客方法の具体例が知りたい方
オンラインスクールで効果的な集客方法3選へ - >>店舗型スクールとの集客方法の違いが気になる方
オンラインスクールと店舗型スクールの集客方法の違いへ
目次(タップでジャンプ)
オンラインスクールで集客を成功させる方法
オンラインスクールで集客を成功させる方法は以下のとおりです。
- ビジネス分析をする
- 認知から問い合わせの導線を決める
- 問い合わせ獲得から成約までの流れを明確にする
それぞれを解説します。
STEP1.ターゲットと既存顧客の分析をする
オンラインスクールで集客を成功させるには、まず自分のターゲットと既存顧客の分析をしていく必要があります。
両方の分析していないと、ホームページやLPを作成する際にどのような訴求をするのかが分からなくなります。
それぞれ解説します。
ターゲット分析
ターゲット分析とは、あなたのビジネスに興味を持つであろうユーザーを定義することです。
ターゲット分析をする上で、以下の二点は必ず確認するようにしましょう。
- ターゲット設定:商品・サービスを購買してもらいたいユーザーの全体像
- ペルソナ設定:全体のユーザー像をさらに深掘りすること
たとえば、私がWEBコンサルを販売しようとするなら、ターゲットとペルソナ設定は次のようになります。
- ターゲット設定:自身の商品・サービスをWEB上で展開したい個人起業家・中小企業経営者・店舗経営者やオーナーさん
- ペルソナ設定:オフラインで自身の商品・サービスを展開しているが、WEBを活用してもっと集客を加速させたい30~50代の事業主のAさん
このようにターゲットをペルソナまで落とし込むと、自身の商品・サービスを販売する際のヒントが得られるようになります。
その後、ターゲットの反応が得られそうなキャッチコピー&コンセプトなどを作成し、ターゲットの購買行動を促します。
既存顧客の分析
新規ユーザーの分析と同時に既存顧客の分析も行うと、商品・サービスの購買を促す訴求につながります。
というのも、既存顧客がどのようなニーズがあって購入してくれているのかが分かるようになるからです。
具体的に既存顧客の分析は以下のことを行ってみましょう。
- お客様アンケート
- Googleビジネスプロフィールに口コミを投稿してもらう
- 一人ひとりへのヒアリング
その他の施策もありますが、個人起業家・小規模事業主の方であれば上記三点を意識すると分かりやすくなります。
Googleビジネスプロフィールへの口コミ投稿はMEO対策にもつながるため、積極的に運用していくと良いでしょう。
STEP2.認知から問い合わせの導線を決める
認知から問い合わせ獲得までの導線を決めておくことも集客を成功させるためには大切です。
オンラインスクールの集客はメディア・媒体を活用するため、各メディア・媒体の特性を理解し成約につなげるポイントを明確化しておく必要があります。
たとえば、SNS集客をするのであれば、SNSごとの利用者層は必ず確認しなければいけませんし、SNSで認知してもらってから、どこにアクセスを集めるのかも考えなければいけません。
アクセスを集める先が、HPなのかLPなのか?そこからどのように問い合わせを促すのか?
SNS運用と同時に他メディアの構築も考えておきましょう。
STEP3.問い合わせ獲得から成約までの流れを明確にする
問い合わせが徐々に増えてきたら、成約までの流れを明確にしましょう。
問い合わせが来ても、成約にならなければ意味がありませんし、成約率が低ければ機会損失に繋がります。
問い合わせはあるのに、成約に至らない場合は、クロージング前の「価値提供」ができていないと考えられます。
以下では、より詳しく問い合わせ獲得から成約までの流れを解説します。
価値提供→面談の流れを明確化する
クロージングまでにしっかり「価値提供」がされていると成約率は伸びる傾向にあります。
価値提供とは、文字通り自身が持つメディアで役に立つ情報を発信して、見込み客に「価値を提供すること」です。
たとえば、SNS上で今日からできるスキルアップの方法などを発信していれば価値提供になりますし、問い合わせ後に動画などを使ってお客様に合った学習方法を提供するのも価値提供です。
その上で信頼関係を構築した後にクロージングに臨めば、成約率は伸びるはずです。
集客と価値提供に関するより詳細な情報は以下の記事でまとめてあるので、参考にしてみてください。
クロージングで成約を獲得する流れを明確化する
面談などクロージングの場では、成約を獲得することが一番の目的です。
以下はオンラインスクールのクロージングを行う流れの一例です。
- スキルアップのためのロードマップ説明(問題提起と共感)
- ロードマップと商品・サービスの関連性説明(必要性とベネフィット)
- 契約関連の話(成約)
このようにクロージングでは各ステップに分けて一連の流れを作っておくと良いでしょう。
慣れていない場合には、各ステップのトークスクリプトを作成しておいて、何度も繰り返し練習してください。
オンラインスクールで効果的な集客方法3選
オンラインスクールで効果的な集客方法の例として、
- LPを作ってWEB広告を出稿する
- SNSを使ってフォロワーや認知を獲得する
- SEO対策を使って自然流入を獲得する
おすすめの順に解説します。
LPを作ってWEB広告を出稿する
オンラインスクールでも他のビジネスでも効果的な施策は、セールスレター・LPを作成しWEB広告を出稿することです。
というのも、後から解説するWEB施策は集客に時間が掛かり、売上アップのための効果が出るのが遅いからです。
たとえば、コーディングの知識をつけるオンラインスクールであれば、LPを活用し顧客情報を取得、その後ステップメールを活用して成約を目指せます。
すると、広告費は掛かりますが、他の方法と比べて早く売上げが作れます。
それに加えて作成したセールスレター・LPはSNS集客やHP集客でも何度も使えるため効率的です。
顧客情報を取得して活用するマーケティング手法をリストマーケティングと言います。
LPを作り、見込み客情報を活用し、リストマーケティングで広告費用対効果23倍を出したクライアントもいるので、よければ参考にしてみてください。
SNSを使ってフォロワーや認知を獲得する
WEB広告と並行してSNS集客も行っていきましょう。
SNSは各プラットフォームに多くの見込み客がいるため、認知を獲得すればフォロワーといった形で見込み客が増えていきます。
たとえば、毎日有益な情報をX(旧Twitter)でポストしていれば、あなたの考えに賛同する人も増えるはずです。
その後プレゼント企画などを活用することで、見込み客情報の獲得や問い合わせ獲得につながります。
SNSだけでは問い合わせ獲得に繋がりにくい
SNS単体では、問い合わせ獲得に繋がりにくいことを理解しておきましょう。
SNSは拡散性や認知獲得に有利なメディアですが、問い合わせ獲得をするには「問い合わせを促す導線設計」が必要になります。
あくまでSNSは認知獲得・価値提供を効率的に行うメディアであるという認識が大切です。
SNS→自社メディアへの流れを構築する
SNS集客で問い合わせを獲得するなら、「SNS→自社メディア」への流れを作るようにしましょう。
たとえば、X(旧Twitter)であればプロフィール欄のURLで問い合わせ窓口へのリンクを貼っておいたり、固定ポストに同様のURLを貼っておいたりするのも手です。
このようにSNSからの導線設計も行っておかないと、問い合わせ獲得にはつながりません。
SEO対策を使って自然流入を獲得する
SNS集客は毎日の更新性が大切なので、手が止まって更新しなくなると、あまり集客ができなくなります。
しかし、頻繁に更新しなくても良いWEB施策として、SEO対策を活用したHP集客があります。
ただSEO対策は思っている以上に難しく、中長期的に考えることと、専門家に依頼することをおすすめします。
SEO対策について、以下の内容を解説します。
- SEO対策には莫大な費用と時間が掛かる
- アルゴリズムアップデートに備える必要がある
- 本質的なSEO対策は専門家でも難しい
SEO対策には莫大な費用と時間が掛かる
SEO対策を行い問い合わせを獲得するには、莫大な費用と時間が掛かります。
というのも、SEO対策ではHPの作成や記事コンテンツの充実など、SNS集客と違い労力が掛かるからです。
しかも、年々難易度が上昇していて、初心者や素人の方が無料で対策してもあまり意味がありません。
最低でも専門家のコンサルティングが必要になるため、コンサルティング費用+自身の労力が必要になると考えておきましょう。
アルゴリズムアップデートに備える必要がある
SEO対策は上手く行けば、半自動的に集客・問い合わせ獲得が可能になりますが、Googleのアルゴリズムアップデートにも備えなくてはいけません。
アルゴリズムアップデートは毎年数千回行われていて、大きな変動になるとコアアルゴリズムアップデートとしてGoogleからの発表があります。
コアアルゴリズムアップデートで、今までのSEO対策が全て悪い方向に動き、検索結果で上位表示をしていたのに圏外に飛ばされてしまうことは多々あります。
そのときのアルゴリズムに対して最適な対策を行っていても、次の月には全て無駄になってしまうこともあると考えてください。
本質的なSEO対策は専門家でも難しい
私が行っているSEO対策はGoogleのガイドラインに沿って、できるだけ効果が出るように対策をしています。
しかし、このSEO対策は専門家でも上手く行く保証はなく、毎月たくさんの時間を掛けなければいけません。
そのため、SEOでオンラインスクールの集客をするには、専門家から正しく学びながら伴走型で一緒に対策をしてもらうか、費用は掛かりますが依頼する方向で考えておきましょう。
もちろん、時間をかけてでも自身で学びながら対策することには賛成です。
オンラインスクールでも口コミ・紹介は効果絶大!
オンラインスクールでも口コミや紹介による集客効果は絶大です。
人はどのような情報よりも、知り合いや第三者の意見を優先することが多いので、口コミ・評判を集める仕組みも集客に組み込んでおきましょう。
より具体的な内容は下記の記事を参考にしてみてください。
オンラインスクールと店舗型スクールの集客方法の違い
オンラインスクールと店舗型スクールの集客方法の違いが現れる点は以下の点です。
- MEO対策
- 口コミ・紹介
- チラシ・フリーペーパー
それぞれについて確認しましょう。
店舗型スクール集客①MEO対策
店舗型のスクール集客では、特にMEO対策に力を入れる必要があります。
というのも、店舗名でGoogle検索をした際に、口コミや評判がマップに表示されるからです。
一目で良い店舗なのかどうかが判断できる情報が表示されるため、必ず対策しておく必要があります。
一般的な指標として口コミ・評判は30件程度を超えてくると、「口コミ・評判を見て申し込みをしました」という方も増えてきます。
店舗型スクール集客②口コミ・紹介
店舗型スクールにはMEO対策での口コミ・評判だけでなく、オフラインの口コミや友人などの紹介もあります。
「友人が通っていて、前から気になっていました」など、紹介による入会は成約までの期間が短い特徴があります。
もちろん、口コミによる紹介が発生するにはお客様満足度が120%∗になるという指標もあるため、仕組み化は絶対に必要です。
お客様満足度が120%になる指標とは、当初予定していた目標値を超えて圧倒的成果を収めること。
店舗型スクール集客③チラシ・フリーペーパー
店舗型スクールではチラシ・フリーペーパーも活用できます。
チラシはDM型や新聞折込がありますし、地域のフリーペーパーに広告も掲載できます。
MEO対策や口コミ・紹介よりも広域に認知を獲得できるため、費用対効果を確認しながら効果的な広告戦略を考えましょう。
店舗型スクールで最も効果の高かった方法は、DM型のチラシ配布であり、ポスティング業者と組むと効率的に集客できます。
オンラインスクール集客の成功事例
オンラインスクール集客の成功事例として、広告集客のやり方を修正しただけで顧客獲得単価を大幅に下げた事例を紹介します。
WEBを使用したオンラインスクールの集客を検討している方は、参考にしてみてください。
ちなみに、業態の近いオンラインサロンの成功事例もあるので、気になる方は以下の記事を見てみましょう。
CPAを25万円から10万円に下げたWEBデザインスクール
WEBデザインスクールの顧客獲得単価を25万円から10万円に下げた事例を紹介します。
元々、クリック単価の高い「デザインスクール」等のキーワードでGoogleとYahooのリスティング・ディスプレイ広告を出していました。
「フリーランスや副業で稼ぎたい」方が多いスクールなので、そこにペルソナを設定。
ペルソナが情報を集めている媒体がYouTubeだったため、YouTube広告やGmail・スマホアプリ内に表示できるファインド広告を使用しました。
結果、広告費の予算は月50万円から変えずに、2ヶ月で以下の成果が得られました。
- CV数:55件→100件
- セミナー参加のCPA:9,000円→5,000円
- スクール入会者数:2人→5人
- スクール入会CPA25万円→10万円
このように、広告の出し方を変えるだけで得られる成果が大きく変わってきます。
オンラインスクール集客まとめ
今回の記事ではオンラインスクールの集客方法を解説してきました。
他の業態でも同様に、集客をする際にはターゲット分析と既存顧客の分析をしながら、適切なWEB施策を施していく必要があります。
具体的なWEB施策の順番は以下のとおりです。
このようにWEB広告運用が初期段階で一番集客ができるメディア・媒体です。
広告運用を学びたい方は以下の動画を参考にしてみてください。