Webマーケティングを勉強していると「ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)は古い」と耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、ダイレクトレスポンスマーケティングはマーケティングの根幹であり、どのように形を変えても基本の考え方として通用します。
では、なぜ古いと言われるのかを当記事では詳細に解説していきます。
そもそも「ダイレクトレスポンスマーケティングとは?」という方は、こちらの記事を参考にしてください。
- 古いといわれる理由を知りたい方
ダイレクトレスポンスマーケティングが古いといわれるのはSNSの登場からへ - 古くないという反例を知りたい方
ダイレクトレスポンスマーケティングが古くないと言える理由へ - なら成功事例を教えて欲しいという方
ダイレクトレスポンスマーケティングが古くないと言える理由【成功事例編】へ
目次(タップでジャンプ)
ダイレクトレスポンスマーケティングが古いと言われるのはSNSの登場から
一方向のコミュニケーションから、双方向のコミュニケーションになればそれだけ濃い見込み客が現れ、必然的に商品やサービスを販売しやすくなります。
SNSがあまり使われていなかった従来の「集客→教育(価値提供)→販売」の流れは、
- 集客:ホームページやブログ、プラットフォーム、広告で集客
- 教育:メールマガジンやDMなどで教育(価値提供)
- 販売:セールスレターやセミナーなどで販売
このような流れで、一方的なダイレクトレスポンスマーケティングが行われていました。
しかし、SNSの普及により誰でも簡単に情報発信をして、双方向のコミュニケーションでファンを獲得したり、商品やサービスをPRして集客や販促活動ができるようになりました。
その結果、SNS上で「集客→拡散&教育(価値提供)→販売」という流れができて、ダイレクトレスポンスマーケティングの効率化が進んでいるともいえます。
SNSを活用することで
- 集客
- 拡散&教育(価値提供)
までを一貫して行うこともできるので、そういった意味で、従来のホームページやブログ集客、メールやDMを使った価値提供が古いとも言われるようになりました。
特にSNSによる拡散力は従来のダイレクトレスポンスマーケティングにはなかったものです。
ダイレクトレスポンスマーケティングが古くないと言える理由
とはいえ、ダイレクトレスポンスマーケティングがまだまだ古くないと言える理由もあります。
具体的な理由は以下のとおりです。
- ビジネスの基本が「集客→教育(価値提供)→販売」だから
- SNS上でも教育(価値提供)は可能だから
- 昔よりもDRMがわかりにくくなっているだけだから
姿形を変えたとしても、ビジネスの基本は集客→教育→販売といった流れに変化はありません。
理由①ビジネスの基本が集客→教育(価値提供)→販売だから
どんなビジネスでも、見込みのお客様を見つけて価値提供をし、販売する流れに変わりはありません。
というのも、見込みのお客様がいない市場に新規でビジネスを作るとなると、相当な資本力が必要で多くの方がチャレンジできないからです。
たとえば、飲食店ビジネスを考えても、「ぐるなび」や「食べログ」といったポータルサイトに登録して集客し、味・雰囲気・サービスで価値提供、そしてリピーター(継続購入)になってもらう流れがあります。
BtoBやBtoCどちらの業界であっても変わりはないでしょう。
このようにほとんどのビジネスがダイレクトレスポンスマーケティングの仕組みで成り立つと考えられます(対義語にダイレクトマーケティングというものもあります)。
理由②SNS上でも教育(価値提供)は可能だから
ダイレクトレスポンスマーケティングの考え方が一般化できるなら、SNSを使ったビジネスでも同様なことがいえます。
SNS上ではメルマガや公式LINEを使った教育を、多数のユーザーに見える形で発信可能です。
ダイレクトレスポンスマーケティングのように濃い見込みのお客様にアプローチすることは難しいですが、広く浅くアプローチができるので教育が効率的になっていると考えられるでしょう。
SNSのような新しいツールを使っていても、結局は行う施策は同じであるといった点に着目してください。
理由③昔よりもDRMがわかりにくくなっているだけだから
ダイレクトレスポンスマーケティングが古いといわれる理由の最後は、昔よりも一目でDRMとわかりにくくなっているからです。
たとえば、Twitterでダイレクトレスポンスマーケティングを行うなら次のような導線が必要でしょう。
- Twitterアカウントを成長させる
- 発信を拡散させる
- LPを作って顧客情報を取得する
- マイスピーや公式LINEを使って価値提供をする
このように集客→教育→販売の流れにSNSが入ってきたことによって、アカウントの成長といった変数も加わりましたし、拡散されるかどうかも変数として加味されます。
そのため、実はダイレクトレスポンスマーケティングの流れを組んでいながらも、外から見ると新しいマーケティング手法に見えてしまいがちというわけです。
成功事例から見るDRMが古くない理由
ダイレクトレスポンスマーケティングが古くないといえ言えるのは、まだまだ成功事例がたくさんあることも要因です。
例をあげるとすると次のとおりです。
このように成功事例は沢山でてきます。
ちなみにこちらの記事では成功事例をさらに深堀して解説しています。
では、新しいダイレクトレスポンスマーケティングを理解し、成功させる方法を次の項目では解説します。
新しいダイレクトレスポンスマーケティングを理解する
古いダイレクトレスポンスマーケティングの型を守ることも大切ですが、最新の手法を取り入れることも重要です。
SNSなどのツールは時代とともに変わっていくので、今後新しい方法ができた際にもすぐ取り入れられるようにする考え方を身につけていきましょう。
具体的に最新の手法をダイレクトレスポンスマーケティングに取り入れる方法は以下のとおりです。
- 現在のビジネスがどのような流れで構築されているか確認する
- 販売する商品に時代性を持たせる
- リスト(顧客情報)との相互交流に目を向ける
それぞれを確認していきましょう。
現在のビジネスがどのような流れで構築されているか確認する
最新の手法を取り入れてダイレクトレスポンスマーケティングをブラッシュアップするには、あなたが作ろうとしているビジネスの流れを確認する必要があります。
仮に集客部分にテコ入れをするなら、LPだけを使ってブログ・HP集客していることを現状確認し、SNSを取り入れられないかを検討します。
このように最新の手法と親和性が高い箇所を見つけていくと、ブラッシュアップができるでしょう。
販売する商品に時代性を持たせる
販売している商品には時代性を持たせる必要があります。
というのも、重要ではあるものの使っている言葉が古いと反響が得られないからです。
仮にブログのコンサルティングを行う商品を販売するとしたら、以下のタイトルだとどちらを知りたいと思うでしょうか?
- 商品A「ブログの記事制作はセールスライティングが必要!」
- 商品B「ブログの記事制作をAIで自動化する方法とは?」
あくまで仮の商品を考えてみただけですが、B案のほうが時代性とマッチしていて反応がよくなりそうです。
ただ、A案のセールスライティングの重要性も重要な項目なので、B案の商品を作成しつつ、A案も商品内に含める、もしくはクロスセル・アップセルするといった方法が考えられます。
このように全面に売り出す商品はトレンドかつキャッチーな内容を踏まえて作ると良いでしょう。
なお、商品販売(コンテンツ販売)に関する詳しい方法は以下の記事で紹介しています。
リスト(顧客情報)との相互交流に目を向ける
商品に時代性を持たせたら、お客様との相互交流に目を向けるようにしてください。
SNSという双方向のコミュニケーションツールがあるので、使わない手はありません。
従来のダイレクトレスポンスマーケティングでは、あなた→お客様といった交流がメインでしたが、SNSを使えば先ほどの例に加えてお客様と日常でコミュニケーションを行えます。
すると、お客様があなたのことを深く知るようになって、商品の購入も加速するでしょう。
最新のダイレクトレスポンスマーケティングを成功させる流れ
最新のダイレクトレスポンスマーケティングを成功させる流れは以下のとおりです。
- 商品設計を学んで高付加価値の商品を作成する
- ウェブ戦略全体を考える
- ツールを選択する
それぞれを解説します。
商品設計を学んで高付加価値の商品を作成する
ダイレクトレスポンスマーケティングを成功させる方法の一つ目は、商品設計を学んで高付加価値の商品を作成することです。
ダイレクトレスポンスマーケティングではHP・ブログ集客やSNS集客の他にも広告を使った集客も行わなければならないため、高額商品と相性が良く、高利益が見込めるサービス開発が必要になります。
付加価値を簡単に高める方法は、あなたの実績をもとにして成果保証を付けると良いでしょう。
ウェブ戦略全体を考える
ウェブ戦略全体を考えることも商品作成と同様に重要です。
現在のダイレクトレスポンスマーケティングでは、様々な集客方法が使えるので、各方法の特徴を押さえながら最適な戦略を作りましょう。
たとえば、昨今の集客方法の代表例は以下のとおりです。
これらの方法を単一で使ったり、かけ合わせたりすることで集客スピードが早くなるでしょう。
ツールを選択する
最後は価値提供部分と販売部分の自動化を行うためのツールを選択します。
というのも、この部分の自動化もあわせて行っておくことで、ビジネスの半自動化が完成するからです。
たとえば、文字を長く読む属性であるお客様をターゲットにする場合には、メルマガでの訴求が効果的であり、文字よりも画像や短文で訴求したほうが良いお客様の場合には公式LINEがおすすめです。
このように相手にするお客様の属性にあわせて利用するツールを選択すると良いでしょう。
また、販売部分に関してはマイスピーや他のツールを利用すると、決済代行まで行ってくれるためストレスなく済みます。
ダイレクトレスポンスマーケティングは古くない手法!
今回の記事ではダイレクトレスポンスマーケティングが古いといわれる理由と古くないと言える理由の両者をお伝えしてきました。
このマーケティング手法の考え方はビジネスの根幹であるため、どのような形になっても残り続けるでしょう。
従来どおりの使い方でも良いですし、最新のツールを組み合わせてブラッシュアップするのも大丈夫です。
ただ、集客を加速させるにはHP・ブログなどよりも、SNS広告やウェブ広告のほうが使用率が高くなるので、広告運用の具体的な方法を知りたい方は以下のフォームから「無料動画講義」を受け取ってみてください。
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