インターネットを使った副業やビジネスをしていると「コンテンツ販売」という言葉を耳にすることがあるはずです。
有名どころの「アフィリエイト」や「ネット転売」に比べると、まだまだ認知度は低いですが、着実に「コンテンツ販売」にチャレンジする人も増え、認知されてきています。
理由は、オンライン上で商品を売買することが当たり前になってきた近年、自分の知識や経験を活かして、なんとか収益化しようと考える人が増えてきたことが一つの要因です。
ただ、「コンテンツ販売は稼げる」という言葉だけが独り歩きして、メリットやデメリットを理解しないままにスタートしてしまう人や、思っていたものと違ったという人が多いのも事実です。
そこで今回の記事では、今からコンテンツ販売を始めようと考えている人に向けて、
- コンテンツ販売についての考え方
- コンテンツ販売のメリットデメリット
- 売れるコンテンツの作り方
- コンテンツ販売で売れる商品ジャンル
- コンテンツ販売×リストマーケティング=最強 など
コンテンツ販売を始める前に知っておきたい基本的なことについて詳しく解説していきます。
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目次(タップでジャンプ)
そもそもコンテンツ販売とは?
「コンテンツ=無形商品(情報商材・商品)」と思ってもらえれば分かりやすいと思います。
コンテンツ販売は、自分が持っている知識や経験、特技などを「無形商品(情報商品)」にして、オンライン上で販売していくことです。
販売するときは、知識や経験、特技などを文字に書き起こして、PDFやWebサイトに掲載したり、音声・動画などを使って購入者に商品を提供していきます。
有名どころだと「電子書籍」もコンテンツ販売の一種です。
AmazonKindleや楽天Koboなどで販売されている電子書籍は「無形商品」ですよね?
購入者は、「電子書籍の中に書かれている情報を得るために商品を購入する。」
要するに情報というコンテンツを購入している訳です。
コンテンツ販売(情報商材販売)と聞くと、良い印象を持たない人も多いのも事実ですが、「コンテンツ販売」にも色々な種類があることを理解しておきましょう。
ちなみに良い印象を持たない人の多くは、
- スマホ1台で毎月30万円
- 1日10分で毎月50万円
- ほったらかしで月利100% など
「稼ぐ系」の情報商材を意識されている人が多いはずです。
実際過去に「稼ぐ系情報商材の詐欺」がテレビニュースなどで取り上げられ、一部で騒がれていた時期もあるので「コンテンツ販売・情報商材」という言葉に敏感になるのも分かりますが…
ただ、近年では当たり前にインターネット上で商品を購入する時代になり、数年前の詐欺的な案件はほとんどなくなってきています。
少し脱線しましたが、コンテンツ販売はオンライン上で「無形商品」を販売することを指します。
コンテンツ販売のメリット・デメリット
コンテンツ販売にもメリットやデメリットは存在します。
スタートする前に理解して、後々「知らなかった~」なんてことにはならないようにしましょう。
コンテンツ販売3つのメリット
コンテンツ販売のメリットは
- 初期費用が安価
- レバレッジを掛けられる
- 利益率が高い
この辺りは押さえておきたいポイントです。
コンテンツ販売のメリット1:初期費用が安価
ここまでで説明しましたが、コンテンツ販売は「知識や経験」などを無形商品にして販売していきます。
要するに、「仕入れ」が発生しないので初期費用を抑えることができます。
Webサイトに掲載して販売する場合は、レンタルサーバーやレンタルサーバー費用(年間1.5万ほど)で、無料の会員サイトを作ればかなり安価にコンテンツ販売を始められます。
また、音声や動画を直接販売する場合はVimeoを使えば無料で販売することだってできます。
有料で動画を販売する場合は、Vimeoなどの販売可能なプラットフォームを利用します。
コンテンツ販売のメリット2:レバレッジを掛けられる
レバレッジとはテコの原理(テコの作用)といった意味で、今回の場合は「少ない労力で大きな利益を上げられる」ということです。
もう少し具体的に説明すると、コンテンツ(商品)はWebサイトに掲載したり、動画などの無形商品を販売していくことになるので、1回作ってしまえば何人にも販売することができるということです。
物販を例にして例えると、100円のコップを1つ仕入れて150円で販売した場合50円の利益で、1つのコップを2人3人に販売することはできません。
しかしコンテンツ販売の場合は、1つの商品を10人100人と多数に販売することができるので非常に効率が良いビジネスモデルになります。
しかも商品は劣化することがないですし、仮に販売している商品の情報が古くなった場合は、すぐに修正できることもメリットです。
コンテンツ販売のメリット3:利益率が高い
コンテンツ(商品)の価格は、自分で決めることができます。
販売する商品の価値が高いと思えば高価に設定することもできますし、一般的な情報であれば安価に設定することもできます。
物的商品と違い、知識や経験に値段の相場はありません。販売者と購入者が納得した価格であれば問題ありません。
それに知識や経験は、学んだ時間などは別として仕入れなどの費用は発生しません。原価はゼロです。
そのため、販売価格のほとんどが利益になるので利益率が非常に高くなるのがメリットです。
ちなみに、知識だけを沢山学んで、知識を付けたことで満足してしまう人のことを「ノウハウコレクター」といいます。
せっかく努力して知識を付けたのであれば、その知識を活かしていきましょう。
コンテンツ販売3つのデメリット
コンテンツ販売のデメリットは
- 信用・信頼の獲得が難しい
- マーケティングスキルが必要
- クレームに繋がることがある
各項目詳しく説明していきます。
コンテンツ販売のデメリット1:信用・信頼の獲得が難しい
人は基本的に「疑う」ことからはじまるので、この「疑い」を払拭して「信用・信頼」に変えていく必要があります。
あなたも疑っている人から商品は購入しないですよね。
今までの経験で、特別な能力や資格を持っていたり、有名な賞を受賞しているなどの経歴や権威性があれば、最初から多少は信用してもらえる可能性もあります。
しかし、そのような特殊な能力や経歴が無い人がほとんどです。
ですが、一度信用を勝ち取ることができれば、あなたのファンとなり継続的に商品を購入してくれるありがたいお客様になってくれます。
ちなみに、ビジネスにおける信用の獲得には、心理トリガー(心理効果)が非常に有効とされているので、コンテンツ販売だけではなくビジネス全般で学んでおきたい内容です。
コンテンツ販売のデメリット2:マーケティングスキルが必要
どんなに良いコンテンツ(商品)を作っても、「販売する方法」がわからなければ商品を市場に出して行くことができません。
「販売する方法」と言っても、
- 集客
- 信用・信頼の獲得
- 価値提供
- ITスキル
- 販売スキル など
他にもまだまだフレーズはありますが、一連の流れを正しく学ぶ必要があります。
ただ、今は「情報商材(情報商品)を販売するプラットフォーム」も多数あるので、最初はそのようなプラットフォームを利用するのも手です。
コンテンツ販売のデメリット3:クレームに繋がることがある
これはメリットにも通じる部分ですが、知識や経験は人によって価値が違います。
過大表現や煽り文章での販売など、お客様が商品を購入した後に「全然価値がないじゃないか!」などと、感じられてしまうとクレームに繋がる可能性もあります。
そのため、商品に価値を感じてもらえるように、内容を作り込み、適切なサポートを行う必要があります。
コンテンツ販売で売れる商品ジャンル
コンテンツ販売における、売れる商品のジャンルは「悩み系」です。
- お金の悩み
- 健康(身体)の悩み
- 美容の悩み
- 男性・女性特有の悩み
- 恋愛の悩み
- 生活の悩み
- 子供の悩み
- 仕事の悩み など
このような悩みを解決する商品はオンラインでも売れやすい傾向にあります。
上記、悩み系のコンテンツは広告でもよく出ていると思いませんか?広告に出ているということは、売れるから出ているのです。
ちなみに、「悩み」を解決する商品を販売していくときには「ベネフィット」を伝えることが重要です。
商品やサービスのメリットばかりをアピールするのではなく、ベネフィットを伝えて理想の未来を想像させてあげることがコンテンツ販売では重要になります。
過去のコンサル生から、「悩みにつけ込むようでなんか…」と言われたことがありますが、私の考えは違います。
お客様が本気で悩んでいること、知りたいことを、自分の知識や経験を交えて解決してあげることができる素晴らしいビジネスがコンテンツ販売だと思っています。
あなたも大きい小さい関わらず、悩みを持っているのではないでしょうか?その悩みに対して、適正なお金を支払って解決できるのであれば解決したいと思いませんか?
逆に、「解決しなくてもいいや」と思うのであれば、それは悩みではないとも言えます。
是非、あなたの知識や経験を活かして、コンテンツ販売でお客様の悩みを解決してあげてください。
売れるオンラインコンテンツの作り方5ステップ
売れるオンラインコンテンツを作る場合、事前にしっかり設計しておくことがポイントです。
- コンテンツの企画
- コンテンツの製作
- 動画や音声の撮影や編集
- 会員サイトの作成
- サポート(運用)
大まかな流れですが、各フレーズごとにさらに細分化して設計を行っておきます。
コンテンツの企画
オンライン教材をどんな商品にするか?ターゲットは誰か?商品名はどうするか?など、オンライン教材の全体像を企画していきます。
- コンテンツのタイトル(コンセプト・キャッチコピー)を決める
- 顧客の設定(ペルソナ設定)
- 顧客の悩みの洗い出し など
事前準備を怠るとその先もうまくいかないので、事前にしっかりと企画するようにしましょう。
「企画・設計」をするとき、私は「マインドマップ」を使って思考を整理しています。思考が整理されているということは「無駄が少ない人=仕事ができる人」ですから、ぜひ活用してみてください!
コンテンツの製作
コンテンツの制作において大事なことは「コンテンツの価値が上がるものを用意する」ということです。
オンライン上では
テキスト(文章)よりも音声、音声よりも動画、の方が価値を与えられる。と言われています。
他にも、実際にワークをしてもらうことで価値を高めることができます。
- ワークシート
- チェックシート
- ワークショップ
他には、結果を出した素材集やテンプレートをコンテンツに付けてあげることで価値を上げていことができます。
動画や音声の撮影や編集
撮影や編集はプロに任せても良いのですが、外注するとお金がかかってしまうので、最初の内は、Zoomの画面共有で自分の画面を撮影したり、無料ソフトで対応することも可能です。
オンライン教材の良いところは『修正や追加』が出来る点も1つあります。
不十分な箇所はテキストや補足動画を撮影してメンバーサイトにアップするなど、追加していくことでコンテンツのボリュームが増えていきます。
オンラインで事業をするのであれば、最低限自分で動画を撮影したり簡単な編集を行うくらいのスキルは身に付けておくとよいでしょう。
会員サイトの作成
商品を購入してもらったお客様専用の会員サイトを作成します。
専用サイトで、動画やテキスト文章、素材などを閲覧・ダウンロード出来るようにしておきます。
方法としては、
- WordPressで会員サイトを作成する(無料・有料)
- MyASPの会員サイト作成機能を使う(有料)
- Facebookのシークレットグループ(無料)
他にもnoteやLINEなどの違う方法もありますが、独自コンテンツは独自媒体(WordPressやMyASP)にアップするのが一番良いでしょう。
サポート(運用)
購入していただいたお客様に対して、会員サイトにログインするためのIDやパスワードが自動で発行されるようにします。
通常は、購入時の自動返信文章にログイン情報を載せるなどして対応するのですが、もしも自動で発行されず、自分でチェックすることになると、その作業だけで手間がかかってしまいます。
オンラインだからこそ、仕組みに動いてもらえるところはどんどん仕組み化してしまいましょう。
ここまでで説明した5つの流れの各フレーズや細かな設計方法や作り方の解説に関しては、こちらの記事で動画で詳しく説明しています。
この中でも重要なのが「コンテンツの企画」です。
もちろん、実際に作業をスタートさせると変更点は出てくるものですが、企画があやふやだと、出来上がった商品もあやふやな商品になってしまうので、企画の段階で7,8割程度は固めておくことをおすすめします。
コンテンツ販売を仕組み化する3つのステップ
コンテンツ販売を仕組み化する3つのステップとは以下のとおりです。
- どのようにお客様を集めるかを考える【集客】
- お客様への価値提供をどうするかを考える【価値提供】
- 商品販売時にどんなオファーをするかを考える【販売】
それぞれ解説します。
STEP1.どのようにお客様を集めるかを考える【集客】
コンテンツ販売を仕組み化するファーストステップは、どのようにお客様を集めるかを考えることです。
集客に成功しなければ、その後の価値提供や販売の導線が作り込まれていたとしても有効にはなりません。
具体的に私(山口)が利用している集客方法をお伝えすると次のとおりです。
- HP・ブログ集客:SEO対策を行ってGoogleから自然流入を得る
- SNS集客:Instagram・Twitter・Youtubeでフォロワーを作る
- Web広告:サジェスト広告やリスティング広告・SNS広告を使って顧客情報を得る
それぞれの集客方法には一長一短ありますが、私自身Web広告が一番収益に近いと考えています。
ただ、初期費用もかかるので自身にあった方法を利用するといいでしょう。
STEP2.お客様への価値提供をどうするかを考える【価値提供】
あらゆる手段を使って見込みのお客様を集客し、価値提供を行っていきます。
価値提供とは、無償の有益な情報を伝え、自身が信頼できる人物であることを伝えていくことです。
私自身はメルマガとLINE両方を使いますが、費用が気になる方はどちらか一方で構いません。
チャットワークという月額440円で済むツールで完結している方もいるので、あなたにあった費用感のものを選びましょう。
STEP3.商品販売時にどんなオファーをするかを考える【販売】
価値提供が十分にできたなと感じたら、最後は販売を行っていきます。
販売とは文字通りコンテンツを販売することで、あなたの情報に価値を感じファンになってくれた方は迷わず購入してくれるでしょう。
ただ、なかにはまだまだ悩んでいる方もいるので、最後のひと押しに購入者にメリットのあるプレゼントを用意しておくといいでしょう。
これをオファーと言います。
典型的なオファーは、ディスカウントや成果保証ですが、販売するコンテンツに沿ったものなら何でも構いません。
なお、ここまでの一連の流れをリストマーケティングやダイレクトレスポンスマーケティングと言います。
次の項目では、この流れをもう少し深掘りして伝えていきますね。
コンテンツ販売×リストマーケティング=最強
リストマーケティングは相性が良い
コンテンツ販売と非常に相性が良いのが「リストマーケティング」です。
リストとは『顧客名簿』のことで、オンラインビジネスの場合はメールアドレスやLINEの登録を指します。
登録してもらったメールアドレス(見込み客)に対して、定期的に価値提供を行うことでデメリットの項目であげた「信用・信頼関係」を築くことができます。
このように見込み客に対してダイレクトにアクションして、相手からの反応(レスポンス)を貰うマーケティング手法をダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)と言い、爆発的に売り上げを上げることができます。
実際に「コンテンツ販売×リストマーケティング」は1回の販売(プロモーション)で数千万単位で売上を上げる人も少なくはありません。
リストマーケティングに関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
ちなみに、私自身も完全に1人で仕組みを構築して、ある程度の売上げを上げることができているのも、この手法を取り入れているからです。※詳細はプロフィールから
Web広告集客と相性が良い
また、Facebook&Instagram広告やGoogle広告などのWeb広告を使うことで集客を自動化することもできるので、時間がない人やSNSの運用で疲れている人にとってもおすすめです。
というのも、SNSを毎日更新して、常にスマホから目を離せない…隙間時間があればSNS…
もちろんSNSをやらないよりはやった方が良いですが、「SNS労働」で疲弊している人も非常に多いので、そういった方は1日500円からスタートできるWeb広告運用も検討してみるとに入れると良いでしょう。
コンテンツ販売について最後に
今回の記事では「コンテンツ販売」についての基本的な考え方やメリットデメリットを中心に説明してきました。
実際にコンテンツ販売をスタートさせてみたい人は「コンテンツ販売の5ステップ」を確認してみてください。
正直、コンテンツ販売はしっかり取り組めば、ある程度のまとまった金額を稼ぐことができます。
ただし、正しい設計をして正しい努力をすることが重要です。
私自身も最初は、コンテンツ販売やリストマーケティングの専門家に指導してもらい、基礎中の基礎から教えてもらいました。
どんな分野でも同じかもしれませんが、独学で数年かかってしまうよりも、専門家に依頼をして時間を短縮することをおすすめします。
だって時間だけは取り戻せませんからね。
あなたがこれからコンテンツ販売に挑戦しようとしているのであれば、まずは無料の集客動画で基本的な部分を学んでみてください。
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