クリニックの集客方法8選!患者を増やすために今すぐ始めるべき施策を解説

開業したばかりのクリニックや病院で、「思うように患者が増えない」「何から始めればいいかわからない」という声をよくいただきます。
クリニックの集客には、一般のビジネスと違う難しさがあります。医療法による広告規制があるため、「〇〇が治った」「〇〇人の患者が来院」といった表現が使えず、集客施策の選択肢が限られます。
また、地域によってはコンビニより多い歯科医院に象徴されるように、競合が非常に多い診療科もあります。
この記事では、医療広告ガイドラインを守りながら実践できるクリニックの集客方法を8つ解説します。新規患者の獲得方法から、リピーター定着のための施策まで、実際の数値データをもとに紹介します。
- >>まずはクリニック・病院のWeb集客方法を色々知りたい方
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クリニック・病院のWeb集客戦略へ - >>クリニック・病院のWeb集客を成功させる秘訣をおさえたい方
クリニック・病院のWeb集客を成功させるコツへ
クリニックの集客がうまくいかない3つの原因
まず初めに、クリニックや病院で、なぜ集客が上手くいかないのか?について、3つの原因について解説していきます。
原因①:クリニックの認知が地域で広がっていない
ホームページを作っただけで集客が止まっているケースが多いです。
地域の患者に「こんなクリニックがある」と知ってもらうには、MEO(Googleマップ上位表示)やSNS・地域チラシなど複数の接触機会が必要です。
原因②:ホームページが患者視点で作られていない
専門用語が多い、診療時間が見つかりにくい、予約方法がわかりにくいといったホームページでは、来訪しても離脱されます。
自分視点ではなく、ユーザー視点で「初めて来る患者が迷わず予約できるか」を基準に見直しましょう。
原因③:新規患者の獲得だけに集中している
新規集患ばかりに力を入れると、広告費が増え続けて経営を圧迫します。
既存患者のリピート施策(予防医療・定期検診・公式LINEでの再来院促進)と組み合わせることで、安定した収益構造が作れます。
クリニック・病院のWeb集客方法8選!
クリニック・病院のWeb集客方法の一例は次のとおりです。
- GoogleビジネスプロフィールによるMEO対策
- SNS運用による啓発活動・集客活動
- Web広告を活用する
- ホームページ・ブログを活用したSEO対策
- ポータルサイトへの登録
- チラシ・ポスティングによるオフライン集客
- オンライン予約システムの導入
- 口コミ・レビューの積み上げ
それぞれの活用方法を紹介します。
GoogleビジネスプロフィールによるMEO対策
広告感がなくユーザーに自然と表示でき、問い合わせに発展しやすいWeb集客として、MEO対策があります。
仮に「大阪 クリニック」と検索すると以下のように検索画面で表示されます。
このようにGoogleマップ上に上位表示されれば、自然とユーザーのクリックや問い合わせが発生しやすくなり集患が可能です。
MEO対策の詳しい内容は以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。


SNS運用による啓発活動・集患活動
InstagramやX(旧:Twitter)といったSNSを運用することで、ユーザーに医療の啓発活動や実際にクリニックに来院してもらう集患活動を行えます。
上記はInstagram上で「#医療」で検索した結果ですが、大腸がんや尿量といったワードで情報発信をし、啓発活動をしているクリニックも多いです。
このようにSNS上で啓発活動を行っていると、信頼できるクリニックだとフォロワーから信頼を獲得でき、集患活動にも繋がります。
Web広告を活用する
Web広告を活用するのもクリニックの集患活動に必要です。
Web広告の一例は以下のとおりです。
それぞれの特徴を解説します。
リスティング広告
リスティング広告はGoogleなどの検索エンジンに何かしらのキーワードを入れた方に対して表示する広告を指します。
上記の画像は「がん治療」で検索した際のリスティング広告で、スポンサーという文字が掲載されています。
このようにリスティング広告を活用すると、問い合わせに繋がりやすいキーワードの検索順位1位よりも上位にリンクが掲載され、素早く売上を立てることが可能です。
ちなみに、以下の画像は弊社がリスティング広告の運用代行しているクライアントの、1ヵ月の実際の運用データです。
- 表示回数:1919回
- クリック数:232回
- クリック単価:75円
- 費用:1.74万円
- コンバージョン:92件(LINE登録ボタン)
- 実LINE登録数:48件
サジェスト広告
クリニックは「地域名+病名+クリニック」もしくは「診察科+地域名」などのキーワードで検索される可能性が高く、サジェスト広告との相性が良いです。
サジェスト広告とは、上記の画像のように「大阪 内科」と調べた際に関連性の高いキーワードが検索窓に表示されるアルゴリズムを活用した広告です。
サジェスト広告を活用すると、関連性の高いキーワードをユーザーが入力した際に、サジェスト欄に広告感なく特定のキーワードを表示できます。
広告感がなく自然な問い合わせに発展しやすいので、取り入れてみたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
SNS広告
SNS広告はXやInstagram、FacebookなどのSNS上で表示する広告です。
各SNSには活用しているユーザー層に違いがあり、販売しやすい商品・サービスに違いがある点を押さえてください。
仮に保険外診療に特化した商品を販売するクリニックであれば、Facebookのようにビジネスマンが多いSNSを活用すると値段での離脱が起こりにくいと考えられます。
ただクリニックの販売する商品・サービスは多くのネットユーザーから求められるものが多いので、広範囲のSNSで広告出稿が可能です。


ホームページ・ブログを活用したSEO対策
クリニックは専門機関なので、ホームページやブログを活用したSEO対策も有効です。
SEO対策とは検索エンジンの上位に表示させる施策であり、1位に表示されるとキーワードの月間検索数に対する約50%のクリックが発生し、検索エンジンのユーザーに自動でホームページを見てもらえます。
SEO対策は今すぐにできるというよりも長い時間を掛けて行う施策なので、十分に準備をしてから取り組んでみてください。
初心者でもできるSEO対策の方法は以下の記事にまとめてあります。


ポータルサイトへの登録
飲食店などがポータルサイトに登録して集客して募集するのと同様に、クリニックもE-Parkのような専門のポータルサイトに登録して集患できます。
基本掲載料は無料のポータルサイトが多く、成果報酬型になっているのでコストが掛からないことも魅力です。
ただ、ポータルサイトばかりに頼ってしまっていると広告費が常に掛かり続けてしまうので、公式LINEなどを使ってリピートを獲得することも視野に入れてください。
チラシ・ポスティングによるオフライン集客
クリニックのターゲット層には、スマートフォンをあまり使わない高齢の方も含まれます。
地域の新聞折り込みチラシやポスティングは、ネットを使わない患者層へのリーチに有効です。デジタルとアナログを組み合わせる「オムニチャネル集患」が長期的な安定集客につながります。
オンライン予約システムの導入
患者にとって「電話しなくても予約できる」は来院のハードルを大きく下げます。
EPARKクリニック・病院やLINE予約など、クリニック向けの予約システムを導入することで、ホームページからの予約転換率が高まります。
また、予約のタイミングにリマインドメッセージを送ることで、無断キャンセルも減らせます。
口コミ・レビューの積み上げ
Googleビジネスプロフィールや口コミサイトに蓄積された評価は、新規患者が「このクリニックで大丈夫か」を判断する重要な情報源です。
受診後に「よろしければGoogleの口コミをお願いします」と声かけをするだけで、徐々に評価が積み上がっていきます。
ただし、口コミの書き込みを報酬と引き換えに依頼することは医療広告ガイドライン違反になるため注意が必要です。
クリニック・病院のWeb集客戦略

クリニック・病院のWeb集客戦略は以下のとおりです。
- 保険診療と保険外診療の違いを押さえる
- 広告規制を深く知り、活用・応用する
- クリニック・病院ならではのサービスを開発する
- 初診患者→リピートの流れを作る
それぞれを順番に解説します。
Web集客戦略1.保険診療と保険外診療の違いを押さえる
クリニックを経営している方であれば当然の知識ですが、保険診療と保険外診療の違いは必ず押さえてください。
というのも、保険診療は医療行為1つあたりの金額が決められていて、保険外診療は自由診療とも呼ばれるように価格設定に自由があるからです。
保険診療メインに取り扱うか、保険外診療も医療サービスとして開発するのかで患者から支払われる金額の総量が異なってくるため、集客を開始する前に経営者の方が決めておく必要があります。
Web集客戦略2.広告規制を深く知り、活用・応用する
クリニックの集客で必ず理解しておかなければならないのが、医療法に基づく「医療広告ガイドライン」です。一般のビジネスでは使えるマーケティング手法でも、医療機関では違法になるものがあります。
代表的な禁止事項は次の4つです。
- 体験談・口コミの掲載(患者から許可を得ていても不可)
- 「〇〇の治療なら当院が一番」など優良比較の表現
- 「100%治る」「必ず改善する」などの断定的表現
- 術前術後の比較写真(一定条件下でのみ許可)
ガイドラインに違反した場合、行政による立ち入り調査や、最悪の場合は営業停止処分を受けるリスクがあります。
ホームページ・SNS・チラシいずれにも適用されるため、集客施策を外部業者に依頼する際にもガイドライン遵守を必ず確認してください。
医療広告ガイドラインの詳細は厚生労働省の公式サイトをご参照ください。
(参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokisei/index.html )
Web集客戦略3.クリニック・病院ならではのサービスを開発する
クリニック・病院ならではのサービスを開発するのも、Web集客をする上で大切です。
医療行為自体はどこのクリニックでも同等のものを提供できる可能性が高いため、技術レベルで差をつけるのは難しいはずです。
しかし、患者に治療の大切さを知ってもらったり、アフターケアをしたりなど、他のクリニックと差別化できるポイントはたくさんあります。
このような差別化を行い、あなたのクリニックだから商品・サービスを購入したと患者に言われるようにしましょう。
Web集客戦略4.初診患者→リピートの流れを作る
初診患者がリピーターになる流れを作ることは大切です。
ポータルサイトなどで新規集患ができたとしても、リピーターが居なければ常に広告費を掛けても報酬が上がらない状態になります。
リピーターを獲得する基本的な方法は以下のとおりです。
- 公式LINEの活用
- リターゲティング広告の活用
- 保険診療→保険外診療の導線を作る
それぞれ解説します。
公式LINEの活用
リピーター獲得の際にどの業種でも活用されるのが公式LINEです。
公式LINEは最も多くの方が使っているLINEを活用したメッセージ送信などの機能がついたツールで、必要な情報やキャンペーン情報などを瞬時に配信できます。
公式LINEを高性能にする外部ツールも併用することで、コンテンツを充実させリピート率の向上を目指しましょう。
リターゲティング広告の活用
Web広告には購入見込みの高いかつクリニックのホームページなどに訪れたユーザーに再度広告を配信するリターゲティング広告があります。
一度保険診療でクリニックを訪れたことがあり、ホームページの閲覧もしたことがあるユーザーであれば、再度リピートしてくれる可能性があるので、広告配信方法を変更するのも有効な手段です。
保険診療→保険外診療の導線を作る
保険診療の大半は完治すればクリニックに通う理由がなくなるため、新規の患者が通わなくなる前に保険外診療に切り替えられるような導線を作ることも大切です。
たとえば、骨折した患者が整形外科で治療したあとに、姿勢改善や筋力トレーニングをするといったメニューを揃えれば診療の幅も増えるはずです。
また、その際に定期的な検診もリピーターにしてもらえば、他の保険外診療の提案も可能です。
このように自然に治療メニューを切り替えられるよう院内のオペレーションなども併せて切り替えていきましょう。
補足:歯科医院・歯科クリニックでの集客
2024年2月に厚生労働省により行われた「医療動態調査」によると、歯科医院は全国に66,843件存在しています。
比較として、全国のコンビニは約5.8万件なので、この数字から見ても歯科医院の数がすごく多いということが分かると思います。
そのため、歯科医院・歯科クリニックで集客を行う場合、それなりの戦略を考えて行う必要があります。
歯科クリニックの集客に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

クリニック・病院のWeb集客を成功させるコツ

クリニック・病院のWeb集客を成功させるコツは以下のとおりです。
- クリニックの競合サービスを知る
- オンライン集客とオフライン集客どちらも活用する
- 予防医療のようにLTVが高い診療内容を考える
それぞれ解説します。
クリニックの競合サービスを知る
他クリニックの競合サービスを事前に知っておくことは大切です。
他のクリニックが成功しているサービスを参考にして取り入れることは、経営として間違った方法ではありませんし、多くの方がしていることです。
競合サービスを知ることで、自身のクリニックの足りないところを充実させましょう。
オンライン集客とオフライン集客どちらも活用する
オンライン集客(Web集客)とオフライン集客はどちらも活用すべきです。
クリニックのターゲット層は幅広く、ネットに慣れていない層も存在します。
またネット上だけでは治療の重要性が伝わりきらない恐れもあります。
オンラインとオフラインどちらも併用して集患することを意識しましょう。
参考:エリアマーケティングとは?地域特化プロモーションで効果の出る手法をご紹介|アドターミナル
予防医療のようにLTVが高い診療内容を考える
保険診療では対症療法で一時的な治療になりがちで、1回の診察ではリピーターになりづらい点がデメリットです。
しかし、予防医療を診療内容に加えると定期的な通院が必要になるので、LTVが高まるはずです。
予防医療とは、病気にならないための食事療法の指導であったり、運動療法の指導であったりなどを指し、生活習慣の改善を目的にした医療行為です。
予防医療のように定期的な通院や長期に渡る改善の必要がある医療行為はLTVが高まるためWeb広告に広告費を掛けても最終的に黒字になる可能性が高いです。
クリニック・病院の集客によくある質問

クリニック・病院の集客によくある質問は以下のとおりです。
- Q1.集患とはどういった意味ですか?
- Q2.クリニックごとに集客の違いはありますか?
- Q3.クリニックが潰れる理由に集客は関係しますか?
- Q4. クリニックの集客でSEOとMEOはどちらを優先すべきですか?
- Q5. 医療広告ガイドラインに違反しやすい集客施策はどれですか?
- Q6. 集客費用をかけずに患者を増やす方法はありますか?
簡単に解説していきます。
Q1.集患とはどういった意味ですか?
集患とは一般的なマーケティング用語の集客と同じように扱います。
ただ、病院・クリニックはそもそも病気を抱えている方もしくは同等の悩みを抱えている方がメインターゲットです。
そのため、一般的な人よりも緊急度が高い問題を抱えている方がターゲットになるため注意してください。
Q2.クリニックごとに集客の違いはありますか?
クリニックごとに集客の違いはあります。
診療別に患者が抱える問題は異なり、ニーズも異なる点に注意しましょう。
たとえば、歯の治療をしている方は、もしかすると歯の審美的な面からの治療を望んでいるかもしれません。
このように診療分野によって患者のニーズが異なるため、集客の違いがあります。
Q3.クリニックが潰れる理由に集客は関係しますか?
クリニックに限らず多くの事業が潰れる理由には、新規顧客が獲得できなかったり、リピーターが獲得できずキャッシュフローが回らなくなるからです。
クリニックも同様に新規の患者が集客できずにリピーターが居なければ、診療報酬を受け取れずキャッシュフローが悪化します。
すると、クリニックの維持ができずに廃業することになるはずです。
そのため、クリニックの経営をするにしても、新規患者の集客、リピーターの獲得は常に考えなければなりません。
Q4.クリニックの集客でSEOとMEOはどちらを優先すべきですか?
開業直後や認知度が低い段階では、MEO(Googleビジネスプロフィール)を優先するのがおすすめです。
MEOは費用がかからず、設定すればすぐに「地域名+診療科」での検索に反応するようになります。
SEOはコンテンツを積み重ねることで中長期的に効果が出るため、MEOで基盤を作りながら並行して取り組むのが理想です。
Q5.医療広告ガイドラインに違反しやすい集客施策はどれですか?
患者の体験談や症例写真の無断掲載、「〇〇が治った」「〇〇件の患者が来院」といった効果の誇示は違反になりやすいです。
SNS運用でも同様のルールが適用されます。外部の集客代行業者に依頼する場合も、必ずガイドライン準拠かどうかを確認してください。
Q6.集客費用をかけずに患者を増やす方法はありますか?
Googleビジネスプロフィール(MEO)、ホームページのSEO対策、SNSの自社運用は、広告費なしで継続できる集客方法です。
特に開業初期はMEO対策から始め、クリニック名・診療科・地域名・診療時間を正確に登録することから取り組みましょう。患者からの口コミが増えれば、自然と新規患者が増えていきます。
クリニック・病院の集客まとめ

クリニックの集客に取り組む際に最も大切なのは、「何から始めるか」の優先順位を決めることです。
集客を始めたばかり、または認知度が低い段階であれば、費用のかからないMEO(Googleビジネスプロフィール)と口コミ獲得から着手しましょう。
次に、ホームページのSEO対策でオーガニック流入を増やし、中長期的な集患基盤を作ります。即効性が必要なら、リスティング広告やサジェスト広告を組み合わせてください。
どの施策も「新規患者を集める→リピートに繋げる」という流れを意識して設計することが、安定した経営につながります。
ランクアップ株式会社では、クリニックのWeb集客支援も対応しています。
MEO対策・SEO対策・Web広告の設計など、何からやればよいかわからない段階からご相談いただけます。お気軽にお問い合わせください。
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