最近では、店舗やサロン集客でLINE公式アカウントを使うところも増えてきました。
実際に、LINE公式アカウントを使うことで集客を加速させて売り上げをアップさせることはできるのですが、もったいないことに「導入しただけ」になっていたり、効率良く運用できている方が少ないように感じます。
そこで今回の記事では、LINE公式アカウントを活用した「予約数(来店数)を増やすための運用方法」について5ステップで解説していきます!
そもそもLINE公式アカウントをまだ導入していない方や初期設定をしていない方は、こちらの記事からアカウントを作成して初期設定をしておきましょう!
→LINE公式アカウントを開設したらやっておきたい初期設定と確認事項
目次(タップでジャンプ)
店舗やサロンでLINE公式アカウントを使うと良い理由
LINE公式アカウントを使うことで、集客から来店までの導線をスムーズに設計することができます。
店舗やサロン集客に適した公式LINEアカウントの機能
こちら記事で動画解説していますが、
→飲食店などの店舗集客!無料のLINE公式アカウントで集客力と売上アップ!
- メッセージ一斉配信
- 個別チャット機能
- WEBサイト化
- LINE VOOM(旧タイムライン)
- LINE PAY連携
この辺りの機能を活用することで、新規客・リピート客の集客を加速させることができます。詳しい使い方や設定方法に関しても動画で解説していますので参考にしてください。
公式LINEアカウントの自動化によるリソース削減
公式LINEアカウントは非常に便利で効果的なツールですが、定期的に運用するにはどうしても負担になります。
そのため、できる限り負担を減らすための「自動ツール(無料・有料)」を導入することで、定期的な配信やクーポンの発行なども自動で行ってくれます。
自動ツールに関しては、この後の「LINE公式アカウントから予約に繋げる5ステップ」で詳しく解説していきます。
公式LINEアカウントは無料で負担なく使える
LINE公式アカウントのフリープランは無料で利用することができるので、負担なく導入することができますし、パソコンでもスマートフォンでも設定などの操作ができるので非常に便利です。
LINE公式アカウントでは3つの料金プランをご用意しています。
無料から始めることができるため、どなたでもご利用しやすく、シンプルな料金プランとなっています。
フリープラン ライトプラン スタンダードプラン 月額固定費(税別) 無料 5,000円 15,000円 無料メッセージ通数 200通 5,000通 30,000通 追加メッセージ料金(税別) 不可 不可 ~3円
今では使っていない人を探す方が難しくなったLINEは、お客様とのコミュニケーションツール、販促ツール、集客ツールとしても使えるので、まだ導入をしていない方は必ず導入するようにしましょう。
LINE公式アカウントから予約に繋げる5ステップ
LINE公式アカウントを使って、スムーズに集客から予約(来店)へ繋げるための流れについて5ステップで解説していきます。
ステップ①:「圧倒的なプレゼント」「面白い施策」で友だちを集める
LINE公式アカウントを開設して、初期設定を行った後は、友だちを集めていく作業が必要になります。
その時にクーポンや割引券などを配布して、友だちを集めようとする方がほとんどで、もちろん、クーポンや割引券は「行動を促すために非常に強力な切っ掛け」になるので非常に良い施策です。
ただし、ここで重要なのが「圧倒的なプレゼント」や「面白い施策」をするということです。
考えてみてください。
仮に10%OFFのクーポンをもらったとして、そのクーポンを切っ掛けに予約を促せるのは、「すでに商品やサービスに興味を持っている(使用したことがある)ユーザー」です。
「すでに興味を持っている→クーポン貰ったから使ってみよう」この流れが通常で、新規でLINEの友だち追加をしたユーザーは「そもそもサービスを利用するか検討中」なのです。まだ気持ちが高まっていない状態です。
「購買行動の心理」でも、まだまだ下層に位置しています。
ですから、友だち追加をしてもらう初期の段階では「圧倒的なプレゼント」や「面白い施策」を用意して、まずは友だち追加してもらうことだけを考えて仕掛けを作っていきましょう。
その先の「検討→行動(予約)」を促す仕掛けは、次のステップ2で行っていきます。
- あなたが自分の商品やサービスにちょっとだけ興味を持ちました。LINEの友だち追加をするなら、どんなプレゼントや企画、キャンペーンだったら友だち追加したいと思いますか?
まずはお客様目線でこれを考えてみましょう。
LINEを使って「オンラインサロン集客」「飲食店集客」を成功させた実例動画もあるので参考にされてみてください。
ステップ②:「予約しない人」から「予約してくれる人」へ
オンライン集客を始めたばかりの方に多いのですが、「Web上に露出をして、LINEの友だち追加をしてもらったらすぐに予約が入る」と勘違いしている方が非常に多いのですが、これは大きな間違いです。
仮に100人の友だち追加があれば、その内の数名は直ぐに予約をしてくれるかもしれません。
しかし、ほとんどのユーザーは「友だち追加をしたときはまだ検討段階」なので、この検討ユーザー(興味を持っている人)に対して、行動してもらう(予約してもらう)ための仕掛けをしていく必要があります。
では行動してもらうためには「どんな仕掛けをしていけば良いのか?」についてですが、最初はこの2つを意識してください。
- ①ユーザーの不安や悩みを解決するための価値を提供する
- ②理想の未来(ベネフィット)を具体的にイメージしてもらう
1:ユーザーの不安や悩みを解決するための価値を提供する
検討段階のユーザーは「このお店で大丈夫かな?」「どんな人が対応してくれるのかな?」「自分の悩みが解決できるのかな?」など、少なからず不安を抱えています。
この不安を解消するために、「スタッフの写真」「サービス内容」「どんな人におすすめか?」など、ユーザーの不安を解消するようなものを用意しましょう。
ちなみに、オンライン上では「テキスト→音声→動画」の順で情報が伝わりやすいので、できれば動画で情報を伝えられると良いですね。
2:理想の未来(ベネフィット)を具体的にイメージしてもらう
理想の未来(ベネフィット)も同様で、サービスを利用すればどう変われるのか?どんな未来が待っているのか?を明確に伝えてあげましょう。
このときに、表面化している顕在ニーズだけではなく、「あ、そういえばそれも嬉しい!」と思われる潜在ニーズまで掘り下げてベネフィットを伝えることができればいいですね!
→ベネフィットの意味とは?Webマーケティングで活用して集客する方法
このように、ユーザーの不安や悩みを解決しながら理想の未来を想像してもらって、「検討→行動」してもらう確立を少しずつ上げていくことが重要です。
ちなみに補足で、商品やサービス内容、単価によっても数値は変わってきますが、一般的には2~3%の成約率になる仕組みを作れば成功と言われています。
「100人友だち追加されたら、2~3人が行動してくれる(予約してくれる)」仕組みを作るイメージです。
ステップ③:興味がある人にだけセールスする
ステップ3はセールス(販売)のフレーズです。
セールス(販売)で注意しなければいけないのは、「見込みが低いお客様にはセールスしない(興味がある人だけにセールスする)」ということです。
LINE公式アカウントは、友だち追加してくれている人に対して一斉にメッセージを配信することができるので便利でありがたい機能なのですが、場合によっては、これはあまり効率が良い方法ではありません。
→【動画付き】飲食店などの店舗集客!無料のLINE公式アカウントで集客力と売上アップ!
というのも、「全員に一斉配信する=購買意欲が低いユーザーにも配信する」ことになり、購買意欲が低い段階でセールスばかりされるとユーザーの気持ちが離れてしまうこともあります。
そのため、自分の商品やサービスに興味がある人に対してだけセールスをして、まだ興味関心が薄いユーザーにはステップ②に戻って、価値を提供したりベネフィットをしっかりと伝えていきましょう。
ちなみに、どのユーザーが何に興味があるのか?などを判断するのに使うのが、LINE公式アカウントとは別の外部ツールです。
有名な外部ツールだと月額3万円以上必要ですが、私がクライアントさんに推奨している外部ツールは無料でも使うことができるので参考にしてみてください。
外部ツールを使って、タグやシナリオでユーザーを管理していくことで、興味関心がある人に対してセールスをして、反応が無かったり興味関心が薄い人にはセールスをせず、興味を持ってもらうための動画などを別で送ることができます。
ステップ④:LINE上で簡単に予約ができるようにする
興味がある人にセールスを行うことで、予約数はアップしますが、このときに予約する方法が難しかったり手間になってしまうと、それだけで離脱に繋がることもあります。
一番良い方法としては「電話予約&オンライン予約」の両方を取り入れることです。
人によっては電話で予約をしたいと思っている人もいますし、オンラインでサクッと予約したいと考える人もいます。そのため、どちらでも予約ができる仕組みを作っておきましょう。
例えば、「予約」という項目をリッチメニューで作成して、予約をタップすると「電話予約」と「オンライン予約」の両方が選択できるメッセージを自動で流れるなども良いと思います。
オンライン予約システムの種類は色々あるので好きな物を利用すれば良いですが、機能として
- リマインドメール(リマインドLINE)
- 顧客情報の管理
この2つの機能が付いているシステムを利用しましょう。
既にオンライン予約を取り入れている方なら分かると思いますが、電話予約に比べて、オンライン予約の場合はどうしても来店率が下がります。(※無断キャンセルなどもあるということ)
そのため、リマインドメール(リマインドLINE)を自動的に送ってくれる機能が備わっていると、それだけで無断キャンセルは少なくなります。
また、顧客情報の管理も、システム上で一元管理することができれば、サービスの利用者にだけクーポンを発行したり、リピートを促す施策を行うこともできます。
スムーズに予約を受け付けることも大事ですが、その先のことも考えたうえで、自分の事業(ビジネス)にあったシステムを導入していきましょう。
ステップ⑤:リッチメニューを有効活用する
最後はリッチメニューの有効活用についてです。
そもそもリッチメニューを導入していない場合は、今すぐ導入してください。また、リッチメニューを作る時には「タブ切り替え」ができるように作るようにしましょう。
タブ切り替えができるだけで、ユーザーに伝えられる情報が増えて興味持ってもらえる可能性が高くなります。
タブ切り替えは通常2,3万円の月額費用が必要ですが、下記ツールを使えば無料で導入できるので活用していきましょう。
→プロラインフリーの導入方法や使い方を解説!無料で公式LINEを自動化しよう
ちなみにあなたは、このリッチメニューにどんな項目を表示させていますか?(させる予定ですか?)
お店の情報や予約を掲載するのは当たり前ですが、他のオススメとしては「細かな商品情報(サービス情報)」を表示させておくようにしましょう。
例えば、あなたが「脱毛サロン」を経営しているとします。
その時リッチメニューには「足脱毛」「腕脱毛」「ワキ脱毛」「背中脱毛」「全身脱毛」など、細かなリッチメニューを作成し、お客様がタップすると、その詳細情報が確認できるようにしておくということです。
お客様が、足脱毛に興味があれば自分でタップして情報を得ようとしますし、全身脱毛に興味があれば全身脱毛の項目をタップします。
このように、お客様が自分で得たい情報を取りに行ける状況を作っておきましょう。
よくある間違いは、LINE公式アカウントの全体配信で足脱毛のことを配信してしまうパターンです。
脱毛に興味があっても、全員が足脱毛に興味がある訳ではないので反応率は下がってしまいますし、場合によってはブロックされてしまいます。
そうならないためにも、全体配信ではクーポンやキャンペーン情報などを配信して、「興味ある項目をタップして下さいね!」くらいの軽い感じで行動を促せば良いのです。
そうすることで、足脱毛に興味がある人は、タップした先のページで詳細情報を取得して、予約ページへ進んでくれるようになります。
LINE公式アカウントで予約数(来店数)を増やす5ステップのまとめ
今回はLINE公式アカウントで予約数(来店数)を増やすためのステップを順に解説してきました。説明した5ステップを少し改善するだけでも予約数は増えるはずです。
また、LINE公式アカウントを使ったマーケティングは基本的に「リストマーケティング」になります。
リストマーケティングは、江戸時代の大昔から続くマーケティング手法で、売上げを上げて、ビジネスを安定させるためには必須スキルなので、ぜひ一緒に学んでみてください!
LINE公式アカウントにはまだまだ沢山の機能があって、使い方によっては新規・リピートのお客様を呼び込むこともできます。
LINE公式アカウントを活用して、集客を加速させて売上をアップさせていきたいと思われているのであれば、まずはこちらの5本の集客動画から確認してみてくださいね!
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