バンドワゴン効果はWebマーケティングでも良く活用される心理トリガーです。
使い方を学べばキャッチコピーやコピーライティングなどに応用できます。
当記事ではバンドワゴン効果についてや、Webマーケティングで活用する方法、注意点などを解説します。
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目次(タップでジャンプ)
心理トリガー:バンドワゴン効果とは
バンドワゴン効果とは、一般的に「多くの良い評価が集まっている商品・サービスに対してより多くの良い評価が集まる」心理トリガーを指します。
バンドワゴンの意味はバンド(音楽隊)+ワゴン(車)を指し、パレードの音楽隊に多くの聴衆が付き従っていることをイメージすると分かりやすいです。
Webマーケティングで活用する前に以下の内容に沿って、予備知識を付けておきましょう。
- バンドワゴン効果の成立背景
- バンドワゴン効果が活用されるタイミング
- バンドワゴン効果の活用例
バンドワゴン効果の成立背景
バンドワゴン効果は経済学や政治学など様々な分野で活用されている心理トリガーです。
アメリカの経済学者ハーヴェイ・ライベンシュタインが名付け親になっています。
とはいえ、昔から活用されている心理トリガーなので、立証される前から人々の心を動かしてきたと言えます。
ちなみに社会学でのバンドワゴン効果は「社会的証明」という心理トリガーと同じように表現される場合もあるので、混同しないようにしましょう。
バンドワゴン効果の活用例
バンドワゴン効果が活用されるタイミングの一例を紹介します。
- 選挙:得票数が多いことが公表されると、より多くの票が集まりやすくなる
- SNS:「いいね!」や「フォロワー数」などが多い発信者には、さらに評価が集まりやすい
Webマーケティング以外の場面でも活用される場面が多くあり、日常生活に溶け込んでいる心理トリガーです。
口コミや評判などを活用する場面が多くあることから、バイラルマーケティングとも相性が良いので以下の記事も参考になります。
Webマーケティングでバンドワゴン効果を使う方法
Webマーケティングでバンドワゴン効果を使う方法の一例を紹介します。
コツさえ掴めば、バンドワゴン効果を効果的に活用できるので手法を覚えましょう。
活用方法1.キャッチコピーで購買行動を促す
LPやホームページ、セールスレターに「多くの方が購入していること」を示すキャッチコピーを加えることで、バンドワゴン効果と社会的証明から購買行動を促せます。
多くの人が商品・サービスを活用して効果を実感していることは、広告文の信ぴょう性を増してくれます。
たとえば、興味のある商品・サービスLPのファーストビューに「1万人が愛用!」や「お客様満足度98%!」といったコピーがあると、続きを見てみようという心理が働くはずです。
すると、商品のメリットや口コミ・評判などを深く知り、どんどん購入したい気持ちが膨らみます。
このようにキャッチコピーでバンドワゴン効果を活用すると、続きを読みたくなる効果から購買行動の促進に繋がります。
活用方法2.限定セールを活用する
限定セールを企画することも、バンドワゴン効果からユーザーの購買行動を促します。
バンドワゴン効果と限定性の心理トリガーや、プロスペクト理論などの心理トリガーが複合して働き、「今買わないと損だ!」とユーザーは感じやすくなります。
どのような心理状態になるかの一例を挙げると以下のとおりです。
- バンドワゴン効果:多くのユーザーが購入しているから人気の商品なんだ
- 限定性:限定セールだから希少性があるのでは?
- プロスペクト理論:今買わないと損をしてしまうかも…嫌だな
バンドワゴン効果から他の心理トリガーも複合的に働き、限定セールでは多くのユーザーが商品・サービスに注目します。
活用方法3.口コミや体験談などを集めて公表する
口コミや体験談などを集めて公開すると、社会的証明とバンドワゴン効果からユーザーの購買行動を促します。
Amazonのレビューを考えてみると分かりやすく、多くのレビューが集まっている商品はたくさんのユーザーから求められていると感じやすいです。
もちろんレビュー全てが真実かどうかは分かりませんが、数が多いだけでも効果的です。
ただし、自身で口コミや体験談などを集めて公表する際には嘘があってはいけません。
バンドワゴン効果をWebマーケティングで活用する際の注意点
バンドワゴン効果をWebマーケティングで活用する際の注意点は以下のとおりです。
- 嘘の情報を載せない
- 商品力が備わっていないと持続しない
それぞれ解説します。
嘘の情報を載せない
口コミや体験談、キャッチコピーなどにバンドワゴン効果を含める場合には、嘘の情報を記載しないでください。
嘘の情報を記載してしまうと景品表示法違反になってしまう恐れがあり、リスクが高すぎます。
また嘘の情報でしか購買行動を促せないのなら、商品力がなく持続しないビジネスだと認識してください。
商品力が備わっていないと持続しない
バンドワゴン効果で一時的に売上を伸ばせても、商品力が備わっていなければ持続しません。
一度購入したユーザーは実際の効果と広告などに記載されている効果を必ず比較します。
比較された際に期待していた効果と違う効果であれば、リピートに繋がらず売上は縮小します。
一般的に「上げて落とす」ゲインロス効果が発揮されると、より悪い評価が集まるため注意が必要です。
バンドワゴン効果と似ている心理トリガー
バンドワゴン効果と似ている心理トリガーの一例を紹介します。
- スノッブ効果
- アンダードッグ効果
どの点が似ているのか簡潔に回答します。
スノッブ効果
スノッブ効果はバンドワゴン効果と逆の心理的作用を起こす心理トリガーです。
多くの人が活用している商品・サービスだからこそ「使いたくない!」と考えるユーザーも一定数います。
スノッブ効果はバンドワゴン効果と反対の作用をするので、表裏一体の関係性と考えましょう。
アンダードッグ効果
アンダードッグ効果は「逆境」が人の心理を動かすことを示した心理トリガーです。
不利な状況からの逆転勝利を演出すると多くの評価が集まりやすい点が、バンドワゴン効果の多くの人から評価された商品・サービスにより評価が集まりやすい特徴に似ています。
ビジネスシーンのプレゼンテーションや演説などでも活用できる心理トリガーなので、気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。
心理トリガー:バンドワゴン効果まとめ
今回の記事ではバンドワゴン効果を解説してきました。
バンドワゴン効果はWeb広告やSNS、ホームページなどのWebマーケティング施策に応用が可能です。
特にLPのキャッチコピーに活用する際におすすめしたい心理トリガーです。
心理トリガーを活用してWebマーケティングを加速したい方は以下のページも見てみてください。
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