飲食店などの店舗では、インターネット(Web)を活用した集客を考えている人が多くなっていますが、あなたならどんなWeb集客方法を実践しますか?またはどんな集客方法を実践していますか?
例えば、
- LINEが流行ってるからやってみよう!
- Instagramでインスタ映えだ!
- Twitterでバズれば人が集まる!
- Facebookページを作ってフォロワーを増やそう!
などと、流行りや周りの良い噂だけを聞いて、色々なWeb集客に手を出している人がいますが、そういった人ほどWeb集客があまり上手くいっていない印象があります。
うまくいかない理由は色々ですが、ほとんどは手を出し過ぎて続かないことが原因です。
じゃあ何をすれば良いのかというと、2022年現在で飲食店などの店舗集客をしようと考えているのであれば、LINE公式アカウントを活用するのが一番効率が良いと考えています。
なぜLINE公式アカウントが効率が良いのか?
今回の記事では、LINE公式アカウントが集客において効率が良い理由や効果を解説していきます。
ちなみにLINE公式アカウントの基本的な機能やアカウント開設がまだの場合は、こちらの記事を参考にして下さい。
fa-youtube-play動画でチェック!
目次(タップでジャンプ)
LINE公式アカウントが店舗集客に向いている理由
LINE公式アカウントが店舗集客に向いている理由は、
- 一斉配信が行える
- LINE VOOM(旧タイムライン)が使える
- WEBサイト化できる
他にも細かなメリットはありますが、この3点は非常に重要なポイントです!
この3つの機能を利用することで、一斉配信で顧客との関係を構築することができるのでリピート客の増加に繋げたり、ホームページや商品販売ページの代わりになったり、新規顧客の獲得につなげることもできます。
活用方法はこの後の章で説明しますが、「一斉配信」でお客様に直接お知らせを届けられるのは、他のSNSには無い大きなメリットです。
LINE公式アカウントのイメージとしては「HP(ブログ)とInstagramとメルマガスタンド」を合体させた超高性能な集客ツールという感じです。
そんなツールが無料で、しかも店舗で使えるクーポンや予約などの機能も豊富なので、LINE公式アカウントは店舗集客に向いています。
店舗でLINE公式アカウントを活用する5つの方法
LINE公式アカウントはかなり沢山の機能があるので、全て活用するのはかなり大変です。
そこでまずは、これだけは最低限活用した方が良い5つの機能を紹介します。
- ①メッセージ一斉配信
- ②個別チャット機能
- ③プロフィールWEBサイト化
- ④LINE VOOM
- ⑤LINE PAY連携
店舗でLINE公式アカウントを使うのであれば、この5つは活用していきましょう。
それでは簡単に説明していきます。
LINE公式アカウントの店舗活用法①:メッセージ一斉配信
「メッセージ一斉配信」の機能は、LINE公式アカウントを持っている人ならほとんどの方が利用されていると思いますが、友だち追加してもらったお客様に対して、一斉に同じメッセージを送信することができる機能です。
他のSNSで(TwitterやInstagram、Facebookなど)、フォロワーに対して直接メッセージを伝える手段は1通1通しか送れないDM(ダイレクトメッセージ)しかありませんが、LINE公式アカウントの場合は1回の配信で友だち全員に情報を届けることができます。
また、ご存知の通り、LINEはメッセージを受信した側がスマホにポップアップ表示されたり、スマホの上部にメッセージとして表示されるので、LINEの開封率が高くなり情報が届きやすい傾向があります。
LINEでのコミュニケーションが一般的になった現代で、この「メッセージ一斉配信」の機能は非常に効果的でメリットのある機能です。
LINE公式アカウントの店舗活用法②:個別チャット機能
「個別チャット」機能は、他のSNSで言う「DM(ダイレクトメッセージ)」のようなイメージです。
ただどうでしょうか?あなたがお客様の立場だったら、
- TwitterやInstagramなどのDMから質問する
- LINEの個別チャットで質問する
どちらの方が質問しやすいでしょうか?
おそらく「LINEの個別チャットで質問する」方が、質問しやすいと答える人が多いと思います。
その理由は先ほども説明した、LINEでのコミュニケーションが一般的になって、知り合いの友だちと会話しているよう感覚でLINEを利用するようになったからです。
その結果、企業のLINE公式アカウントでも質問や問い合わせしやすい環境ができたのです。
お客様からの質問や問い合わせなどの生の声は、商品やサービスの改善や新しい企画の非常に貴重な意見になります。
そのため、個別チャット機能を活用して、どんどんお客様から声をいただける環境にしておきましょう。
LINE公式アカウントの店舗活用法③:WEBサイト化
LINE公式アカウントの「プロフィールページ設定」では、多くの情報を設定しておくことができます。
- Webサイト情報
- 地図(GoogleMap)
- 電話番号
- 営業時間
- 価格帯
- 住所
- 各SNS
- ショップカード&クーポン
- デリバリー情報(宅配・テイクアウト)など
正直、これだけLINEを使うユーザーが多い日本では、高い金額でホームページを作るよりも、「LINE公式アカウントそのものをWebサイト化」する方が、ユーザーの目に止まりやすいのが現実です。
既にホームページを持たれているのであれば、LINE公式アカウントと紐付けを行えば、よりアクセスを集めることもできます。
プロフィールページ設定の方法については、こちらの記事で詳しく解説しているので、まだ設定していないのであれば設定してみてください。これだけでもアクセスを集めることはできます。
LINE公式アカウントの店舗活用法④:LINE VOOM(旧タイムライン)
毎日Instagramに綺麗な写真を投稿したり、Twitterで何ツイートもつぶやいたり、かなりの労力を費やしてSNS集客に力を入れている人も沢山いると思います。
しかし、そんな方の多くが、LINE公式アカウントの「LINE VOOM(旧タイムライン)」には投稿していないのです…
せっかくきれいな写真を撮影したり画像を作るのであれば、同じ文章や同じ写真でも良いので、「LINE VOOM」にも投稿してみてはどうでしょうか?
「LINE VOOM」に投稿することで、友だち追加してくれているLINEユーザーに投稿が表示される可能性があります。
しかも、これはメッセージの通知と一緒で、下の画像のようにスマートフォンの通知に「○○さんが投稿しました」と通知を届けてくれることもあります。
こういった通知が表示されることで、投稿の閲覧数もアップしますし、そこで先ほど③で説明した「プロフィール設定」をしっかりしておけば、店舗の情報をユーザーに伝えることができます。
コピー&ペーストの作業はありますが、別のSNSに投稿しているのであれば、同時に「LINE VOOM」にも投稿するようにしてみましょう。
LINE公式アカウントの店舗活用法⑤:LINE PAY連携
店舗で電子決済を導入しているのであれば、「LINE Pay」も導入しておきましょう。
理由は、お客様がLINE Payで支払ったときに、支払い完了画面で自動的に友だち追加を促すことができます。
しかも、LINE PayとLINE公式アカウントの連携は無料なので使わない手はありません。
→LINE Pay公式サイトfa-external-link
申し込みから利用開始まで、すべてオンラインで完結するので、実店舗でビジネスをされているのであれば導入を検討してみると良いでしょう。
電子決済を導入すると、決済手数料が数%引かれてしまいますが、それ以上に友だち追加してくれたユーザーがいれば、その後のリピートをしてもらう仕掛けを作っておけば手数料どころの利益ではありません。
「損して得取れ」ではありませんが、ビジネスではその視点も重要ではないでしょうか。
LINE公式アカウントは新規顧客の集客に向かないのか?
LINE公式アカウントは「新規集客に向かない」と思われる方も多いようです。
その理由は、LINEを使った新規集客する方法(ノウハウ)があまりインターネット上に公開されていないからです。
実際に色々ネット検索してみましたが、私と同じやり方でLINE公式アカウントを使った新規集客をしている記事は見当たらなかったです。
また、他のSNSと比べると拡散性や集客力が弱いのも事実です。
ですが私のクライアントは、毎日のSNS投稿をしなくても、LINE公式アカウントだけで売上を40%以上アップさせたり、Webサイトへのアクセス数を何倍にもしたり、ラーメン屋でリピート率300%とかも出しています。
→地方の飲食店でリピート率300%アップ!LINEを使った集客の仕組みを3ヵ月で構築!
その結果から考えると、方法を知っていればLINE公式アカウントでも十分に新規顧客の集客は可能です。
先ほども説明したように「HP(ブログ)とInstagramとメルマガスタンド」を合体させたツールなので、新規集客もリピート集客もどちらもできる凄いツールです。
LINE公式アカウント×○○で集客力をアップさせよう
LINE公式アカウント以外に運用しているSNSがあるのであれば、同時運用で集客力をアップさせていきましょう。
イメージ的には、各SNSからLINE公式アカウントへ誘導するイメージで運用を行うことが重要です。
その点を踏まえて、どのSNSと掛け合わせるかを考えてみてください。
ただし、集客を始める前には必ずポジショニングやターゲットを明確にしておきましょう。集客の考え方についてはこちらの記事を参考にして下さい!
Twitter×LINE公式アカウント
Twitterと言えばやはり「拡散力」が有名なSNS媒体ですね。
日本人が何かをシェアするときに使うSNSとしてはTwitterが圧倒的に多いです。
Twitterは140文字のテキストがメイン(※画像や動画を添付することも可能)で、タイムラインが流れやすいので、露出を増やすにはアルゴリズムを理解し、多くツイートする必要があります。
プロフィール欄のWebサイトURLや固定ツイートにLINE公式アカウントの登録リンクを貼って、TwitterからLINE公式アカウントに誘導するようにしましょう。
- Twitterのアルゴリズム理解してる?フォロワーを増やし集客する必須知識
- Twitterのリプライとは?1回で20万インプレッションを叩き出した方法を公開!
- Twitterのインプレッションとは?自分で爆発的に増やす方法を大公開
- Twitterのフォロワー数を増やす5ステップ!集客を加速させるポイント
- Twitterはプロフィールでフォロワーを増やす!極秘ツイート術も大公開
- Twitterのエンゲージメントを意識してバズるツイートを作り出す方法
- Twitter『いいね』マル秘運用術!フォロワーを増やし集客に活かすテクニック
- ツイートアクティビティとは?3つの項目を理解しTwitter集客を加速させる
- Twitterの自動化ツール『T-HUNTER』で効率よくフォロワーを増やし集客する
また、先ほど説明したように「LINE VOOM」に投稿したら、そのURLをTwitterで投稿することでLINEへの誘導率もアップしていきます。
Instagram×LINE公式アカウント
Instagramは「画像や動画」をメインとしたSNSです。
写真などを投稿すると、投稿した画像がホーム画面に順番に表示されるので、見栄えのことを考えてある程度の統一感を出して投稿されている人が多いと思います。
そのため、お知らせやキャンペーンの告知は投稿にアップするのではなく、24時間で消えるストーリーズを利用される人も多いと思いますが、フォロワーが見てくれるかどうかは運次第です。
しかし、LINE公式アカウントを使えば直接お知らせを届けることができます。
そのため、Instagram単体で運用を行うのではなく、あくまでInstagramは興味を持ってもらい、LINE公式アカウントへ登録を促す運用の方が効果を得ることができます。
また、せっかくきれいな画像を作って、テキストも入力してInstagramに投稿するのであれば、同じ内容でも良いので「LINE VOOM」にそのままコピー&ペーストで投稿しましょう。
あなたも同じだと思いますが、ユーザーも頻繁に使うSNSの媒体は違います。
そのため、例えばLINE VOOMのテキスト内に、Instagramへの誘導リンクを貼り付けるなどしておくと、Instagramをよく使うユーザーはあなたのInstagramを見てくれるようになるかもしれません。
少しでもユーザーとの接触頻度を増やす意味でも、InstagramとLINE公式アカウントの同時運用はおすすめです。
Facebook×LINE公式アカウント
Facebookは世界で一番利用されているSNSです。
また実名登録が基本で、特徴として「事業」をされているユーザーが多い傾向があります。
Facebookは「個人アカウント」と事業用の「Facebookページ」があるので、Facebookページを作成し、事業情報を入力するようにしましょう。
参考までに、私のFacebookページを貼っておきます。
FacebookもLINE公式アカウントへ登録を促すためのリンクを貼ることができますし、投稿にも直接リンクを貼ることができるので、合わせて運用するのがおすすめです。
また、Instagramと同様に、Facebookに投稿した内容を、コピー&ペーストしてLINE VOOMにも投稿していきましょう。
YouTube×LINE公式アカウント
ご存知だと思いますが、YouTubeの運営元はGoogleです。
YouTubeは動画を主体としたコンテンツを配信することができ、下の画像のように動画の概要欄にWebサイトなどへのリンクを貼ることができます。
そのため、YouTubeからLINE公式アカウントへの登録を促すことができます。
YouTubeの月間利用者数は6,500万(※2022/1)を超え、Facebook(2,600万)とInstagram(3,300万)のユーザーを足した数よりも多いです。
また、動画の場合はテキストや画像以上に、雰囲気や感情が直に伝わるので、「ファン化されやすい」のも特徴です。
動画を撮影したり編集する最低限のスキルは必要ですが、今はスマートフォンなどで簡単に撮影編集できるようになってきているので、非常におすすめの媒体です。
Pinterest (ピンタレス)×LINE公式アカウント
Pinterest(ピンタレスト)は画像や動画をメインとしたSNSです。
イメージ的には下の画像のように、未来のために使うSNSツールです。
- 過去:Facebookなどでは「先週、子供と一緒にお菓子を作りました!」と、過去の出来事を投稿して交流する
- 現在:Twitterでは「今お菓子を作っています!」と、今日の出来事、今起こっていることをツイートする
- 未来:Pinterestでは、「今度創るお菓子はこれにしよう!」と、未来の行動のために情報を得る
このようなイメージで、SNSというよりもコンテンツ(情報)の保存に近い印象です。
そのため、Pinterestにお店の料理やクーポンの画像を投稿しておくことで、ユーザーが「今度使ってみようかな!行ってみようかな!」と保存してくれる可能性もあります。
また、ユーザーが画像をクリックするとWebサイトへアクセスすることもできるので、ホームページやブログ、LINE公式アカウントのプロフィールへ誘導することもできます。
画像メインで集客をしたいと考えているのであればおすすめの媒体です。
Web広告×LINE公式アカウント
ここまで紹介したSNS以上に集客力があるのが「Web広告」です。
Google広告やFacebook&Instagram広告など、多くのWeb広告がありますが、Web広告はターゲティングの精度が非常に高く、
- 一度Webページにアクセスした人へ配信
- 地域を絞って広告を配信
- 時間帯を絞って配信
- 家族構成、性別、年齢層、趣味、興味などを絞って配信 など
かなり細かいターゲティングの設定をすることができます。
さらにターゲティングを自分で設定しなくても、機械学習(AI)が非常に優秀なので、成約(コンバージョン)に繋がりやすいユーザーに広告を自動的に配信してくれるので、利用者側としても細かな設定をする必要が無いので非常にありがたいです。
Web広告からLINE公式アカウントへ誘導するページを作っておくだけで、毎日自動でお客様を集めることができるので、早くお客様を集めたい場合や、SNS投稿が苦手な方にはおすすめです。
そして登録してくれたユーザーに対して、自動でクーポンを発行したり、メッセージを送る自動化の仕組みを構築しておけば、来店やサービスを利用する可能性も高まります。
私のクライアントでも「Google広告×LINE公式アカウント」「Facebook広告×LINE公式アカウント」「サジェスト広告×LINE公式アカウント」の3つを効率よく運用してもらって、成果を上げてもらっています。
広告費を使うことに抵抗はあるかもしれませんが、1日500円程度から始めることができるので、まずはお試しで利用してみるのも良いのではないでしょうか。
店舗集客はLINE公式アカウントを使おうについて最後に
今回の記事では、飲食店などの店舗集客でLINE公式アカウントを使うメリットや他のSNSと掛け合わせた集客について説明してきました。
TwitterやFacebook、Instagramを使って集客に力を入れている店舗は多いですが、LINE公式アカウントを使う店舗はまだ少ないのが現状です。
さらに、使っていたとしても効果的に運用できている方も少ないです。
今後、集客や露出に力を入れていきたいと考えているのであれば、LINE公式アカウントを活用して集客する方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
正しく運用すれば、必ず良い結果は現れます!それがLINE公式アカウントです。