
個人サロンを開業したのはいいが、集客があまり上手く行かない、と悩んでいる方も多いはずです。
個人サロンには多数の業態があり、美容室、ネイルサロン、エステサロン、オンラインサロンなど多くの方が運営されています。
参入障壁が低いため、多くの方が夢を叶えるためにチャレンジしようと考えますが、集客スキルがないことから苦労している方も少なくありません。
そこで、今回の記事では個人運営の店舗型サロン、オンラインサロンで集客を成功させるための方法を具体的に解説していきます。
- >>まず個人サロンでWeb集客を成功させるための手順が知りたい方
個人サロンでWeb集客を成功させる方法へ - >>個人サロンで集客する手段を色々見てみたい方
個人サロンの集客方法11選へ - >>個人サロンで集客が上手くいかない原因を探りたい方
個人サロンで集客ができない原因と対策へ
目次(タップでジャンプ)
個人サロンでWeb集客を成功させるための準備
個人サロンでWeb集客を成功させるための準備する項目として、以下のような準備があります。
- Web集客とは何かを知る
- Web集客の種類と特徴を知る
- どのくらいの費用が掛かるかを知る
Web集客という言葉は難しく感じるかもしれませんが、概要を知ればすぐに理解できるので、以下で詳しく確認していきましょう。
Web集客とは何かを知る
Web集客というと難しい言葉に聞こえるかもしれませんが、ネットで調べものをしている人であれば既に経験しています。
たとえば、「美容院+地域」のキーワードでGoogle検索をすると、Web広告やGoogleマップ、リスティング広告やGoogleマップ(MEO)、自然検索(SEO)などの検索結果が確認できます。
今回の例だけではなく、Web集客を行う際に、「どこに、なにが、どのように表示されるか」などを押さえておきましょう。
Web集客の種類と特徴を知る
Web集客は大きく分けて以下の3つがあります。
- Web広告運用:費用を支払ってユーザーの目につきやすい場所に広告を出す
- SNS集客:SNSを活用して広告費を使わずにメディア・媒体へユーザーを流入させる
- HP集客(SEO対策):Google検索をしたら自然に上位に表示されるようにする
これらの施策をできるところからスタートし、集客を開始してください。
どのくらいの費用が掛かるかを知る
Web集客ではどのくらいの費用が掛かるかも知っておくと良いでしょう。
具体的な費用の一例をまとめると以下のとおりです。
- Web広告運用:1日数百円〜数十万円まで幅広い
- SNS集客:基本的な使用料は無料
- SEO対策:サーバー代などで月々数千円
費用を払ってWeb広告で集客をするのか、リソース(時間や労力)を使って集客をするのかを理解したうえで運用をしていきましょう。
その他にもWeb集客で成果を収めている個人サロンや小規模事業者は複数あるので、気になる方はお客様の声を見てみてください。
個人サロンでWeb集客を成功させる方法
個人サロンでWeb集客を成功させる方法の一例は次のとおりです。
- MEO対策で地域密着型の個人サロンを目指す
- 地域を指定してWeb広告を配信する
- 地域系キーワードでSEO対策をする
それぞれを解説します。
STEP1.MEO対策で地域密着型の個人サロンを目指す
MEO対策をするには、まずGoogleビジネスプロフィールの登録が必要です。
登録すればすぐに反映されて効果のある施策です。
個人サロンを開業した際は、基本的には店舗の近くから集客を開始しますが、MEO対策は近くの店舗を探しているユーザーにリーチできます。
MEO対策が上手く行くとマップに強調される形で表示されるため、多くのユーザーが店舗に興味を持ってくれます。
他にも、GoogleMAP上にビジネスプロフィールを広告として表示する方法もあるので、早く集客をしたい方は以下記事を参考にしてください。
STEP2.地域を指定してWeb広告を配信する
Web広告は地域を限定して配信することも可能です。
地域を限定して配信することで、近くの見込み客を集客できます。
地域を指定しておけば、商圏から外れた地域に配信されることはないので、効果的な集客ができます。
STEP3.地域系キーワードでSEO対策をする
自身でホームページ集客をする場合には、地域系キーワードでSEO対策をするところからスタートしましょう。
地域系キーワードとは「ネイルサロン×地域名」、「フェイスエステ×地域名」、「ヘッドスパ×地域名」といったキーワードになります。
これらのキーワードをホームページのトップページやブログに効果的に記載すると、上位表示され自然流入が増え、集客できます。
なお、SEO記事の書き方やSEO対策の仕方は以下の記事を見てみてください。
個人サロンの集客方法11選
今回は、個人サロンが活用できる集客方法を11個紹介します。
効果的に集客を行うには、オフラインとオンラインの集客方法両方を知っておくことが重要です。
それぞれの集客方法を解説します。
立て看板を作成する
集客方法の1つに立て看板の設置があります。
のぼりや看板を用意している店舗も多いですが、近くを通る見込み客にキャンペーン情報を伝えるなどの立て看板は活用していない店舗も多いです。
たとえば、毎日変わる内容でも良いですし、キャンペーン情報をそのまま書いておいても大丈夫です。
見込み客が興味を持つであろう内容を記載し、タッチポイントにしましょう。
新規のお客様を獲得するキャンペーンを展開する
新規のお客様を獲得するキャンペーンを展開することは、オフライン・オンライン集客のどちらにも必須です。
新規のお客様が安定的に流入するようになると、集客にも安定性ができリピーターの獲得にもつながります。
たとえば、新規のお客様には体験コースとして短い時間で効果が実感できるコースを用意するのも施策の1つです。
このように新規のお客様向けのキャンペーンを、オフライン・オンライン集客に活用すれば集客の安定性に繋がります。
ホットペッパービューティーなどのポータルサイトに登録する
Web広告の一種になりますが、ホットペッパービューティーなどのポータルサイトに登録するのも集客を加速する方法です。
個人サロンを探しているユーザーが集まるポータルサイトであれば、集客に繋がる可能性があります。
たとえば、Google検索で「地域名+美容室」を検索した際にポータルサイトが上位に表示される地域も多いはずです。
このような状況からもWeb広告の一部としてページを整理し出稿しておくと良いでしょう。
地域紙・フリーペーパーなどを活用する
個人サロンの認知度を上げ、集客に繋げるのなら地域紙やフリーペーパーなどを活用しましょう。
地域紙やフリーペーパーは地域限定で配布する資料なので、見込み客に認知される可能性が高いです。
各エリアでフリーペーパーや地域情報誌が各家庭に配布されていると思いますが、その中で費用を支払えば一面に広告を掲載可能です。
掲載費用は掛かるものの、見込み客が読んでもらいやすい地域紙やフリーペーパーに取り上げてもらうのも集客方法の1つです。
チラシを配る
チラシを配るのも個人サロンの集客方法です。
新聞折込チラシが一般的ですが、許可を取って街頭などで手渡しのチラシ配りを行っても良いでしょう。
DMのようなチラシを作って、店先に置いておくことも可能なので、必要に応じて提供形態を変えてください。
DMを送る
商圏内の見込み客からの反応率を上げるなら、DMを送る方法もあります。
指定した住所にチラシやレターを送ったり、販促物を封入した封筒を送付したりなど送り方は多数あります。
仮にDM送付の費用を抑えたいのであれば、自身でポスティングを行うことも1つの方法です。
ホームページを作成する
どのような店舗形態であっても簡単なホームページは必ず作成してください。
外部のブログサービスを活用してみるのも良いですし、サーバー契約をしてWordPressを作成してみるのも良いでしょう。
今の時代、ホームページやブログの制作は難しくありません。
私のクライアントで60歳を過ぎた海鮮業者の方でも自分でブログ形式のホームページを作成しました。
自分で作ってみたい方は参考にしてみてください。
MEO対策をする
個人サロンでWeb集客の施策を行うならMEO対策は必ず理解するようにしましょう。
たとえば、「地域名+美容室」と検索した際には、基本的にGoogleマップが表示され、MEO対策がされた店舗が真っ先にマップ上に表示されます。
すると、見込み客は店舗のホームページや予約サイトを優先的にクリックします。
このようにMEO対策はGoogleビジネスプロフィールに登録するだけでも効果を発揮するので、必ず設定しておきましょう。
Web広告を配信する
Web広告は個人サロンの集客にとって重要な武器になります。
Web広告の一例は次のとおりです。
検索キーワードに対してアプローチするリスティング広告、画像や動画を使って訴求するSNS広告など、ターゲットや商品サービスによって使い分けていきましょう。
サジェスト広告を配信する
Web広告の中にはサジェスト広告という種類もあります。
サジェスト広告とは、検索エンジンにキーワードを入力した際に特定のキーワードが表示されるようにする広告です。
上記画像のように「新宿 美容室」と検索欄に入力すると、「メンズ」「安い」「ランキング」などのキーワードが表示されているのが分かります。
これらがサジェストキーワードと呼ばれていて、サジェスト広告はこのサジェストキーワードに特定のキーワードを表示させる広告です。
自然な形で特定のキーワードを表示させられて、広告感がないこともメリットなので、気になる方は以下の記事を見てみてください。
Instagram運用を開始する
SNS集客、特に個人サロンの場合はInstagramを使った集客を開始しましょう。
広告配信は費用が必ず必要になりますが、SNSを運用した集客は労力こそ必要ですが、費用は掛かりません。
Instagramは個人サロンのメインターゲットになりやすい女性客が多く利用するSNSなので、正しく運用して、影響力を付けていけば、継続的な流入に繋がります。
個人サロンにSEO対策は必要なのか?
SEO対策は個人サロンでも行いましょう。
「地域名+業種」だけであれば、ホームページとMEO対策で対策可能であり、キーワード選定などの本格的なSEO対策は必要ありません。
サロンの規模が拡大してきたタイミングで、本格的なSEO対策を行うと考えてください。
ただ、オンラインサロンの場合にはWebマーケティング施策がメインとなるので、SEO対策も並行しながら行う必要があります。
個人サロンで集客ができない原因と対策
個人サロンで集客できない原因の例は以下のことが考えられます。
- そもそも集客方法が間違っている
- 個人サロンが認知されていない
- ファン化の戦略がきちんとできていない
これらの対策を含めて解説します。
そもそも集客方法が間違っている
個人サロンを開業する際に集客スキルを身につけて独立する方は多くありません。
自己流の集客方法で間違ったことに資金を投入している恐れもあります。
たとえば、商圏を外れて新聞折込チラシを配布したとしても無駄な資金を投下していることになり、出費ばかりがかさみ集客もできません。
オフライン集客とオンライン集客の基本を押さえるところからスタートし、間違いがないように学ぶことが大切です。
個人サロンが認知されていない
正しい集客方法を展開しても、すぐに集客に繋がらないのは個人サロンが認知されていない可能性があります。
人が商品・サービスを購入する際には『注目・認知』が第一段階として必要です。
たとえば、「ここにヘアサロンがあるんだ!」と認知されていないと、『興味・関心』のフェーズに移りません。
そのため、正しい集客方法を展開しながら、店舗を知ってもらうためにSNSでの投稿、広告での認知なども同時に展開しましょう。
ちなみに、人の購買行動に関する9段階のモデルは以下の記事で解説しています。
ファン化の戦略がきちんとできていない
個人サロンで売上アップを目指すには、リピーターになってもらうためのファン化戦略が必須です。
ファン化戦略はオンライン・オフライン両方からのアプローチが必要です。
たとえば、公式LINEで体験談を発信したり、オーナーの個人的な趣味をInstagramのストーリーズなどで発信したりすることもファン化施策の手段です。
これらは戦略的に行っていく必要があるので、事前に計画し実行に移しましょう。
公式LINEで行っておくべき初期設定はこちらの記事で解説しています。
個人サロンの集客成功事例
個人サロンの集客成功事例を2つ紹介します。
- 口コミで集客数がアップした脱毛&エステサロン
- 売上げ2.5倍&顧客単価1.5倍にした女性専用キックボクシングジム
- 会員数を3ヵ月で40%も増やした有料オンラインサロン
どちらの個人サロンもWebマーケティング施策を効率的にした結果、集客の自動化を達成しています。
参考にしてください。
成功事例1.口コミで集客数がアップした脱毛&エステサロン
1つ目の成功事例は、Googleビジネスプロフィールで口コミ100件を達成し、Googleから集客できるようになりました。
脱毛など、お客様の悩みが深い分野では口コミを書いてもらいにくいものです。
コツをお聞きしたところ「お客様と常にコミュニケーションをとって関係性を築いた上で口コミをお願いした」と教えてくださいました。
Googleビジネスプロフィールは細かな商品をちゃんと掲載したり、カテゴリを作ったり、細部まで作り込まれているところも成功ポイントです。
口コミを増やして集客を増やすコツを具体的に知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
成功事例2.売上げ2.5倍&顧客単価1.5倍にした女性専用キックボクシングジム
こちらの事例は、自宅などのサロンではありませんが「女性をターゲットとした集客」で売上げ&顧客単価をアップさせた事例です。
女性専用ということもあり、内装やデザイン、キレイ、オシャレなどを意識し、Webサイトの作り方や文章の構築を行いました。
また、感覚での集客ではなく、数字を元に分析する集客方法を取り入れたことで、集客数をアップさせることができました。
こちらで記事で、動画付きで詳しく解説しているので参考にしてください。
成功事例3.会員数を3ヵ月で40%も増やした有料オンラインサロン
続いて紹介する事例は、公式LINEを利用して有料オンラインサロンの会員を3ヵ月で40%増やした事例です。
以前はSNSを毎日更新してもなかなか集客できませんでしたが、公式LINEとサイトを組み合わせてきちんと集客の仕組みを作ったところ短期間で成果を上げました。
今では検索結果の上位にサイトの記事が表示され、広告費をかけずに集客できるようになりました。
こちらの事例を詳しく知りたい方は、次の記事も併せてご覧ください。
個人サロンの集客まとめ
今回の記事では個人サロンの集客をまとめて解説してきました。
個人サロンの集客はオフライン集客とオンライン集客両方が必要になります。
オンライン集客に取り組む場合は以下のWeb集客施策を試してみてください。
特にWeb広告運用は、売上を最速で上げるためのWeb施策になるので多くの方が活用しています。
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